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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅢN/Religious Studies Ⅲ(N) |
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担当教員(所属)/Instructor | 延江 由美子 (カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 金/FRI 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
持続可能な開発と多文化共生を目指して:日本とアメリカとインド北東部から考えてみる。 <学びの体系>芸術・文化 / 社会倫理・実践 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
多文化共生は世界でも日本でも喫緊の課題だ。また、持続可能な開発目標(SDGs) については近年日本でもあらゆる分野で様々な取り組みがなされている。この二つの大きなテーマを、イエス・キリストの教えに照らし合わせて考察することには意義があろう。授業では、SDGsのいくつかの項目について、教科書、参考書、新聞記事などから詳しく学び私たちが直面している現代社会の諸問題を知り、自分の言葉で説明できることを目標とする。また、極めて多様性に富むインドにあって最もユニークな地域の一つである北東部での講師の経験と観察をもとに、多文化共生についての理解を深める。 |
授業概要 /Course description |
15回の授業を通して扱う主なテーマは、SDGsと多文化共生社会である。まず、SGDsからいくつかの項目を取り上げて、様々な資料をもとに考察していく。次に、講師が2007年からミッショナリーとして関わっているインド北東部の歴史、多様な文化、特異性、課題などを、多くのスライドや動画で詳しく扱い、多文化共生について考察する。そして、そこでの活動や課題がどのようにSDGsと結びついているか、日本に住む私たちにとってどのような意味があるか議論する。授業では講師からの一方的なアプローチになることを避けたいので、履修者から意見や質問を求めたりディスカッション形式をとる場合もある。個人発表では、SDGsから一つの目標を選びその達成を目指して何らかの具合的な行動を考え、発表する。発表の仕方は自由。新聞記事などを参考にして持論をまとめ、自分の言葉で表現することが求められる。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:イントロダクション:講師の自己紹介。神の国とSDGs。 第2回:気候危機:『回勅 ラウダート・シ ともに暮らす家を大切に』と『使徒的勧告回勅 ラウダーテ・デウム 気候危機について』と映画「 Letter 」前編 第3回:映画「 Letter 」後編 ディスカッション 第4回:ジェンダー平等 第5回:人種差別(USAと日本) 第6回:貧困・食糧・水・難民問題 Part1 第7回:貧困・食糧・水・難民問題 Part2 第8回:インド北東部でのミッション Part1 第9回:インド北東部でのミッション Part2 第10回:インド北東部でのミッション Part3 第11回:WWII:私たちが知るべきこと 第12回:現在進行形の戦争 第13回:個人発表 第14回:個人発表 第15回:まとめ 履修者数によって授業の内容や個人発表の費やす回数を調整、変更する可能性がある。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
授業外学修は、復習として、授業毎に振り返りを行い、リアクションペーパーとして10.5フォントでA4・1ページ以内にまとめ提出する。また予習として、あらかじめ課題を提示することもある。いづれにしても、各回、1時間程度かかると想定される。なお、リアクションペーパーおよび課題はmanabaのオンライン入力レポートとして提出する。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 教皇フランシスコ『使徒的勧告回勅 ラウダーテ・デウム 気候危機について』 カトリック中央協議会 延江由美子 『いのち綾なす インド北東部への旅』 オリエンス宗教研究所 【参考書】 教皇フランシスコ『回勅 ラウダート・シ ともに暮らす家を大切に』カトリック中央協議会 中村哲 『天、共に在り』NHK出版 山脇直司『社会とどうかかわるか 公共哲学からのヒント』岩波ジュニア新書 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 毎授業ごとの課題、リアクションペーパー(40%)、授業への参加度(20%)、個人発表(40%) 【評価基準】 毎授業ごとの課題、あるいはリアクションペーパー:授業で扱ったテーマを理解し、自分の言葉で表現できる。課された項目を満たしている。授業への参加度 : 授業に参加し、必要に応じて発言、貢献している。個人発表 : 新聞記事をはじめいくつかの資料を考察の参考にし持論を展開している。持論と具体的な行動をわかりやすく自分の言葉と方法で提示している。規定された発表時間を満たしている。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 manabacourse を利用し課題あるいはリアクションペーパーにコメントを返す。 |
備考 /Notes |
この授業は、ディスカッション、プレゼンテーションを取り入れている。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html