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【報告】「核エネルギー利用のどこが問題なのか~環境・人権・平和の視点から~」講演会

2018年7月6日

被爆国であり、また原発事故を引き起こしている日本が、なぜ原子力発電を続けるのか ———
あなたは、この質問にきちんと答えることができますか?

2018年6月27日および7月4日、2回連続で久保文彦氏(上智大学講師、本学非常勤講師)をお迎えし「核エネルギー利用のどこが問題なのか~環境・人権・平和の視点から~」講演会を行いました。

第1回は「核兵器禁止条約」の意義を中心にその歴史的意味や、核兵器の非人道性、また条約の問題点として「原子力の平和利用」(原子力発電所)の権利を否定していないことを学び、講演会最後に2017年のノーベル平和賞の受賞式典におけるカナダ在住の被爆者サーロー節子さんのスピーチ映像を共に鑑賞しました。

第2回は「原爆と原発」というテーマで、「原子力の平和利用」の軍事的性格や近年の政治指導者の考え方について学びました。原爆には、濃縮ウラン原爆(広島に投下された)とプルトニウム原爆(長崎に投下された)があることやそれらの技術について理解を深め、「核エネルギー利用のどこが問題なのか」、その場に集まった学生たちと共有しました。

 

今回の講演会は、ASEACCU(※)国際学生会議派遣学生(今年は5名)の事前勉強会の一環として行われました。2018年は、"Catholic Education and Peace Initiatives"というテーマで、8月21日から26日までエリザベト音楽大学(広島)にて開催。
※ASEACCU:東アジア東南アジアカトリック大学連盟

問い合わせ:国際交流オフィス(1号館1階)

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