所属 | 職名 | 教員氏名 | 保有学位 |
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人間総合学部発達心理学科 | 教授 | 波多江 洋介 | 修士 |
教育実践上の主な業績 | 年月日 | 概要 |
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【1.教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)】 | ||
2012/4/1 | 「発達心理学入門」では、パーソナリティテスト(質問紙法)を学生が体験したり、また、臨床心理学的な視点に触れたりすることを目的とした。「実験観察演習ⅠA」では、学生が心理学的な実験を体験することによって、学生の心理学に対する興味関心が高まるように工夫し、PFスタディやMMPIなどの心理検査(投影法)を体験することによって学生が自己に対する認識を深めるように促した。「発達心理学演習A」では、学生が描画法などの心理テストを実際に行ってみたり、箱庭を作成することを通して学生が自己に対する認識を深めるように促した。さらに、授業の後半には非構成的エンカウンターグループを行い、他者とコミュニケーションを行い、情緒的に触れ合うことを促した。「精神保健A・精神保健B」では、精神的な疾患や障害について概説すると同時にそうした疾患・障害への対応に関する臨床心理学的な考え方を解説した。「発達教育相談B」では、臨床心理学や心理療法の基礎的な理論について解説した。その際、学生が講義内容に興味・関心を抱けるように私が実際に担当したプレイセラピーの事例を紹介した。「保育実習Ⅰ(事前事後指導Ⅰ)」「保育実習Ⅰ(事前事後指導Ⅱ)」「保育実習指導ⅠA」「保育実習指導ⅠB」「保育実習Ⅰ(実習実施)」「保育実習Ⅰ」「施設実習Ⅱ」では、施設の実情を講義し、施設実習における留意点などを伝え、実習において問題となりやすい事例についてグループごとの討論を実施した。実習先の巡回指導においては、実習先での学生の様子を確認し、実習先に適応できるように細やかな指導を行うように努めた。 一方、大学院の授業においては、大学院生が臨床家としての基礎を築くことができることを重視した。「臨床心理基礎実習」においては、発達臨床センターの来談者に対する対応を共に検討する中で、大学院生が臨床に関する基礎的な知識・アセスメントの方法を学び、心理療法を実践する能力を得られるよう心掛けた。また、「発達臨床心理学特論C」では、『Principles of Psychotherapy』を題材に、心理療法の原則について講義を行った。さらに、「臨床心理学特論」では、前期はバウムテストについて講義を行うと共に、大学院生に実際にバウムテストを実施・報告してもらい、解釈について参加者で討議を行いながら考察した。また、後期は箱庭の作成を体験してもらい、箱庭療法の解釈についても講義を行った。 | |
【2.作成した教科書、教材、参考書】 | ||
【3.教育方法・教育実践に関する発表、講演等】 | ||
【4.その他教育活動上特記すべき事項】 |
著書・論文等の名称 | 単/共 | 発行・発表の 年月 |
発行所・発行雑誌等 (巻・号を含む)の名称 |
該当頁数共 著者名等 |
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【著書】 | ||||
【MISC】 | ||||
『ブリキの太鼓』に関する一考察 ―ネグレクトされた子どもとしてのオスカル― | 単著 | 202012 | 白百合女子大学研究紀要 白百合女子大学 56 | 67-85 |
多職種との連携・協働を行う際にスタッフ間に対立が生じることの肯定的な意義 | 単著 | 202012 | 白百合女子大学発達臨床センター紀要 白百合女子大学発達臨床センター紀要編集委員会 23 | 65-70 |
福祉心理学を学ぶ ―児童虐待防止と心の支援 | 単著 | 20201227 | こころの健康 日本精神衛生学会 35 2 | 40-43 |
児童養護施設職員等を対象としたPCAGIP法の実践報告 | 共著 | 202212 | 白百合女子大学発達臨床センター紀要 白百合女子大学発達臨床センター紀要編集委員会 25 | 38-42 村松健司 坪井裕子 塩谷隼平 樋口亜瑞佐 |
【論文】 | ||||
虐待者コンプレックスと折り合いをつけること -児童養護施設における6歳男児との遊戯療法過程- | 単著 | 20201031 | 遊戯療法学研究 日本遊戯療法学会 19 1 | 15-26 |
虐待を体験した子どもとの遊戯療法における主体の確立 ―セラピストの内在化の視点からー | 単著 | 20210831 | 遊戯療法学研究 日本遊戯療法学会 20 | 3-12 |
トラウマを抱えた子どもに対する箱庭療法 | 単著 | 20221130 | 箱庭療法学研究 日本箱庭療法学会 35 2 | 15-24 |
【口頭発表】 | ||||
コロナ危機における臨床相談援助および子育て体系化への構想ー 「子育てとケアの原理」を求めて | 20201118 | 日本子育て学会第12回大会 | 司会:望月雅和 話題提供者:松浦広明 波多江洋介 西村美東士 指定討論者:中邑賢龍 | |
児童養護施設におけるスタッフの離職要因の分析 -情緒的消耗とストレス尺度の分析を中心に- | 20201120 | 心理臨床学会第39回大会 | 妙木浩之 金丸隆太 塩谷隼平 坪井裕子 波多江洋介 樋口亜瑞佐 | |
社会的養護経験者に対する大学教育支援の基礎的研究1 | 20201205 | 日本福祉心理学会 第18回大会 | 村松 健司 塩谷 隼平 坪井 裕子 波多江 洋介 樋口 亜瑞佐 | |
制限の意義に関する一考察 ー児童養護施設における6歳男児との遊戯療法過程ー | 20210503 | 日本遊戯療法学会第26回大会 | ||
他者との親密な関係と性的な関係が未分化な子どもとの遊戯療法過程 | 20220717 | 日本遊戯療法学会第27回大会 | ||
心の住処と器を作ること -児童養護施設における4歳男児との心理療法過程- | 20231022 | 日本遊戯療法学会第28回大会 | ||
児童養護施設における新人スタッフの離職要因の分析3 | 共同 | 20231126 | 日本子ども虐待防止学会第29回大会 | 坪井 裕子 波多江 洋介 塩谷 隼平 樋口 亜瑞佐 |
“暴力性”をこころに収めること -養育者が頻繁に変わらざるを得なかった子どもとの遊戯療法- | 単独 | 20241013 | 日本箱庭療法学会第37回大会 |
年月日 | 学会等名称 |
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日本心理臨床学会 | |
日本遊戯療法学会 | |
日本箱庭療法学会 | |
日本ユング心理学会 |