学びの内容

イツジ アケミ

井辻 朱美 教授

専門分野

英米ファンタジー

自己紹介・学生へのメッセージ

■自己紹介
歌人・作家・翻訳家。東京大学理学部生物学科卒・同大学院人文系研究科比較文学比較文化専攻修了。現在、白百合女子大学人間総合部児童文化学科教授。
趣味・・・オペラ(NHK・BSで数年間字幕を手がけていました)、裏千家茶道準教授、藤間流日舞名取(藤間翠宝)

■学生へのメッセージ
昨今の学生さんを見ていると、バランス感覚がよくて、くずれず、乱れず、スマート。
でも大学生の時期くらいは、貪る、狂う、入れあげる、追っかける(スターに限らず)、ということがあってもいいんじゃないか。そんなふうに思います。
担当科目
■児童文化学科 
イギリス児童文学入門
児童文学史・英語圏
子どもとファンタジー
卒業論文
演習
ネオ・ファンタジー
担当科目の内容
■児童文化学科
◇イギリス児童文学入門◇
いまもっとも光のあたっている、古くて新しいジャンル、ファンタジー。ファンタジーとは何か、神話の系譜の上にあるこの文学の現代的意味あいとその可能性を考えます。映像も積極的に活用してゆきます。

◇演習◇
主にファンタジーの作品(アニメ・コミック・映画などを含めます)をとりあげ、そこにあらわれた世界観、援用されている理論、目指されていることなどについて考えます。

◇ネオ・ファンタジー◇
前世紀末からファンタジーのブームが続いています。『ハリー・ポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』『ハウルの動く城』そして『ナルニア国物語』『ライラの冒険』『エラゴン』『ダレン・シャン』と、古典、新作取り混ぜての映画化ラッシュとそれによるファンタジー自体の変質。いったいこれはどういう現象だろう。90年代からの作品を中心に、新しいファンタジー観を探っていきます。かつては<現実vs別世界>のせめぎ合いがあったのに今は現実そのものが虚構化してしまっているのではないか。トールキン、エンデ、そしてローリング。三つの転回点を手掛かりに、視覚メディアを中心としたリアリティの問題についても考えていくつもりです。日本作家も取り上げます。

■大学院指導内容
海外の児童文学評論を読みながら、それぞれの研究テーマと照らし合わせて考えてゆく、という内容が主です。
業績
■著書
  • 『水晶散歩』(歌集・沖積舎)
  • 『遥かよりくる飛行船』(長編、理論社)
  • 『風街物語・完全版』(短編集、アトリエOCTA)
  • 『ファンタジーの魔法空間』(評論、岩波書店)
  • 『とっても奇蹟な日常』(エッセイ、voice社)
  • 『魔法のほうきーファンタジーの癒し』(廣済堂出版)
  • 『オペラ・ギャラリー50』(廣済堂出版)
  • 『ファンタジー万華鏡』(研究社)
  • 『お姫さま大全』(講談社)
  • 『映画にもTVにもなったファンタジーノベルの魅力』(編著・七つ森書館)

■訳書
  • 『アーサー王ここに眠る』(P.リーヴ、東京創元社)
  • 『夢の書』(O・R・メリング、講談社)
  • 『がたごとばんたん』(P.ハッチンス、福音館)
  • 『メルニボネの皇子』(エルリック・シリーズ)(M・ムアコック、ハヤカワ文庫)
  • 『剣の輪舞』三部作(E・カシュナー、ハヤカワ文庫)
  • 『図説・トールキンの指輪物語世界』(D. デイ、原書房)
  • 『影の王』(S・クーパー、偕成社)
  • 『図解・ファンタジー百科事典』(D・プリングル、監修、東洋書林)
  • 『妖精百科事典』(A・フランクリン、監修、東洋書林)
  • 『指輪の力』(J・チャンス、早川書房)
  • 『インカースロン』(C.フィッシャー、原書房)
  • 『とんがりぼうしのクロチルダ』(E.モンタナーリ、光村図書)
  • 『エリアナンの魔女』シリーズ(K.フォーサイス、徳間書店)
  • 『世界の絵本・児童文学図鑑』(ジュリア・エクルスシェア編・柊風舎)
  • 『孤児の物語』(キャサリン・M・ヴァレンテ、東京創元社)
  • 『フェアリー』(フラウド、リー、グラフィック社)
  • 『アーデン城の宝物』(共訳)(E・ネズビット、東京創元社)
など多数。
経歴
日本文藝家協会会員+日本ペン倶楽部会員+日本短歌協会理事
第21回短歌研究新人賞
第17回星雲賞SF長編翻訳部門
第43回サンケイ児童文学賞
第27回日本児童文学学会賞 を受賞
Page Top