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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title ジェンダー基礎論/Introduction to Gender Theory
担当教員(所属)/Instructor 内海﨑 貴子 (基礎教育センター)
授業科目区分/Category 共通科目 
授業形態/Type of class 講義・演習
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 火/TUE 4
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
現代社会の課題をジェンダーの視点から考える力を獲得する
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 本授業のねらいは、ジェンダーの基礎理論の学習およびその視点の獲得である。
 授業の達成目標は、以下の3点である。
①日常生活における様々な問題について、ジェンダーの基礎的・基本的知識とその視点から説明することができる
②ジェンダー関連科目の学習に活用できる分析枠組みを獲得する
③ジェンダーの視点から、今後の自身のライフサイクルを考えることができる
授業概要
/Course description
 まず、家庭や学校などにより形成された自身のジェンダーに気づき、ジェンダー再生産のプロセスを検証する。具体的には、ジェンダーの視点から、絵本分析、学校教育の振りかえりを行うことにより、性差別の実態と構造を理解し、ジェンダーの基礎理論とその視点を獲得する。
 次に、日本における女性の地位の変遷について、歌詞分析により男女の関係性、結婚観・家庭観の変容、専業主婦の実態分析から概観する。
 最後に、性と生殖の健康、生殖技術と女性の身体を取り上げ、一人ひとりの個性と能力が尊重・発揮される社会とジェンダー平等の実現について理解する。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
1.オリエンテーション
2.「わたし」のジェンダーに気づくワーク
3.ジェンダー・セクシュアリティとは何か
4.フィールドワーク人間観察 ジェンダーの視点から「人」を観察
5.子どものジェンダー形成①絵本分析
6.子どものジェンダー形成②差別体験授業への参加
7.女性の地位の変遷①失恋の歌に見る男女の関係性
8.女性の地位の変遷②結婚観・家庭観-関白宣言から関白失脚まで-
9.女性の地位の変遷③結婚観・家庭観-キセキから恋まで-
10.女性の地位の変遷④労働観-男女雇用機会均等法の制定-
11.女性の地位の変遷⑤労働観-育児休業法と子ども子育て支援-
12.生殖技術と女性の身体①代理出産を考えるためのワーク
13.生殖技術と女性の身体②代理出産とは?
14.生殖技術と女性の身体③代理出産の課題
15.全体の振り返りとまとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
授業外での課題が出されるので、図書館やインターネットを利用して確実に学習を進めること。また、毎回、教科書を使用したリアクション・ペーパーの提出が求められるので注意すること。
各授業における予習復習に時間は、平均で4時間を想定している。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書/Text books】
指定しない。毎回資料を配布する。

【参考書/Reference books】
基礎文献:加藤秀一『知らないと恥ずかしいジェンダー入門』朝日新聞社 2007年
佐藤文香監修『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問 』明石書店 2019年
個別の課題ごとに、適宜紹介する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法/Evaluation】
授業中のリアクション・ペーパー(20%)、レポート(80%)による総合評価
【評価基準】
リアクション・ペーパーは、課題に対して授業の内容を理解したうえで記述している点、レポートは、全体の授業内容を理解したうえで自分の考えを記述している点を評価基準とする。
【課題に対するフィードバックの方法】
リアクション・ペーパー、レポートにコメントを返す。
備考
/Notes
要素Ⅳ-2(多角的視点・プロジェクト科目)
・この授業には以下の要素を取り入れています。
【討議(ディスカッション)】
【グループワーク】
【フィールドワーク】
・この授業は課題解決型学習、反転授業を取り入れています。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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