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授業情報／Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/18 現在

科目名／Course title 国語学特講（言語学概論）／Principles of Linguistics (Specialized Lecture)
担当教員（所属）／Instructor 吉田　浩美 (文学部国語国文学科)
授業科目区分／Category 国語国文学科専門科目　
授業形態／Type of class 講義
開講期／Semester 2023年度／Academic Year 　通年／ONE-YEAR
開講曜限／Class period 月/MON　5
対象所属／Eligible Faculty
対象学年／Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数／Credits 4
副題
／SubTitle		 「ことばの科学」を学び、視野を広げよう．
授業のねらいと達成目標
／Course Objectives		 「ことば」は私たちのまわりに常にあるが、「ことば」について知らないこと、気付かないことは意外に多い。言語学は「ことば」を科学的に捉える学問である。この授業では、「ことば」を様々な側面から考え、言語学的な考え方を身につけることを目指す。

この授業はディプロマ・ポリシー中の「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技能を身につけている。」に対応している．
授業概要
／Course description		 言語学とはどのような学問か、という俯瞰的な話から始まり、言語に対する見方、社会と言語の繋がりなどをまず学ぶ。その上で，音声に関する分野（音声学・音韻論）、文法に関する分野（形態論・統語論）、意味に関する分野（意味論・語用論）、言語の変化に関する分野（比較言語学）について順次学ぶ。
授業計画（授業の形式、スケジュール等）
／Class schedule		 第1回　言語学とはどんな学問か、どのような分野があるか
第2回　人間の言語の特性
第3回　言語に対する基本的な見方と人間の言語能力　
第4回　言語の多様性（1） 世界の言語
第5回　言語の多様性（2） 地域方言
第6回　言語の多様性（3） 社会方言
第7回　言語の多様性（4） 場面による変種
第8回　言語と政治
第9回　音声学（1）：音声器官・発声のしくみ）
第10回　音声学（2）：子音１
第11回　音声学（3）：子音2
第12回　音声学（4）：母音１
第13回　音声学（5）：母音２
第14回　音韻論
第15回　試験とまとめ

第16回　音声学と音韻論の復習
第17回　形態論（1）：単語の構成
第18回　形態論（2）：異形態
第19回　形態論（3）：形態素分析の実際
第20回　形態論（4）：未知の言語の形態素分析
第21回　形態論（5）：語彙と文法範疇
第22回　統語論（1）：様々な統語理論
第23回　統語論（2）：語順の多様性・SやOの表し方
第24回　意味論（1）：意味とは何か
第25回　意味論（2）：多義語，同義語，同音異義語など
第26回　意味論（3）：語の意味分析の練習 
第27回　意味論（4）：比喩と連語
第28回　歴史言語学：言語の変化，語族の認定
第29回　言語接触：言語間の交流
第30回　試験とまとめ
準備学習・履修上の注意
／Notices		 （1）日頃から身の回りの言語、とくに日本語に関心を持ち、観察に努めることが求められます。
（2）毎回，新しい事柄を学ぶので，できるだけ欠席しないようにしてください．
（3）授業の進捗状況により，上の授業計画に若干の変更が生じる可能性もあることをご了承ください．進みを早めることはありませんのでご安心ください．
本授業の予習・復習にはおおむね3時間を想定しています．
【授業外学修の内容】
毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと．
教科書・参考書等
／Textbooks		 【教科書／Text books】
佐久間淳一、加藤重広、町田健　著『言語学入門』（研究社）

【参考書／Reference books】
授業のなかで、適宜指示する。
成績評価の方法
／Evaluation		 【評価方法／Evaluation】
前期末と後期末に行う試験（85％），授業への参加度（15％）

【評価基準】
試験：授業で扱ったテーマに関する問題に解答できる。

【課題（試験やレポート）に対するフィードバックの方法】
提出物に対するコメントを行う．

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