教員からのメッセージ

感性を育てる「音楽」通じて、
あらゆる可能性をもった子どもたちの未来を作っていきます。

星野正道 教授(神父)
「音楽I・U・V」担当
小学校・幼稚園の教員免許を希望することはたいへん意味が深いことです。初等教育ではまず教師は子どもたちに自分の専門を教え込もうとするのではなく、子どもたちをあらゆり角度から受け止めていこうとする姿勢が必要とされます。みなさんに「音楽」の授業が課されているのは、子どもたちの感性を育てるためです。つまりこの授業は科学的教科、言語的教科と違って、数量的に割り切れない質的なものを感じ取って表現することの可能性を子どもたちが発見し、感じている世界を含めて自分たちの全体なんだと体験できるよう指導できる教師を育成するためのものです。
ピアノとヴォーカル歌唱の能力を磨くこと、音楽理論を学び合唱をとおして個人の能力を他の人と共有すること、模擬授業で実際に教壇に立ってみること、本学ではこれらを通して新しい時代の教育現場に適応できる教師を養成しています。この本学の目標に到達するためにあらゆる努力をしてみたいというパワフルな学生、喜びを感じられるまで決してあきらめないで苦しみにも意味を見いだし歩き続けようとする学生を、私たちはこれからの子ども達のところに送り出したいのです。一緒に作りましょう。子どもたちの未来を。

課程履修者からのメッセージ
学んだことを実践する難しさを感じる毎日。
それが学ぶ意欲を高めてくれます。

自分では、社会人も資格を取りやすい時間割なため、私のように幼稚園で働きながらも、資格取得を目指すことができます。自分の学習が、実際の仕事のどこで生かされているのか、何のために学んでいるのかを体験しながら充実した日々を過ごしています。講義で学んだことを実践する難しさは日々感じます。だからこそ学ぶ意欲も高まります。そして何より子どもと関わる時間をたくさん取れ、時間を有効に使えることが嬉しいです。

教育は全てが関わりあい、つながっているので、幼児期から青年期までの教育に携わることができる白百合はとても理想的な環境だと思います。ここで出会った人々は私にとってとても大切な存在です。ぜひみなさんも素敵な出会いをし、大学生活を楽しんでほしいと思います。

川崎私立幼稚園勤務
K.A.さん(児童文化学科 児童文学・文化専攻 2006年3月卒業) 

 
現職教員と現役学生がともに学び会う。
生涯一度の体験をしてみませんか。

教員にとってもっとも大切なことは、教材研究(なにをどのように教えるかを研究すること)です。初等教育コースに参加している社会人の多くは現職教員です。それも幼稚園から高校、身障学校も含めてさまざまな方がいます。指導方法について、それぞれの立場・視点からのアプローチの仕方を吸収することができます。教員を目指すみなさんにも生涯一度の体験となることでしょう。積極的に機会をつくることをお勧めします。

一方で、私のような音楽音痴でも白百合の現役学生に教えてもらって模擬授業を実践したり、打合せの時間がなかなか取れない中でも大学で用意してくれるメールアドレスを活用して指導案を共同作成したりしています。教え学び合える学生と、生涯学習・資格センターのみなさんの親切かつ丁寧な対応に白百合の品位と豊かさを感じながら参加しています。

東京都公立中学校教員
O.Y.先生(社会人生涯学習プログラム履修者)


問い合わせ shoto-p@shirayuri.ac.jp