所属 | 職名 | 教員氏名 | 保有学位 |
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文学部英語英文学科 | 教授 | 島田 由香 | 文学修士 |
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 |
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【1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)】 | ||
ホスピタリティの英語 | 2014- | ホスピタリティ業界・海外旅行に興味を持つ学生に、はっきりした目的をもって英語を学ぶよう様々な場面の英語を繰り返し練習した。同時に国際的コミュニケーションには言葉だけでなく他国・自国の文化を理解することがいかに大切なことかを意識するようにABC・CNNなどのニュース映像、英字新聞記事を教材に使用した。世界地図や統計資料も使い、位置、数字に好奇心を持つように指導した。また、ホスピタリティ業界就職時に要求されるTOEICの点数取得をめざし、TOEICの学習を毎週30分行い、試験前には各学生が目標とする点数に向け個別指導を行った。結果、学生からは「TOEICの点数が200点もアップした」「ANA受験前にTOEICの点数がANAの条件を満たし、英語の試験免除になった」などの報告を受けた。 |
「海外ホスピタリティ研修A」 | 2016年~現在に至る | 工夫している点は研修準備である。研修準備ワークショップを出発前までに10回。英語で出席をとり、その日の授業で使うワークシートを配布。出発時の空港で使う英語、機内で使う英語、機内での食事に関する知識、宗教上の食事の内容を英語で確認。学生たちに滞在先のイギリスの歴史、現在、地理についてプレゼンテーションでより理解と期待感を持つように指導。それによって学生の理解度や問題意識、説明の不十分な点を把握し、次の回に反映させるよう心掛けた。補足説明や質問への説明は、個別でなく多くの学生に聞かせることにより緊張と集中力を持続させる効果があり、その結果、学生の理解度、満足度が予想より早く目標レベルに達している。また、イギリスにおいてブリティシュ・エアウエイズのトレーニング中は宿泊先で夕食後毎日1時間復習講義を行い、学生の理解不足を補うよう工夫している。帰国後は英語・日本語で滞在記を作成し、「行きっぱなし」「習いっぱなし」にしないように文章にして学んだこと、感じたことの定着を図っている。 |
海外ホスピタリティ研修B 台湾ホテルインターンシップコース | 2019年~現在に至る | 台湾のホテルインターンシップ準備として、6月から週1~2回昼休みを利用、台湾の歴史、食文化、観光地をプレゼン形式で発表を指導。この時に、映像、資料を準備して学生の学びに補足するように努めている。また、準備時期に英文研究室にTAインターンシップで研修中の静宜大学の学生から中国語のレッスンをグループ・個別で受ける。この時にあらかじめ、接客の中国語と日本語の資料を準備し、勉強しやすい教材提供を心掛けている。 |
【2.作成した教科書、教材、参考書】 | ||
【3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等】 | ||
白百合女子大学英語英文学科におけるホスピタリティ・マネジメントプログラム5年間の実践報告 | 20150527 | プログラムの順調な発展の背景にある時代の流れと学生の要望。 白百合のカトリック教育とホスピタリティ教育の親和性について。 |
【4.その他教育活動上特記すべき事項】 | ||
ホスピタリティ教育イベント「JALエアラインフォーラム」「ANAエアラインフォーラム」「ホテルフォーラム」 | 2016年~ 現在に至る | 講義だけでなくフォーラム開催を心掛け、土曜日に開催してなかなかホスピタリティの授業を履修できない他学科の学生にも参加できるよう、初めて聞いても内容が理解しやすいような講義を講師と共に作るよう努めている。特に心掛けている点は、異なるホテルによるフォーラム開催である。2017年は東横インCEO、2018年はキャピトル東急総支配人、2019年はホテルニューオータニ人材開発部長による基調講演を行い、各部門の社員から各ホテルのホスピタリティ、日本ならではのおもてなしへの取り組みを聞くことで学生が毎年参加して違いを体感できるように努めている。参加は各エアラインフォーラムは全学部学生120~140人、ホテルフォーラムは全学部の学生50~60人程度。保護者の参加希望も受け入れ、親子で同じ経験、知識を持てる機会を提供するように努めている。 |
