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科目一覧へ戻る | 2020/12/07 現在 |
科目名/Course title | 宗教学ⅣT/Religious Studies Ⅳ(T) |
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担当教員(所属)/Instructor | 石井 雅之 (カトリック教育センター) |
授業科目区分/Category | 宗教学科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2020年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 4 |
対象所属/Eligible Faculty | |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 1 |
副題 /SubTitle |
現代世界の倫理的問題とキリスト教2:病といやし、孤立と連帯 <学びの体系>社会倫理・実践 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業はディプロマ・ポリシーの中の「時代を越えて普遍的に求められる豊かな人格形成をおこなうため、カトリックの人間観・世界観を理解するための基礎的な能力を持つことができる」に対応しています。それを実現するために、カリキュラム・ポリシーの中の「本学の建学の精神に直接根ざした教養と生きる力、時流を越えて普遍的に守るべき価値を保ち、自分と世界の未来を創造的に切り開くためには生涯にわたる人格形成に取り組む必要があることを自覚する」に沿って授業を行います。 「現代世界の倫理的問題とキリスト教2」では特に、キリスト教学Ⅰ・Ⅱでの学びを前提として建学の精神及び教育目標に関する理解を発展させ、「他者のために、社会のために、何ができるのかを探求しつづける女性」となるための基本認識を確立することをめざします。 達成目標として次のことを念頭に置いて学んでください ①病者や孤立させられた人にかかわるイエスのことばと業について説明できる。 ②現代世界における病と孤立の問題性についてデータと事例を挙げて説明できる。 ③現代世界における病と孤立をめぐる問題に対する取り組みの事例を挙げることができる。 ④病と孤立の問題への自らのかかわりについて、省みた結果を文章にまとめることができる。 |
授業概要 /Course description |
病といやし、孤立と連帯をテーマとし、それらに関する現在の受講者自身の認識を確認することから始めて、病者や孤立させられた人にかかわるイエスの模範を顧みたうえで、現代世界の現状およびそこに至る歴史について、また、病と孤立をめぐる問題に取り組む人々(キリスト者とその団体を含む)の活動について、統計データ、ビデオ資料、ルポルタージュ等を(その内容をよく吟味しつつ)介して調査し、簡潔なかたちで報告しあいます*(掲示板を使用)。その過程を通じて、病といやし、孤立と連帯に関する認識をなんらか深めると同時に、それらをめぐる諸問題への受講者各自のかかわりを省み、その省察の結果を達成目標に対応する内容のレポートとしてまとめます。 各授業時間内は、まず、前回の受講レポートから一部を紹介して、感想を共有するとともに、授業内容を振り返ります。そのうえで、当日の講義または受講者報告等に進みます。授業時間の最後20分程度では、短い「受講レポート」**をまとめていただきます。 **「受講レポート」について ・毎回、授業時間の最後の20分程度を使い、manaba folioのレポート機能を用いて提出していただきます。 ・本科目の「受講レポート」には、講義の日は、①その日の授業内容の「要点」一つ以上と、②それに関して受講者自身が「考えたこと・感じたこと」を、受講者報告の日は、当日の報告について感想を簡潔に書きとめてください。 ・本科目では、「受講レポート」の指定時間内提出を、当日の授業について「出席」と記録するための必要条件とします。 ・第1回~第14回授業分について、各回3点満点で記述内容に評点をつけます。(「評価基準」を参照) |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
1. 受講案内/病といやし、孤立と連帯に関する知識・意見の交換 2. 病者にかかわるイエスのことばとわざ(1)/調査・報告の準備 3. 孤立させられた人にかかわるイエスのことばとわざ(2)/調査・報告の準備 4. 現代世界における病といやし、孤立と連帯に関する諸データ/調査・報告の準備 5. 現代世界の病といやし(1):受講者調査報告(グループ1) 6. 現代世界の病といやし(2):受講者調査報告(グループ2) 7. 現代世界の病といやし(3):受講者調査報告(グループ3) 8. 現代世界の病といやし(4):受講者調査報告(グループ4) 9. 現代世界の孤立と連帯(1):受講者調査報告(グループ5) 10. 現代世界の孤立と連帯(2):受講者調査報告(グループ6) 11. 現代世界の孤立と連帯(2):受講者調査報告(グループ7) 12. 病や孤立の問題に取り組む人々と活動(1):受講者調査報告(グループ8) 13. 病や孤立の問題に取り組む人々と活動(2):受講者調査報告(グループ9) 14. 病や孤立の問題に取り組む人々と活動(3):受講者調査報告(グループ10) 15. まとめ(授業時間内にレポートの最終稿を執筆する) |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
【予習】 次の回で取り上げられる予定の事柄について、自分なりに調査しておくこと。受講者報告担当分については、早めに準備を始め、予習時間の多くをそこに充てること。 【復習】 授業内容を振り返り、参照されたサイト等を確認したり、関連情報を探したりしてみること。自分の報告内容を、レポートとしてまとめられるよう少しずつ準備しておくこと。 ※この授業のための予習・復習の合計時間数の平均は、週1時間程度を目安とします。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
・必要に応じて教材をpdfで配付します。 ・参考書は授業内で折ごとに紹介します。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 (a)調査報告、(b)学期末まとめレポート、(c)第1~14回の授業時毎回提出の受講レポートの各評点を合計して評価します。(a)調査報告15%、(b)学期末まとめレポート43%、(c)受講レポート42%とし、評点合計60%以上を合格とします。ただし、(a) (b) (c) のうち一つでも評点が0点のものがある場合は不合格とします。 【評価基準】 調査考察報告の評価において樹脂される点 ・適切な根拠にもとづいて立論しているか ・論点が整理されているか ・聴き手・読み手に理解しやすくなるよう配慮しているか レポートの評価において重視される点 ・適切な根拠にもとづいて立論しているか ・論の組み立て・論旨が明確であるか ・主体的に考察を加え、なんらかの独自性を打ち出しているか 【課題に対するフィードバックの方法】 ・第2回授業以降、前の回の受講レポートに対してコメントします。 ・受講者調査報告に対しては、その都度コメントします。 ※なお、学則第31条により、出席すべき時間数の3分の1以上を欠席した人は科目修了の認定を受けることができません。 |
備考 /Notes |
この授業は、manaba folio を利用した遠隔授業として実施する。 授業時間内に、前もって配付された文書教材を見ながら講義音声ファイルを順次聴講し、掲示板で意見交換等をおこなう予定です。 |