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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/12/07 現在

科目名/Course title グローカル文化研究F/Glocal Studies F
担当教員(所属)/Instructor 朝日 由紀子 (文学部英語英文学科)
授業科目区分/Category 英語英文学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2020年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 木/THU 3
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
 マーク・トウェインとアメリカ
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 マーク・トウェインは、アメリカ国内のみならず海外でも最も愛されている代表的なアメリカの作家である。その生涯は、1835年から1910年にわたるが、その時期は、アメリカの歴史と文化の特徴を知る上で、とても興味深くまた重要な時代といえる。
 作家の文学活動の足跡を辿りながら、アメリカのダイナミックな姿を多面的なアプローチから浮き彫りにしていく。そのような方法をとることにより、受講生は、さまざまの興味ある事柄を発見していき、アメリカに対する理解を深めることができるようになることが、この授業のねらいである。
 授業への積極的な取り組みを通して、 マーク・トウェインとアメリカへの関心が芽生え、今後いっそう勉学への意欲をもてるようになることが、授業の目標である。
この科目はディプロマ・ポリシーの「専攻する言語と文学、文化に関して、専門的な知見と技能を身につけている。」に対応している。
授業概要
/Course description
 多面的なアプローチとして、具体的には、つぎのようなテーマと項目を立てている。
 1「地理」  アメリカおよびヨーロッパ
 2「交通」   蒸気船、ポニー・エクスプレス、駅馬車、鉄道など
 3「テクノロジー」  ミシン、印刷機、タイプライター、電話など
 4 「ミシシッピ川」 その歴史と文化、マーク・トウェインの作品におけるその
           役割
 5「聖書」  聖書に登場する「アダム」、「イヴ」、「サタン」を語り手あるいは
        日記という文学形式で創作したマーク・トウェインの作品
 6「動物」  当時の動物観 マーク・トウェインの動物物語     進化論
 7「探偵小説」 当時人気を呼んだヒーローとしての探偵  
         マーク・トウェインの探偵小説
 8「帝国主義」 当時のヨーロッパ列強の帝国主義政策とマーク・トウェインの
         反帝国主義活動
            
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回: 授業の進め方の説明
第2回: 授業スケジュールの通知
第3回: 地理 : ハンニバル、ヴァージニア・シティ、サンフランシスコ、ハワイ
第4回: 地理 : ワシントンDC,ハートフォード、エルマイラ、ニューヨーク 
第5回: 地理 : イタリア、 オーストリア、イギリス、ドイツ
第6回: 交通の発達 I
第7回: 交通の発達 I I
第8回: テクノロジー革新 I
第9回: テクノロジー革新  I I
第10回: ミシシッピ川
第11回: 聖書
第12回: 動物
第13回: 探偵小説  
第14回: 帝国主義
第15回: まとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
 アメリカについてのニュースなどにも関心をもち、常日頃から情報を得るようにしてください。今年の11月にアメリカ大統領選挙があるため、アメリカに関する情報の発信量は多いので、積極的に関心をもつことが大切です。
教科書・参考書等
/Textbooks
【参考書】 『マーク・トウェイン文学・文化事典』 彩流社 2010年
       
成績評価の方法
/Evaluation
 授業概要で示したテーマのなかから、各自が関心をもった項目を具体的に選び、それについて独自にリサーチをして、興味深いと思われる内容を選択し、発表形式のレポートを提出する。そのレポートは、マーク・トウェインとアメリカに関する多角的な知識を身につけることを目的に、受講生全員が共有する。毎回、レポートに対するリアクションペーパーを提出し、それにより、出席確認と評価を行う。期末に課題レポートの提出を求めるので、これらを総合して成績評価をする。


    
備考
/Notes
 本授業は、CampusSquareを利用した【オンデマンド型】遠隔授業として実施する。


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