所属 | 職名 | 教員氏名 | 保有学位 |
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全学基盤教育部門ライフ・リテラシー教育センター | 教授 | 内海﨑 貴子 | 文学修士 |
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 |
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【1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)】 | ||
「リボンゲーム」による差別体験授業 | 2001年2月22日~現在 | リボンゲームを通して学習者に差別を体験させ、その経験を語り合い、発表するというワークショップ形式の教育方法。教職に関する科目(道徳教育の理論と方法)、市町村教育委員会現職教員研修、全国キリスト教学校人権教育教員研修、総合的な学習の時間、社会教育における女性問題学習/子育て支援者養成講座の場で実践中。 |
「子どもの権利条約・ユニセフカード」を使用したワークショップ型授業 | 2006年8月~現在 | 子どもの権利条約・ユニセフカードを使用し、参加者はグループに分かれ、学校教育現場における人権問題(いじめ、体罰、スクール・セクシュアル・ハラスメントなど)と子どもの権利条約との関わりを発見し、人権尊重の視点から児童・生徒への対応の仕方を具体的に学習する。大学におけるジェンダー関係の授業、市町村教育委員会現職教員研修、小中学校での個別研修で実践中。 |
『STOP!ザ・スクール・セクハラ』(神奈川県教育委員会編)校内研修プログラムを使用した参加体験型研修 | 2008年7月~2022年3月 | 神奈川県教育委員会編『STOP!ザ・スクール・セクハラ』の校内研修プログラム事例を使用し、KJ法によるセクハラ発言の整理、ショートストーリー作成とグループ討議を行い、児童・生徒の気持ちを理解すること、共感力・人権感覚の獲得、適切な対応方法を学習する。市町村教育委員会現職教員研修で実践中。 |
担当するすべての授業においてリアクション・ペーパーの活用による双方向型の教育方法を採用 | 2012年4月~現在 | 授業終了10分前に、受講者に対して授業内容にかかわる課題を出し、リアクションペーパーに記入してもらう。原則として、翌週コメントを記載して返却する。 |
『教職員のためのセクシュアル・マイノリティサポートブック』(奈良県教職員組合)、DVD『セクシュアル・マイノリティ入門』、ICTを活用した教員研修 | 2012年6月~現在 | セクシュアル・マイノリティ当事者が学校生活での経験を語るDVDを視聴後、ワークシートを用いてこれまでの教職経験を振り返り、奈良県教職員組合作成の『セクシュアル・マイノリティサポートブック』を参照しながら、性の多様性を尊重する学級経営、適切な児童・生徒指導の方法を学習する。市町村教育委員会現職教員研修、聖心女子大学専門科目「教育とジェンダー」において実践した。 |
受講者がリアリティーを感じられるように、公開されている映像資料を活用している。 | 2020年4月~現在 | NHKforSCHOOL、独立行政法人教職員支援機構、法務省人権教育ライブラリー、内閣府男女共同参画局などオープンリソースを活用し、受講者間の討論、グループワークの教材としている。 |
【2.作成した教科書、教材、参考書】 | ||
『新・教育原理』 | 2006年4月 | 第12章教育とジェンダー pp.145-158 教育とジェンダーの関わりについて概観し、一人ひとりの子どもの個性を尊重する教育についてまとめた。具体的には、ジェンダーとは何かについて解説し、隠れたカリキュラムの視点から、学校におけるジェンダー問題を小中学校での教科指導や児童生徒指導の場面に即して明らかにし、教員として取得すべきジェンダーに配慮した教育の方向性を提示した。 |
子どもへの暴力防止教育教材アニメーション『ママのバンソウコウ』(試作品)作成 | 2008年3月 | 女性と子どもへの暴力防止に取り組むNPO法人G.Planningと共に、子どもへの暴力防止教育教材としてアニメーション制作の監修を担当し、その指導書を執筆した。 |
子どもへの暴力防止教育教材アニメーション『ママのバンソウコウ』(動物版)作成 | 2011年2月 | 女性と子どもへの暴力防止に取り組むNPO法人G.Planningと共に、子どもへの暴力防止教育教材としてアニメーションを制作の監修を担当した。 |
『教育原理』 | 2012年4月 | 第1章教育とは pp1-24 教職を目指す学生が基本的の押さえていなければならない教育思想、成長と発達、子育てと教育、教育の目的、教育目的の歴史性について概観した。 第3章日本の教育の歴史 pp47-72 日本の教育の歴史を近代学校の成立、近代公教育制度の展開、教育改革と学校教育、現代社会における学校教育の課題にまとめて概観した。 |
『新・教職入門』 | 2014年2月 | 第10章教師のワーク・ライフ・バランス-ジェンダーの視点から-pp.89-98 教職を目指す学生が、採用後の教師生活において活用できる仕事と生活の両立支援制度、子育て・介護等に関わる法律、都道府県教育委員会や学校現場での取組について概観した。 |
