科目名／Course title	テーマ別研究Ⅳ／Introduction to Thesis Writing Ⅳ
担当教員（所属）／Instructor	伊東　玉美 (文学部国語国文学科)
授業科目区分／Category	国語国文学科専門科目
授業形態／Type of class	演習
開講期／Semester	2024年度／Academic Year 　後期／AUTUMN
開講曜限／Class period	水/WED　2
対象所属／Eligible Faculty
対象学年／Eligible grade	4年
単位数／Credits	2

副題 ／SubTitle	『宇治拾遺物語』を読み込む
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	「テーマ別研究Ⅳ」は、「テーマ別研究Ⅲ」に引き続き、国語国文学科の学びの諸領域の中から、自分の興味・関心によって選択したテーマをさらに深く掘り下げる、専門性の高い演習科目です。卒業論文の完成につながる研究を実践します。 『宇治拾遺物語』には、王侯貴族から、僧侶、武士、庶民、そして神仏や動物、霊魂などが生き生きと描き出されている。また、『今昔物語集』『古本説話集』『古事談』といった説話集との同文的同話も数多く共有されている。 これらを通して当時の価値観を探り、いろいろなタイプの説話に必要なアプローチの手続を体得したい。
授業概要 ／Course description	この授業では、テーマ別研究Ⅲに引き続き、①『宇治拾遺物語』の説話を題材に、中世文学研究の方法と技術を深く学びます。 あわせて、②３年生の卒業論文構想発表会・４年生の卒業論文報告会を行います。 発表後、全員で討論します。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	①テーマ別研究Ⅲに引き続き、一人一話ずつ担当して、調べたこと・考えたことを発表する。 ②卒業論文の要点を、報告・発表する。 ０１回　第９６話「長谷寺参籠の男、利生に預かる事」 ０２回　第１０４話「猟師、仏を射る事」 ０３回　第１０７話「宝志和尚の影の事」 ０４回　第１３１話「清水寺の御帳給はる女の事」 ０５回　第１３２話「則光、盗人を切る事」 ０６回　第１３３話「空入水したる僧の事」 ０７回　第１４４話「聖宝僧正、一条大路を渡る事」 ０８回　第１５２話「八歳の童、孔子問答の事」 ０９回　第１５７話「或る上達部、中将の時召人に逢ふ事」 １０回　第１５８話「陽成院の妖物の事」 １１回　卒業論文構想発表会（１） １２回　卒業論文構想発表会（２） １３回　卒業論文構想発表会（３） １４回　卒業論文報告会 １５回　年間のまとめ
準備学習・履修上の注意 ／Notices	レポーターの学生は、準備のため、授業外学習時間として６時間程度かかると予想される。発表者以外の学生は、レポーターが発表一週間前に配付する資料に目を通して授業に臨むため、授業外学習時間として毎週１時間程度かかると予想される。 レポーターが発表当日欠席した場合、原則として発表の機会はなくなり、相当量のレポート提出を義務づけるので注意すること。 本授業の予習・復習にはおおむね４時間を想定しています。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書／Text books】 中島悦次『宇治拾遺物語』（角川ソフィア文庫） 伊東玉美『ビギナーズ・クラシックス　日本の古典　宇治拾遺物語』（角川ソフィア文庫） 【参考書／Reference book】 伊東玉美『宇治拾遺物語のたのしみ方』（新典社）
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法／Evaluation】 発表内容（５０％）、授業への参加状況・リアクションペーパー（３０％）、期末レポート（２０％）によって、総合的に評価する。 【評価基準】 発表・レポート：授業で扱ったテーマを理解し、自分の意見を述べることができる 授業への参加度：積極的に発言し、授業へ参加している 【課題（試験やレポート）に対するフィードバックの方法 各授業におけるリアクションペーパーに書かれた質問や意見については、次回授業で紹介し、教員の回答やコメントを共有する。
備考 ／Notes	【討議（ディスカッション、ディベート）を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表（プレゼンテーション）を取り入れている】 【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html