所属 | 職名 | 教員氏名 | 保有学位 |
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人間総合学部児童文化学科 | 教授 | 森下 みさ子 | 家政学修士 |
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 |
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【1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)】 | ||
実物を用いた体験的授業 | 2008年04月~2024年継続 | 「おもちゃ」は実際に触れて遊ぶことにおいて力を発揮するものでもあるので、実物を用いての講義をこころがけ、合わせて実践が行われている映像や画像を積極的に用いるかたちで、受講生の体験や実感に訴える授業を試みた。 |
おもちゃインストラクター養成講座の活用 | 2008年10月~2024年継続 | 「おもちゃ論」の講義では行いにくい手作りおもちゃの理論と実践に関して、日本グッドトイ委員会主催の「おもちゃインストラクター養成講座」を学内で開くことにより、受講生のより広いニーズに応えることができた。2020,21年はコロナ禍により開講できなかったが、2022年より再開。 |
ゼミ合宿による研究成果のまとめと施設見学 | 2008年9月1日 | 前期に行ったアニメ作品の解読の総括を合宿の形で行うことにより時間をかけて深く読み解きファイルにまとめることができた。また、宿泊先に近い絵本美術館・おもちゃ博物館の見学を行い、児童文化財や児童文化活動に関して具体的に学ぶ機会を得た。 |
おもちゃのぐるりんの活用 | 2009年4月~2024年継続 | 武蔵野市の依頼でアドヴァイザーをしている施設にて卒業制作の玩具を使ってもらい、その成果をゼミや授業で報告することによって、玩具の可能性を考えてもらうと同時に玩具制作の意欲を高めることができた。4年次に玩具制作を行う者が子どもと玩具の関係を考える上でのヒントを提供してもらっている。 子育て支援における玩具の意味や可能性について、「おもちゃ論A」の授業において現場の状況を伝えて具体的に考えてもらう上で役立てている。 |
外部講師によるレクチャーの活用 | 2011年~2023年 | 「おもちゃ論」の授業において、その分野に詳しい外部講師を招いて専門的な話を聴く機会を設けている。2011年は、玩具の企画者およびゲームクリエイターを招いて、企画の意図、制作過程等を聴く機会を設けた。玩具製作に関心を持つ者はもちろんのこと、玩具を多面的にとらえる視点を具体的に示すことができ、受講生の関心を深めることができた。同様に2012年はカードゲームのクリエイターによるレクチャーを、2013年はゲーム文化研究者によるレクチャーを行い、玩具とゲームの関係やサブカルチャーおよびアートとの関連性についても学ぶ機会を得た。2014年はゲームクリエイターとゲーム文化研究者の両方に来てもらい、対談の形で子どもや若者とゲームの関係およびゲームの今後について話していただいた。ほかにも「ぬいぐるみ」制作販売の会社から、また、キャラクター制作会社から、それぞれ現場の方を講師としてお招きしガンバならではのモノ作りについて話していただいた。2015年、2016年ともゲームに関するレクチャーは外部講師を招いて最新の話題を提供してもらっている。学生の関心は高く、卒論のテーマや就職先の選択の幅を広げることにもつながっている。 2019年には、人形文化研究者の菊地浩平氏に「おもちゃ論B」での講演をお願いし、授業で取り上げるのとは異なる視点で「人形」を分析・考察する意味を伝えていただいた。サブカルチャーとしての玩具・人形の意味について、受講生の視野を広げることにつながった。 |
リアクションペーパーのテキスト化 | 2020年~2024年継続中 | 大人数授業においては各学生のリアクションペーパーに対して個別にコメントを返すことは難しい。が、マナバコースのレスポンあるいはアンケートを活用して、学生の反応を適宜コピーandペーストし、ポイントとなるところにコメントを挿入する形で次の授業に用いるテキストを作成している。受講生は、取り上げられた自分の意見に対するコメントを受け取ることもできるし、他の受講生の反応を知ることもでき、前の授業とのつながりを意識化して授業へのモチベーションをあげることに役立っている。 |
【2.作成した教科書、教材、参考書】 | ||
児童文化 | 2006/5/1 | ななみ書房(皆川美恵子・武田京子編著)p.84-98「子どもと情報」 |
演習児童文化 | 2011/11/13 | 萌文書林(小川清実編著)P.28-38「第3章:子どもの遊びの変化」 |
子ども文化 | 2014/3/15 | 文部科学省、p.27-37「遊びと遊具・玩具」、p.86-89「アニメーション」、p.91-97「テレビ、キャラクター、ゲーム」 |
【3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等】 | ||
【4.その他教育活動上特記すべき事項】 |
著書・論文等の名称 | 単/共 | 発行・発表の 年月 |
発行所・発行雑誌等 (巻・号を含む)の名称 |
該当頁数共 著者名等 |
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【著書】 | ||||
【MISC】 | ||||
おもちゃvsコロナ禍ーよみがえれ「密」の記憶ー | 単著 | 20210315 | 『開花宣言』 白百合女子大学人間総合学部児童文化学科研究室 13 | 38-44 |
内面化した移行対象、交換へ ーシーモンキーとの語り | 単著 | 20220315 | 『開花宣言』 白百合女子大学児童文化学科 14 | p.38-p.43 |
「デジタル着せ替え」再考 | 単著 | 20230315 | 『開花宣言』 白百合女子大学人間総合学部児童文化学科研究室 15 | 46-52 |
童女と怪物-“名前”をめぐって | 単著 | 20240315 | 『開花宣言』 白百合女子大学人間総合学部児童文化学科研究室 16 | 22-28 |
【論文】 | ||||
「紙人形の着せ替え」にみる表象・遊戯ーその変遷が意味するもの | 単著 | 20200525 | 『表象遊戯学研究部会論集Ⅰ』2020 日本人形玩具学会 Ⅰ | 26-33 |
【口頭発表】 |
年月日 | 学会等名称 |
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日本人形玩具学会 |