科目名／Course title	基礎演習（近代）Ⅰ／Basics of Japanese Modern Linguistics and Literature Ⅰ (Seminar)
担当教員（所属）／Instructor	小林　明子 (文学部国語国文学科)
授業科目区分／Category	国語国文学科専門科目
授業形態／Type of class	演習
開講期／Semester	2024年度／Academic Year 　前期／SPRING
開講曜限／Class period	水/WED　3
対象所属／Eligible Faculty
対象学年／Eligible grade	1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数／Credits	1

副題 ／SubTitle	近代文学の作品を読む（Ⅰ）
授業のねらいと達成目標 ／Course Objectives	近代文学を研究するためには、高校までの読み方や日常の読書経験をもとにしながらも、それとは異なる作品への取り組み方が必要である。明治期から昭和期にかけて発表された作品を取り上げ、作者や作家に関する事柄についての調査方法や、構造や表現に注目しながら考察していくための方法を学び、近代文学についての知識と理解を深める。
授業概要 ／Course description	作品中で使われている言葉や、表現の細部に注目し、それを全体のなかで考えた場合に、どのようなことが考えられるのか。こうした読みができるようにするために、作品を読む際に必要な基本的な知識や調査の方法を知るとともに、自分なりの考察ができるように近代文学研究の基盤となる知識について習得する。また演習という授業形式において発表に際して必要とされる心構えや、準備するレジュメの作り方とその活用方法、発表する側とそれを聴く側の双方に求められる姿勢や討論の仕方について学ぶ。
授業計画（授業の形式、スケジュール等） ／Class schedule	第1回：ガイダンス（授業内容、授業の進め方等についての説明） 第2回：全集や叢書類、字典・事典等参考文献の紹介 第3回：作品の書誌事項の調べ方、本文の表記 第4回：作品理解の基本（1）：通読と注釈① 第5回：作品理解の基本（2）：通読と注釈② 第6回：作品理解の基本（3）：時間、場所、題材の整理 第7回：作品理解の基本（4）：作品の構成 第8回：作品に関連する事項：先行研究と、その調査方法 第9回：レポートの作成について 第10回：作品分析（1） 第11回：作品分析（2） 第12回：作品分析（3） 第13回：作品分析（4） 第14回：レポートの仕上げ、提出 第15回：レポートのフィードバックとまとめ
準備学習・履修上の注意 ／Notices	授業で扱う文章、作品は読んでおくこと。 ・（予習）次回授業で取り扱う文章、作品を読み、内容を知ったうえで出席すること。（詳細は授業内で指示する） ・（復習）授業後は講義や発表の内容をふり返り、ノート等に整理しておくこと。（詳細は授業内で指示する） 授業についての質問は随時受け付ける。基礎的な知識や作業の方法を学ぶ授業であるので、ここでの学習を疎かにすると、今後の大学４年間での授業理解、研究に影響を及ぼすことになる。授業に積極的に参加し、作品の下読みといった予習や、授業内容の振り返りや課題の作成などの復習を行うことによって、理解を深めるように努力してもらいたい。 各回の授業外学習時間（予習・復習）には平均1時間程度かかると想定される。
教科書・参考書等 ／Textbooks	【教科書／Text books】 授業中に配布するプリント 【参考書／Reference books】 授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法 ／Evaluation	【評価方法／Evaluation】 毎授業のリアクションペーパー（30%）、期末レポート（50%）、授業への参加度（20%） 【評価基準】 リアクションペーパーでは与えられたテーマについて、授業内容をもとに、自分なりの考えを記述している点、レポートでは、自らの課題設定に基づき、序論・本論・結論の構成に沿ってレポートを作成している点を評価基準とする。 【レポートに対するフィードバックの方法】 提出されたリアクションペーパー、レポートを添削し、コメントを付し返却する。
備考 ／Notes	この授業は、ディスカッション、プレゼンテーションを取り入れている。

科目と卒業／修了認定に関する方針（ディプロマ・ポリシー）の対応一覧
／Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html