シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2022/09/16 現在

科目名/Course title はじめての心理学/Introduction to Psychology
担当教員(所属)/Instructor 原 美香 (基礎教育センター)
授業科目区分/Category 共通科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2022年度/Academic Year  通年/ONE-YEAR
開講曜限/Class period 金/FRI 4
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 4
副題
/SubTitle
こころと行動
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
心理学は「こころの科学」と言われますが、どのようなことが学問の対象になるかというと、それは大変広い領域になります。例えばその一部として、「勉強に対するやる気が持続するにはどうしたらいいか」のような動機づけの研究、「青年期の人たちの友達関係の特徴はどのようなものか」のような発達の研究、「私の性格はどのような特徴があるのだろう」のような性格の研究など、それぞれの研究は多岐にわたり、そのほかにも感情、記憶、認知、行動、集団、社会など、幅広い領域で研究がされてきました。このように心理学とは、多角的な視点から人を理解しようとする学問です。この授業は、心理学の第一歩、入門編です。心理学の領域の中でも、身近な生活や社会に関連するテーマを、そしてその中でも特に代表的な研究を紹介し、自分自身や他人、社会や集団を様々な視点から理解するのに必要な基礎的知識を修得します。つまりは心理学の基礎的なことを理解しながら、主として、多角的な視点をもち物事をみることを学びます。
この授業はディプロマ・ポリシー中の「時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性、自己を発見する心を持つ自立した女性になるための基礎的な能力を身につけている」に対応しています。
授業概要
/Course description
心理学の教科書には必ずのっているような代表的な知見を取り上げます。年間の授業内容は、前半は心理学の基礎知識を中心に学び、後半は自分や他人にテーマを展開し、客観的な視点から自分や他人を理解します。授業では、事例や実験を紹介したり、時には質問紙を使い取り組むような演習、セルフケアワークなどの実践など、心理学が自分に近いと感じれられるような学習を目指します。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回心理学とは、その理論と方法
第2回演習1なぜ私は勉強するのだろうか
第3回動機付け①(学習観)
第4回動機付け②(内発的動機付けと外発的動機付け)
第5回動機付け③(やる気と無力感)
第6回学習①(あらたな行動を獲得する)
第7回学習②(知識構造が変わる)
第8回記憶(記憶のメカニズム)
第9回忘却(忘れてしまうこと)
第10回発達について
第11回発達①(愛着の発達)
第12回発達②(認知の発達)
第13回発達③(言語の発達)
第14回発達④(心理社会的発達)
第15回まとめ
第16回個性①(知能とは)
第17回個性②(性格とは)
第18回個性③(個性を捉える)
第19回心理検査(集団を捉える)
第20回自己とは①(自尊感情)
第21回自己とは②演習(自分を伸ばす)
第22回ストレス
第23回アサーション
第24回アンガーマネージメント
第25回自分と他人とが出会うとき
第26回社会のこころ
第27回臨床心理学①(無意識の世界)
第28回臨床心理学②(適切な行動を学ぶ)
第29回臨床心理学③(自己治癒力が鍵)
第30回まとめ
*シラバスの内容に変更がある場合は、初回の授業で説明します。必ず初回の授業に出席してください。
準備学習・履修上の注意
/Notices
【授業外学修の内容】
事前学習は、授業前に前回授業の内容に目を通しておくこと。
授業最後に提出するリアクションペーパーや小テストに備え、授業参加すること。
事後学習は、授業で理解した内容、興味を持った事柄を見つけ、関連する文献を読むなど各自の学習へ展開すること。
各授業における予習復習時間数の平均は4時間程度の予定。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】なし。毎回プリントを配布します。

【参考書】授業内で適宜紹介します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
・レポート(50%):授業中にレポート課題の一部を行います。レポートの書き方も授業内で説明します。3回のレポートを予定しています。
・授業への参加姿勢・授業内リアクションペーパー(50%):ほぼ毎回の授業時にリアクションペーパーを配ります。課題内容は授業内で出された課題、授業内容重要項目のまとめ、小テスト、授業テーマに関連することなどです。

【評価基準】
・レポート:必要項目を整え、感想から考察への展開がきちんと述べられているかどうかで評価します。
・授業への参加姿勢・授業内リアクションペーパー:授業は、参加する人たち全員の姿勢によって成り立ちます。積極的に課題に取り組む姿勢は、リアクションペーパーにも反映されるため、リアクションペーパーの内容そして課題や授業に取り組む姿勢を総合して評価します。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
課題などにコメント等を返す。
備考
/Notes
要素Ⅲ(基礎的素養)
・本授業は、前期は主にmanaba courseを利用した遠隔授業(オンデマンド型)として実施する。

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