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授業情報/Course information

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科目名/Course title 3年セミナーⅠ/Junior Seminar Ⅰ
担当教員(所属)/Instructor 土井 良子 (文学部英語英文学科)
授業科目区分/Category 英語英文学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2022年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 火/TUE 2
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 1
副題
/SubTitle
ジェイン・オースティンの小説を読む (1) 
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 十八世紀のイギリスが生んだ「世界で一番平凡な大作家」ジェイン・オースティン(Jane Austen, 1775-1817)。2017年秋から発行されている10ポンド新札にはオースティンの肖像画が印刷され、彼女が今なお高い評価と人気を誇ることを示しています。
 この授業では、代表作『プライドと偏見』(Pride and Prejudice, 1813)を読んでいきます。初めは、英文で長編を読むことに少しずつ慣れていきましょう。授業での発表や討論を通じて作品構造や語り、文化的・社会的背景など、4年次の卒業論文・レポート執筆に必要な作品分析の方法や視点の習得をめざします。

この授業はディプロマ・ポリシーの中の「専攻する言語や文学、文化について、特定の問題を掘り下げ、自ら調査、研究して考えをまとめることができる。」に対応しています。
授業概要
/Course description
まず、ジェイン・オースティンの生涯や時代背景についての理解を深めます。それからテキスト読解に入ります。原作の文章に慣れることを目標に、各章ごとに担当者を決めて内容をまとめ、その発表をもとに読んでいきます。人物描写や語りの技法の分析だけでなく、文化的・社会的背景なども視野に入れ、作品への理解を深めたいと考えています。時代の雰囲気をつかむため、映像や当時の絵画、写真資料集などを活用していきます。
前期でVolume Iを読み通し、夏休み中にVolume IIを読んで課題レポートを作成していただきます。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回 イントロダクション
第2回 Jane Austenについて
第3回 Regency periodの社会と文化について(1)
第4回 Regency periodの社会と文化について(2)
第5回  Pride and Prejudice Volume I (1) Chapter 1
第6回   Chapter 2, 3
第7回  Chapter 4, 5
第8回  Chapter 6, 7
第9回 Chapter8, 9
第10回 Chapter 10, 11
第11回 Chapter 12,13
第12回 Chapter  14, 15
第13回 Chapter 16,17
第14回 Chapter 18,19
第15回 Chapter 20, 21 まとめとレポートについて
※授業の進度は変わることがあります。
準備学習・履修上の注意
/Notices
18世紀の文体や表現は、慣れないうちは難しいと感じると思いますが、質問は大歓迎。翻訳も参考にできるでしょう。
各回の授業外学習時間(予習・復習)には1時間程度かかると想定されます。 
【授業外学修の内容】
・(予習)授業では参加者の発表を基にして読み進み、気づいたことについて話し合っていくので授業前にテキストをよく読んで意味を理解し、自分の意見を準備しておくことが必要です。セミナーですので、(発表の担当でない時も)全員が参加者として本気で取り組んでいただきたいと思います。
・(復習)レポートの準備として授業で取り上げた部分を読み返し、気づいた点や注目点を書き留めておきます。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
Jane Austen, Pride and Prejudice(Penguin)および配布プリント

【参考書】
授業中に紹介します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
発表(30%)レポート(50%)  授業参加度(20%)
【評価基準】
1. レポート:事前に配布するチェックシートに基づいて、論理的に自分の主張を組み立て、説得力を持って記述できているかについて評価しします。
2. 発表:発表の事前準備とレジュメの内容、質疑での応答、
3.授業参加度: 他の受講生の発表、課題へのコメントや授業内ディスカッションでの積極性と発言内容
を基準として評価します。

【課題に対するフィードバックの方法】
各自にチェックシートとコメントをつけて返却します。そのうえで全体講評で注意すべき点について改めて確認し、次回のレポートでの改善へとつなげていきます。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】

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