海外ホスピタリティ研修A イギリス グロスターシャーカレッジ語学学校と英国航空訓練センター本部にて訓練 | 2016年~現在に至る(コロナで中断中) | ホスピタリティ業界就業に必要不可欠である英語能力向上とキャリア教育と関連させて、イギリス・グロスターシャー大学付属語学学校での研修とホームスティを経験し、ヒースロー空港近くに移動、英国航空訓練センターでトレーニングと座学を行う。2019年2月の研修は参加学生、募集10人をオーバーし16名。(ウェイティングが出たが訓練施設の関係で16人とした)、2020年3月は13名が参加。語学学校では英語の多様性を直に体験し、ホストファミリーや教師、英国航空の教官からイギリス英語に触れる機会を得、トレーニングセンターで、訓練している様々な国籍の客室乗務員を目の当たりにし、人種の多様性も直に体感できるという実践研修。 |
産学連携 オリンピック有償インターンシップ (産学連携) | 2019年~現在に至る | 2020東京オリンピックin2021を通し、学生たちが他者へ寄り添うことの大切さ、共生社会の大切さを肌で感じると同時に、将来の就職を意識するよう白百合女子大学とJTB,JET SETという産学連携を実現する。 |
産学連携 エアラインツーリズム産学連携ワークショップ2020 | 2020 | 第1回目「エアラインビジネスの現状とJALの将来戦略」学生にエアライン業界がCA職だけでなく地上職、企画職、様々な働き方を意識してもらえるよう企画。ゲスト講師に現役の宣伝部部長を招聘。JALの将来戦略について講義を受け、学生が学生視点でJALに何が必要かをディスカッションを行った。今後の予定連携は地方自治体、旅行会社と共に、ウイズコロナのツーリズムを考える機会を提供する。 |
Web開催 産学連携 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による出張講座 「A World for All !繋がろう-オリンピック・パラリンピック-」 | 202012 202101 | 様々な国、言語、宗教、人種の人間が集まり競うオリンピック・パラリンピックはまさに共生社会のひとつの形である。学生にだれもが輝ける共生社会の実現を意識するきっかけ、また国際交流の学びを提供。公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、特定非営利活動法人日本オリンピック・アカデミー(JOA)と産学連携を企画、講座開催(Zoom)。第1回目:12月「ファインダー越しに見るオリンピック・パラリンピック」 第2回目:2021年1月「スポーチと社会」 |
Web開催 産学連携 ホスピタリティ教育イベント 「ホスピタリティのチカラ」 | 2020年~現在に至る | コロナ禍で学生が夢や希望を失うことなく、前を向いて未来を想像することを目的に特別プログラムを企画、ファシリティターとしてゲストと共に講義を開催。学生と比較的年齢が近いビジネスパーソン(講師は全員女性)との意見交換、価値共有。学生は質疑応答を通じてホスピタリティの学びを活かす様々な仕事や将来像について考える。第1回:JAL(CAの働き方)第2回:大倉流 能と小鼓(日本文化とホスピタリティ)第3回:テレビ埼玉アナウンサー(ローカルテレビ局のホスピタリティ) 第4回:星野リゾート(地方リゾートホテルとホスピタリティ) |
Web開催 産学連携 ホスピタリティ教育イベント 「ホスピタリティ・トークセッション」 | 2020年~現在に至る | 前期1回、後期1回企業人(2020年度前期はリクルートじゃらんセンター長、後期は博報堂営業部長)と教員によるトークセッション。「地方創生」「エアラインビジネス」「ブランドコミュニケーション」「観光ビジネス」をテーマに開催していく。前期2020年7月「アフターコロナ、新しい観光、ホスピタリティの在り方」は定員95名が申し込み開始から6日間で満席となった。ウイズコロナの時代に日本の観光がどう変化していくか、広告がコロナによって変化して、どのようなホスピタリティを顧客に発信しているかを学ぶ機会を提供している。 |
Web開催「ホスピタリティ senpai ・kohai café」 | 2020年~現在に至る | このコロナ禍においてホスピタリティの授業や海外研修に興味がある在学生を対象に先輩と後輩の交流が持てるよう企画。現在までに7回実施。毎回、テーマ、先輩を変えて、エアライン、ホテル、旅行会社で働く卒業生に参加、テレワークやコロナで変化した働き方について話をしてもらい後輩との交流を図る。また、中途採用でホスピタリティ業界に入った卒業生、また、エアラインからホテル、エアラインから他の企業に転職した先輩たちも参加。 |
