科目名／Course title	文学史（近代）Ⅰ／History of Japanese Literature（since the Meiji Era） Ⅰ
担当教員（所属）／Instructor	海老原　由香 (文学部国語国文学科)
授業科目区分／Category	国語国文学科専門科目
授業形態／Type of class	講義
開講期／Semester	2024年度／Academic Year 　前期／SPRING
開講曜限／Class period	木/THU　4
対象所属／Eligible Faculty	文学部国語国文学科／Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature
対象学年／Eligible grade	2年 , 3年 , 4年
単位数／Credits	2

副題 ／SubTitle	日本近代文学史⑴　明治文学史
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	明治時代の文学史について学ぶ。 明治時代の日本近代文学の流れと時代背景を把握し、明治文学における代表的な作家・作品名に関する知識を得ることを目標とする。
授業概要 ／Course description	明治時代の作家・作品（一部大正時代のはじめも含まれる）をとりあげ、いかにして近代文学が成立していったのか、いかにして近代の文体が確立していったのかを考察する。 本授業では、小説だけでなく詩歌等も扱う。 毎回授業の終わりに、リアクションペーパー（授業を聞いて特に印象に残ったことや感想、自分で気づいたこと、質問等）を書いて提出する。 実際に作品を読むことに意味があるので、決められた小説リスト（当文学史で扱う明治の中短編小説）から各自一作品を選んで読み、「書評」を書き、皆の前で紹介・発表する時間を設ける。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第  1回：ガイダンス　明治初期の文学の様相（明治の戯作・啓蒙主義・翻訳小説） 第  2回：政治小説 第  3回：坪内逍遙・二葉亭四迷・初期の森鷗外 第  4回：硯友社と紅露時代 第  5回：「文学界」と樋口一葉 第  6回：日清戦争後の小説 第  7回：明治の近代詩 第  8回：明治の短歌・俳句　正岡子規　他 第  9回：島崎藤村・田山花袋　他 第10回：自然主義文学・写生文　他 第11回：夏目漱石と森鷗外　他 第12回：耽美派 第13回：まとめ①　「書評」プレゼン 第14回：まとめ②　試験 第15回：まとめ③　「書評」プレゼンと試験のフィードバック
準備学習・履修上の注意 ／Notices	・（予習）「書評」プレゼンについては、リスト（当文学史で扱う明治の中短篇小説）から一冊を選んで自分で読み、発表できるようにまとめる。単なる概説や感想にならないように、必ずその時代ならではの特徴、その作家・作品ならではの個性、現代に通じる普遍性を挙げて作品の魅力を伝えられるよう準備する（事前に発表項目を指定する）。 ・（復習）講義内容を振り返り、その時代の文学や流れについての考察を深めた上で、重要項目を暗記する。 各授業における予習復習時間の平均は４時間程度を想定。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書】毎回プリント資料を配布する。 【参考書】安藤宏『日本近代小説史』（中公選書）
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法】試験60％、書評発表および原稿提出20％、毎回のリアクションペーパーの合計20％　により総合的に評価する。 【評価基準】試験は出題内容に該当する作家・作品・事項名等を正しい漢字で記述できるかどうか、論述については与えられた課題についての自分の考えを適切に表現できるかどうかで採点する。書評は、確かに自分で読んで自分の言葉でまとめられているかどうか、定められた条件に合致するようにその作品の魅力を伝えられているかどうか、深く考えているかているかどうかを基準とする。発表については、話し方や発表態度も加味する。毎回のリアクションペーパーは、授業をきちんと聞いていたかどうか、自分で考える姿勢が持てたかどうか、どこが重要か考えながら聞いていたかを見る（書き方の例を示す）。 【フィードバックの方法】試験は採点後返却し、解説を行う。「書評」は全体的な講評・解説をし、上位者を紹介する。リアクションペーパーは次の時間のはじめに内容を確認し、質問に答え、うまくまとめられているものやいい「気づき」を紹介する。
備考 ／Notes	この授業には次の要素を取り入れています。 【討議（ディスカッション、ディベート）】 【発表（プレゼンテーション）】

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html