白百合について

建学の精神・教育目標

建学の精神

写真:海外宣教女のイメージ画白百合女子大学における教育の基本理念はキリスト教、特にカトリシズムの世界観による人格形成にある。
本学の母体であるシャルトル聖パウロ修道女会の創立の精神に則り、知性と感性との調和のとれた女性の育成をめざす。

「カトリシズムの世界観による人格形成」とは

カトリック教会は、世界と諸文化・諸宗教に開かれた精神を重視し、「人びととともに旅する神の民、仕える民」であろうとしています。
それゆえに、本来のカトリシズムの教育は、キリストの福音に従い、自らが奉仕すべき現代社会との出会いをめざすものです。

「シャルトル聖パウロ修道女会の創立の精神」

本学の設立母体である、シャルトル聖パウロ修道女会は、1696年のフランスにおいて、医療や福祉を必要としていた人びと、とりわけ教育の面で助けを必要としていた子女に仕えるために創立された、使徒パウロを精神的保護者とするカトリックの修道女会です。
「建学の精神」にある「シャルトル聖パウロ修道女会の創立の精神」とは、この修道女会の精神を指します。
本学は、このキリストの精神に倣って、人間一人ひとりをかけがえのない存在として大切に思い、自ら進んで他者に仕え、社会に貢献しようとする心の育成を重視しています。
(教育の蓄積にもとづいて、生涯にわたって探求します。)

知性と感性との調和のとれた女性の育成

本学が大切にしているのは「こころ」の通い合う教育。少人数ならではの良質な教育環境で、学生の個性を大切にしながら、それぞれが秘める才能を最大限に伸ばします。
そして知性と感性との調和のとれた女性、他者のために、社会のために、何ができるのかを探求しつづける女性を育成します。

教育目標 -真・善・美-

写真:百合の窓真理の探究という知性の絶えざる研磨に加え、人格的自己完成という単独では獲得しえない徳性を、人々への誠実な愛と奉仕の姿勢を身につけることによって可能な限り追求し、自己と自己をとりかこむ一切のものの中に美を見出し、また謙虚さに根ざした畏敬の念を感受してゆくこと、そこに本学の教育目標は置かれている。
校名、校章にも、「白百合」の花を選び、清楚、謙虚さの中に気品を保ち、豊かな人間性と広い視野のうえに専門的な知識を備えた自立的女性の育成を、その目標とする。

「真・善・美」とは

真・・・「真」の探究とは、学問の研究をとおして、正しい判断力を養い、自らの使命の認識・自覚によって正しい世界観と倫理観を培う知性の研磨を意味します。

善・・・「善」は、「真」の探究にもとづき、人格的自己完成という単独では獲得しえない徳性を、人びとへの誠実な愛と奉仕の姿勢を身につけることによって可能な限り追求しようとする意思によって得られます。

美・・・「美」は、日常生活の自己と自己をとりかこむ一切のものの中に見出されます。ただし、それを感受するためには、謙虚さに根ざした畏敬の念を育むことが必要です。

校章の由来

写真:校章の百合校章のモチーフは、真の強さを内に秘めた聖母マリアを象徴する白百合の花です。そのため、白百合は純潔、清楚を意味しています。そして、祖国を救った聖女ジャンヌ・ダルクが身につけることを許された王家の紋章も同じ白百合で、ジャンヌの篤い信仰と勇気のシンボルにもなっています。

校歌

作詞 姉崎 正治 作曲 弘田 龍太郎

一、
清くかんばし白百合の
花を心のわれらがいのち
人の道には咲かせてぞ
神と国とに捧げまつらん

二、
聖女ジャンヌがかかげてし
至誠の旗に正義のつるぎ
おみなのたましいこもりたる
いのちのしるし白百合の花

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