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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 国語国文学特講(演劇)Ⅱ/Study of the Theater (Specialized Lecture) Ⅱ
担当教員(所属)/Instructor 安冨 順 (文学部国語国文学科)
授業科目区分/Category 国語国文学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 金/FRI 2
対象所属/Eligible Faculty 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
芸能・演劇より日本文化を知る
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
当該講義の主要目的は、日本の古典芸能・演劇の考察を通して日本の文化を知り、理解するすることを第一の狙いとする。さらにそれにより得られた知見により、自らの文化と異なる文化との相対化を通し、異文化理解を図ることを目的をする。受講生諸君にお願いしたいことは、自らの歴史を知りそのうえで異なる世界の歴史を学び、相互理解を試みて欲しいということに尽きる。視野を広げることを、何より大事にしたい。「われわれはどこから来て、どこへ向かうのか。そしてわれわれは一体何者か」を知ることが、最大の講義目標といえるだろう。
授業概要
/Course description
日本古典芸能・演劇を古代、中世、近世、近代、現代と時代別に、前期・後期にわたり講義をする。後期は近世以降が中心となる。そのさい、常に意識したいのは芸能・演劇とその隣接文化との関連性である。当該講義が国語国文学科設定科目であることから、文学作品等にも言及したい。また絵画・音楽等の芸術についての講義をするつもりでいる。全体的に総論的なものとなるであろうが、総花的にせぬよう心懸けるつもりでいる。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:お国に続けー女カブキ
第2回:若女形の本質
第3回:示現ー初代市川團十郎
第4回:荒事の様式
第5回:口説ー初代坂田藤十郎
第6回:『廓文章』鑑賞
第7回:人形劇ー世界と日本
第8回:慰みー近松門左衛門
第9回:恋の手本となりにけりー『曾根崎心中』解説
第10回:アート?それとも演劇?ー杉本文楽『曾根崎心中』鑑賞
第11回:父を超えるー2代目市川團十郎
第12回:江戸市民共同体劇―『助六所縁江戸桜』
第13回:小林一三と宝塚
第14回:男役と女形
第15回:後期講義統括
準備学習・履修上の注意
/Notices
【授業外学修の内容】
講義内容に関する文献、論文等を担当教員より紹介するので、目を通してほしい。また芸能・演劇はその実際に触れるのが大切なので、時間があれば積極的に劇場へ足を運んで欲しい。しかし、時間がない受講生もいるであろうから、その場合、YouTubeの動画視聴を推奨する。具体的演目等は担当教員より随時紹介する。これら準備学習を時間で表すのはやや困難であるが、参考文献等の閲読の場合、およそ1回に4時間ほどと考えて頂けれ結構である。なお、履修上の注意事項として、①日本古典文学史を理解している。②日本史の知見を一定度備えている、を挙げておく。特に本講義の特色は②にあるので、日本史の知見がない、不安である。なにより関心がない方に当該講義は、断然、お勧め出来ないことを、特に前もって申し上げておく。
講義の進め方は事前に資料を「マナバコース」にアップし、それを当日教員が読みながら、解説を加える。受講生は配信資料とパソコン、スマートフォンで見ながら、またはプリントアウトして講義に臨むこととなる。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】なし


【参考書】担当教員より適宜紹介
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
前期・後期ともに観劇レポートの提出を以て成績評価とする。

【評価基準】
試験:単なる観劇の感想ではなく、劇評として論理的に構成されていること。将来にわたり記録として残り、十分研究資料として活用可能なレベルであること。さらに文学性をも備えた内容であることが、求められる。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
レポートに講評及び所感を述べ、返却する。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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