ホスピタリティのチカラ | 2020年~現在に至る | ホスピタリティ産業で働く女性から各持ち場での工夫や業務内容、将来への展望を聞く。 |
日本国際観光学会学部生動画発表会 | 2021年12月 | 日本国際観光学会の学部生動画発表会にて白百合女子大学英語英文学科チームとして参加した学生を指導。「アトラクティブアワード」受賞。 学生が観光の未来に関する提言について動画コンテンツ作成した。コロナ禍で制約が多い中、インタビュー、取材、撮影とチームで考えい意見を出し合い議論して一つのものを作り上げる達成感を得る経験となるよう指導した。 |
産学連携 PBL型学習 ハワイプロモーションを考える | 2021年~現在に至る | JAL宣伝部との実践協働プロジェクト 「ポストコロナのハワイプロモーションを考える」 学生目線でポストコロナにおけるハワイプロモーション企画を考える。観光促進のためどのような広告・プロモーションが有効なのかチームで企画立案、JAL宣伝部に提案する。 |
ホスピタリティとボランティア | 2022年5月~8月 | 産官学連携企画の一環として、群馬県上野村役場と上野振興公社と共に地域振興と活性化の一助を担いたい。 学生が群馬県上野村での日本航空123便慰霊式典及び慰霊登山ボランティアを通じて命の重さ、慰霊の意味を学ぶと同時に地域観光、地域活性化を体得することを目的とする。 参加者:文学部 3年生3名 日程:6月25、26日は、御巣鷹山山開き、登山道清掃活動、上野村の観光視察 8月10、11、12、13と上野村に滞在、慰霊式典の準備と手伝いを行う。 |
海外ホスピタリティ研修B ハワイコース | 2022年8月~現在に至る | ホスピタリティ産業に興味がある学生が、ハワイのテーマパークとキッズスクールのサマープログラムのアテンドを体験する内容である。 多人種が訪れるハワイのテーマパークでは英語はもちろん、日本語の通訳も行い、バックヤードの仕事も行った。キッズアテンドは、英語を話せない、話す勇気がない小学生を中心に、午前中はアクティビティ、午後は英語レッスンのアテンドを通して子供に寄り添うことへの創意工夫を学んだ。 |
ホスピタリティのチカラ~エンターティメントのチカラ~ | 2023年 | エンターティメントを通して。感動や期待を超える驚きをお客様に与えるホスピタリティの工夫についてホリプロの文化事業部と産学連携のワークショップを開催した。 |
ホテル研究会 | 2023年 | ホテル希望の学生とともにホテルの課題、今後求められる人材について分析した。 |
エアライン研究会 | 2023年 | コロナ後に求められる航空業界のホスピタリティについて学生とともに研究している。 |
著書・論文等の名称 | 単/共 | 発行・発表の 年月 |
発行所・発行雑誌等 (巻・号を含む)の名称 |
該当頁数共 著者名等 |
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【著書】 | ||||
【MISC】 | ||||
【論文】 | ||||
空港グランドスタッフの人材育成マネジメントに関する考察 | 共著 | 20190901 | 日本国際観光学会自由論文集 日本国際観光学会 (日本学術会議協力学術研究団体) 3 | 49-52 島川崇 |
「白百合女子大学ホスピタリティマネジメントプログラムにおける海外研修についての一考察」 | 単著 | 202009 | 日本国際観光学会自由論文集 日本国際観光学会 (日本学術会議協力学術研究団体) 4号 | 42-47 |
ホスピタリティの理論と実践 ~キャビンアテンダントの感情労働の議論の再検証を中心に~ | 共著 | 202112 | 白百合女子大学研究紀要第57号 白百合女子大学 57 | 117-140 二木真 島川崇 |
観光・ホスピタリティ系学部等のディプロマ・ポリシーに関する一考察 | 単著 | 2023 | 日本ホスピタリティマネジメント学会誌 『HOSPITALITY』 日本ホスピタリティマネジメント学会 33 | |
【口頭発表】 | ||||
観光・ホスピタリティ系学部等のディプロマ・ポリシーに関する一考察 | 単独 | 2022 | 日本ホスピタリティマネジメント学会 関東支部研究会発表会 | |
空港グランドスタッフの人材育成マネジメントに関する考察 | 日本国際観光学会秋季学会 |
年月日 | 学会等名称 |
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ホスピタリティ教育学会 | |