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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2022/09/16 現在

科目名/Course title 専門ゼミ/Seminar (third and fourth years)
担当教員(所属)/Instructor ブルネ トリスタン アンリ (文学部フランス語フランス文学科)
授業科目区分/Category フランス語フランス文学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2022年度/Academic Year  通年/ONE-YEAR
開講曜限/Class period 火/TUE 3
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 4
副題
/SubTitle
サブカルチャーから見る戦後フランスの精神史
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
この授業では、フランスの精神史がどういうふうにそのサブカルチャーにおいて反映されているか、という問題を探りたいと思います。
フランス現代史の基本を知ってから、フランスのサブカルチャーにどのような解釈が出来るか、という試みによって、学生の分析力と解釈力を成長させることが授業の目的です。
授業概要
/Course description
日本から見ると、現代フランスのイメージは非常に複雑です。高級料理やパティスリー、高級ブランドのシャネルやディオールのフランス。移民の暴動やテロリズムなど、危機に巻き込まれるフランス。そして、日本の漫画やアニメが大好きのフランス。現代フランスには矛盾があふれています。
その一つの原因は、フランス人の想像の中にある。もちろん、現代フランスの危機は、ただの空想ではない。現実の受け入れを支えるための想像力に危機がある、ということです。
ですから、このゼミは、フランスのサブカルチャーから、現代フランスの精神史を学びます。
戦後フランスの経済的や文化的の変更もちょっぴり触れますが、フランスの漫画「BD」やアニメから、現代フランスの歴史と、その時代を生きていたフランス人の想像力の変化を解釈しようと思います。
そのフランスの想像力の中に、同じ時代を生きてきた日本の想像力との接点を見つけて、学生と一緒に、ひとつの「想像の翻訳」に挑戦したいと思います。
今年のテーマとしては、フランスが解読した日本のサブカルチャーにしたいと思います。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1-3回:『サブ・カルチャー』って何?フランスにおけるサブ・カルチャーの誕生
第5-8回:戦後フランスの精神史(1)日本アニメの輸入と70重年代の危機意識
第9-12回:戦後フランスの精神史(2)フランステレビの民営化による日本のサブカルチャーの受容
第9-15回:戦後フランスの精神史(3)フランス人が製作した日本のサブカルチャー:「Manfra」を読んで
第16-30回:発表
準備学習・履修上の注意
/Notices
本授業の予習・復習にはおおむね4時間を想定しています。
【授業外学修の内容】
毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
プリントを配布する

【参考書】
渡邊 啓貴『フランス現代史ー英雄の時代から保革共存へ』中央公論社
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
発表50%、レポート50%

【評価基準】
発表:授業で扱ったテーマを理解し、自分の意見を述べることができる。
レポート:授業で扱ったテーマを理解し、自分の意見を述べることができる。

課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
授業にて解説を行う。
課題についてコメントする。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】
【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】

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