『教職のための教育原理』 | 2015年4月 | 第4章「教育」を考えるということpp.38-49 教職をめざす学生にとって必要不可欠な教育学の基礎的、基本的事項-成長と発達、子育て、教育の目的、教育の限界等-を概観した。 第11章子どもの人権と教育pp.127-138 人権と人権教育、子どもの人権と子どもの権利条約について、その意味と歴史をまとめ、人権教育の実践例、教育現場における人権侵害等を記述した。 |
『教職のための道徳教育』 | 2017年9月 | 第1章道徳教育の現代的課題pp.2-17 道徳教育の現代的課題を子ども、家庭と家族、社会との関わりから概観し、特別の教科道徳が取り組むべき内容、学習方法等について明示した。 第3章道徳教育の学習指導案第2節道徳科学習指導案作成の手順、第4章授業の実践例pp.117-133 中学校の具体例を用いながら道徳科学習指導案の作成手順を示し、小学校の2つの実践事例を提示し、授業分析と解説を行った。 |
『新・教職のための教育原理』 | 2021年3月 | 第1章家庭と子どもpp.2-15 子どもにとっての家庭・家族、子どもの貧困と子ども食堂、家庭内の暴力である児童虐待とDVについて、教育の現代的課題として、学校教育とのかかわりから解説した。 第4章「教育」を考えるということpp.42-54 教職をめざす学生にとって必要不可欠な教育学の基礎的、基本的事項-成長と発達、子育て、教育の目的、教育の限界等-を概観した。 第12章多様性を活かす教育―子どもの人権とジェンダーpp.151-164 子ども人権と人権教育、多様性とセクシュアリティ、教育とジェンダーのかかわりについて基本的な考え方を提示し、学校教育の視点から解説した。 |
【3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等】 | ||
【4.その他教育活動上特記すべき事項】 |
著書・論文等の名称 | 単/共 | 発行・発表の 年月 |
発行所・発行雑誌等 (巻・号を含む)の名称 |
該当頁数共 著者名等 |
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【著書】 | ||||
『カウンセリング・テクニック2「気にしたい子」「困っている子」と関わるカウンセリング』 | 分担執筆 | 2022 | ぎょうせい | 諸富祥彦、金山健一、佐々木掌子他 |
『新・教職のための教育原理』 | 共著 | 八千代出版 | 井上健、鈴木麻里子、吉岡昌紀、杉村美佳、中園有希、北村陽 | |
教職のための道徳教育 改訂版 | 共著 | 八千代出版 | 上坂保仁、宇内一文、佐藤淳介、杉山倫也、原田恵理子、吉岡昌紀 | |
【MISC】 | ||||
【論文】 | ||||
『ハラスメント対応のためのガイドライン・規定の状況-加盟大学のホームページの分析を通して-』 | 共著 | 202103 | 関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会 | 田中裕、荒尾禎一、深谷野亜、吉岡昌紀 戸川点、保坂芳男、井上健、改田明子、岡明秀忠、山口真佐子 |
「SDGsと教員養成」 | 単著 | 202203 | 『教育研究奨励報告書』 川村学園女子大学女性学研究所 | 105-113 |
「男女共同参画と女性学」 | 単著 | 202203 | 教職研究奨励報告書 川村学園女子大学女性学研究所 | 115-122 |
「子どものために学んでいこう!ジェンダー平等保育」 | 単著 | 202210 | 『ポット』 チャイルド社 第15巻 第7号 | 40-43 |
「親子で考えよう!ジェンダーのこと」 | 単著 | 202211 | 『ぎゅって11月号』 こどもリビング社 | 4-7 |
「LGBTs(性的少数者)への支援と配慮事項」 | 単著 | 202212 | 『道徳教育12月№774』 明治図書 | 68-69 |
「学校におけるハラスメント-セクシュアル・ハラスメントを例として-」 | 202302 | 『エデユカスフィア教育圏Vol9』 全国公立学校教頭会 | 6-7 | |
『教員採用試験における適性検査問題に関する実態調査4』 | 共著 | 202303 | 関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会 | 岡明秀忠、伊東毅、山口恭平、深谷野亜、戸川点、鈴木麻里子 |
教育実習におけるハラスメント防止の現状と課題 | 単著 | 20240519 | 社会教育職員研究 全国社会教育職員養成研究連絡協議会 第31号 | 25-29 |
教員養成課程と採用時におけるハラスメント問題ー第6部会の歴史と研究成果からー | 共著 | 20240601 | 関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会『会報』 関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会事務局 第95号 | 44-74 岡明秀忠、鈴木麻里子 |
【口頭発表】 |
年月日 | 学会等名称 |
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2022 | 日本女性学会 日本女性学会会誌『女性学研究』編集委員会委員 |
日本教育学会 日本カトリック教育学会 日本教師教育学会 日本女性学会 |