学びの内容

ユイハラ ヒトシ

油井原 均 教授

専門分野

教育学(教師論・教師教育・中等学校史)

自己紹介・学生へのメッセージ

明治中期から昭和初期中期にいたる学校教師たちの教育実践分析などを研究課題にしてきました。偶然のめぐりあわせにより、主に戦前期の中等/高等教育沿革史の分野にもかかわってきました。
教職は「人間の成長によりそう」という特徴と魅力をもっています。また歴史的には、女性の社会進出と深い関係をもつ職業でもあります。それらをふまえつつ、近代に成立した「学校」という組織の(とらえようによっては、とても「奇妙」な)特質について、考えを深めていきたいと願っています。
担当科目
■国語国文学科
教職論・教育原理・道徳教育・教育実習など、中等学校の教員免許取得をめざす学生を対象とした教職科目の授業を主に担当しています。
教育原理
教育原理(中・高)
教職論(中・高)
道徳教育(中)
教育体験Ⅰ・Ⅱ(中・高)
教育実習(中・高)
国語科教育法Ⅱ
教職実践演習(中・高)
担当科目の内容
「教職論」の授業では、近代学校の成立、職業としての教職の成立と職務内容、給与も含めた社会的地位、職業文化的特徴などについて扱います。「教育原理」では、民俗学や歴史人口学などの成果にもふれながら、「学校教育」だけにとどまらない、より広い視野から教育について考えることをめざして講義を展開しています。
業績
■著書
「教師論を研究するために」(日本教師教育学会編『講座 教師教育学』学文社 所収)
「鈴木利貞と小学校教員社会」(久冨善之編著『教員文化の日本的特質』多賀出版 所収)
「昭和初期立教中学校の性格と進学動向」(『立教学院史研究』第9号 所収)
経歴
信州大学教育学部卒業後、義務教育諸学校に勤務。立教大学大学院文学研究科教育学専攻博士課程前期課程修了。同博士課程後期課程退学。芝浦工業大学特任講師、立教学院史資料センター研究員などを経て、現職。
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