シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2023/03/18 現在

科目名/Course title 社会言語学/Sociolinguistics
担当教員(所属)/Instructor 坪井 睦子 (文学部英語英文学科)
授業科目区分/Category 英語英文学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2023年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 金/FRI 4
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
言語と社会
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 私たちは、コミュニケーションを通し他の人々とつながり合うことによって社会を築いています。コミュニケーションの媒介に欠かせないのが言語です。言語と社会は密接に関わり合っています。本授業は、社会において実際に使われている言語に焦点を当て、言語と社会との関係について理解を深め、その多様なあり方を探求することを目的とします。授業を通し、社会言語学の基礎的知識を身につけ、その知見を実際の言語使用の分析、考察に活かす能力を育むことを目指します。
 なお、この授業はディプロマ・ポリシーの中の「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技能を身につけている」に対応しています。
授業概要
/Course description
 授業では、社会言語学という学問領域が生まれた背景、学問の特徴、その射程についてまず概観した上で、社会言語学の主要なテーマである言語と言語使用者の社会的属性(地域、社会階層、民族、ジェンダー、年齢など)との関係、言語選択や言語消滅の問題、スタイル、レジスター、加えて言語とイデオロギー、アイデンティティ、パワーとの関係について考え、社会における言語使用の多様性について探求します。授業では、社会言語学における主要な理論や研究の枠組みについて取り上げ、それを言語と社会の分析、考察に活用する方法についても学びます。
 
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:初回ガイダンス/社会言語学とは
第2回:言語と地域
第3回:言語と社会階層
第4回:言語と民族
第5回:言語とジェンダー
第6回:言語と年齢
第7回:言語の選択
第8回:言語の状況差、適切さ(スタイルとレジスター)
第9回:ディスコース分析/コミュニケーションの民族誌
第10回:相互行為的社会言語学
第11回:社会言語学と異文化コミュニケーション
第12回:会話分析
第14回:語用論の基礎知識
第13回:ポライトネス
第15回:まとめ–社会言語学からの貢献
*なお、授業計画については、クラスの状況によって変更される場合があります。
準備学習・履修上の注意
/Notices
【予習】
各回、該当するテキストの箇所をよく読んで授業にのぞんでください。

【復習】
各回の授業内容について論点をまとめ、自らの感想、意見、疑問点を整理しておくこと。
各授業における予習と復習に必要な時間は、平均で4時間程度を想定しています。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
岩田祐子・重光由加・村田泰美(2022)『改訂版 社会言語学―基本からディスコース分析まで』ひつじ書房.

【参考書】
Holmes, J.  (2017)  An Introduction to Sociolinguistics (5th edition). Routledge.
他、随時授業時に提示します。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
授業活動への主体的参加(30%)、授業ごとの課題(リアクションペーパー等)(30%)、期末レポート課題(40%)
全授業回数(15回)のうち5回以上(5回を含む)欠席していないこと、かつ期末レポートが期限までに提出されていることを成績評価の前提とします。欠席は減点とします。

【評価基準】
授業ごとの課題については、自ら主体的に取り組んでいるか、また自らの意見を述べる際には根拠を示し簡潔、明瞭に記述しているかどうかを重視します。
期末レポートについては、課題の内容をよく理解し、求められる要件を満たした上で、論理的な記述を行っているかどうかを重視します。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
授業ごとの課題に対しては、授業時にクラス全体に対しフィードバックを行います。
期末レポートについては、別途授業時に提示します。
備考
/Notes
この授業には次の要素を取り入れています。
【討議(ディスカッション、ディベート)】
【グループワーク】

科目一覧へ戻る