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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | 英語圏文学/Literature in English |
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担当教員(所属)/Instructor | 木原 健次 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 英語英文学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 火/TUE 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 文学部国語国文学科/Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Language and Literature,文学部フランス語フランス文学科/Faculty of Liberal Arts Department of French Language and Literature,文学部英語英文学科/Faculty of Liberal Arts Department of English Language and Literature,人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
「アメリカ文学史」の成り立ちと再考 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
到達目標:以下の3点。 1)アメリカ文学の想像力が国内のみに関わるのではなく、ルーツ(の一つ)であるイギリスはもちろん、カリブ諸島や太平洋を始め、海外諸地域と結びついている様子を理解できること 2)19~20世紀のさまざまなアメリカ文学について作品や英語表現の特徴を理解できること 3)1920年代から1950年代頃にかけてアメリカ文学史という歴史が編まれた社会的背景を理解できること |
授業概要 /Course description |
1920年代まで、「アメリカ文学 (American Literature)」という学問分野はまだ成立しておらず、例えば「アメリカにおける英(語)文学 (English Literature in America)」といった呼称で扱われる、イギリス文学の一部門があるのみだった。そこからアメリカ文学史という体系が20世紀半ばまでにどのような社会背景のもとで成立し、さらにそれが近年どのような形で見直されてきているのかを学習する。 具体的には、まずアメリカ文学史において各時代の正典(Canon)とみなされている作品を原文に触れながら学び、アメリカ文学史の一般的な特徴や流れを概観する。次に、アメリカ文学史を記述した代表的な著作に目を向けて、アメリカ文学史の成立事情と近年の研究による介入を学び、文学史を社会や経済の変化を念頭に分析する。最後に、アメリカ文学を国内だけでなく、より広い国際的ネットワークとの関連から読み解く視点を身につけるべく、カリブ諸島や太平洋などの地域を視野に入れた文学作品や解釈について学ぶ。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 イントロダクション 第2回 ピューリタニズムと啓蒙思想 第3回 ロマンティシズムとアメリカン・ルネッサンス 第4回 リアリズムと自然主義 第5回 小テスト1/モダニズム 第6回 社会リアリズム 第7回 ポストモダニズム 第8回 小テスト2/Matthiessen, American Renaissance (1941) 第9回 Trilling, “Reality in America” (1950) / Chase, The American Novel and Its Tradition (1957) 第10回 Columbia Literary History of the United States (1988) / Schaub, American Fiction in the Cold War (1991) 第11回 小テスト3/メルヴィルと太平洋 第12回 ハーレム・ルネッサンスとハイチ 第13回 フォークナーとカリブ 第14回 ジャメイカ・キンケイドと植民地表象 第15回 まとめと期末試験 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・英語で書かれた文献を読むため、英和辞典を収録した電子辞書を必ず持参してください。 ・授業外学習(予習・復習)には、1週間につき4時間を要する。ハンドアウトの「原文で読んでみよう」のコーナーを各自で訳し、空欄を埋めてくること。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 特に指定しない。授業でハンドアウトを配布する。 【参考書】 授業中に適宜紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 授業参加および毎回のリアクションペーパー(30%)、3回の小テスト(30%)、期末テスト(40%) 【評価基準】 授業参加:リアクションペーパーの提出状況と内容 小テスト・期末試験:授業内容で扱った内容について回答できる。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 リアクションペーパーに翌週フィードバックを返す。 期末試験について、誤答の多かった箇所などを中心に、フィードバックをまとめたPDFをGoogle Classroom経由で配布する。 |
備考 /Notes |
初回のイントロダクションでは授業の概要についての重要な説明をするので、体調管理に気をつけて極力出席してください。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html