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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 文化人類学Ⅰ/Introduction to Anthropology Ⅰ
担当教員(所属)/Instructor 馬場 淳 (基礎教育センター)
授業科目区分/Category 共通科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 月/MON 4
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
文化人類学概論
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 本講義は、文化人類学が扱ってきた多様なテーマと具体的な事例を取りあげ、以下2つの目標に到達することを目指す。
(1) 文化人類学の基本概念に関する一定の知識を得るとともに、異文化・他者をよりよく理解するための能力を養う。
(2) 先進国・自民族中心的な思考に対する相対的かつ批判的な視点を養いながら、グローバル化に伴う社会・文化現象や地域社会の問題に対して、より幅広い視野で考えることができるようになる。
授業概要
/Course description
前半部では、文化人類学の視点やその学問的な営みの中核をなすフィールドワークについて理解を深める(第1~3回)。その上で、フィールドワークから明らかにされる異文化の世界と論理を、具体的な事例のなかで考える(第4~9回)。後半部では、グローバル化を念頭に置いて、ローカルな地域社会と外部勢力との相互作用に関わるいくつかの問題を考える(第10~14回)。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:ガイダンス――文化人類学とは?
第2回:文化人類学の視点・姿勢――文化相対主義
第3回:文化人類学の方法論――フィールドワーク
第4回:フィールドワークから見える家族のかたちと論理
第5回:異文化の世界観
第6回:異文化の人間観
第7回:言語が違えば、世界が違う――サピア=ウォーフの仮説めぐって
第8回:通過儀礼
第9回:呪術
第10回:グローバル化への視点(1)文化帝国主義
第11回:グローバル化への視点(2)グローカリゼーション
第12回:異文化接触の政治学――クック船長の死をめぐって
第13回:女子割礼/女性性器切除とフェミニズム
第14回:先住民運動と文化的アイデンティティ――ハワイの事例
第15回:確認テストと総括
準備学習・履修上の注意
/Notices
 各回の講義は、複数の文献と担当者のフィールドワークで得られた資料を横断的に組み立てたレジュメを中心に展開される。この理由により、教科書の購入は必須ではない。
 講義では、世界各地の事例や馴染みのない概念が多く出てくる。地図上での確認や概念の確認・応用など、各授業の予習復習に充てる時間は4時間程度を要する。
【授業外学修の内容】
毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
とくに指定しない。

【参考書】
授業中に適宜指示する。参考までに以下の文献を挙げておく。
・綾部恒雄・桑山敬己(編)『よくわかる文化人類学』ミネルヴァ書房、2010年。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
授業参加の姿勢(50%)、テスト(50%)

【評価基準】
・テストは、授業内容の理解度を問うものとする。
・授業参加の姿勢は、毎回課されるコメントペーパーの質量から総合的に算出される。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
必要に応じてコメントや補足説明を返す。
備考
/Notes
要素Ⅲ(基礎的素養)

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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