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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 図書館情報学概論/Introduction to Library and Information Science
担当教員(所属)/Instructor 今井 福司 (基礎教育センター)
授業科目区分/Category 司書に関する科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 火/TUE 5
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
司書課程の最初の授業であることを踏まえ、本授業では司書課程や図書館情報学を学ぶ上で必要な基礎的な概念や知識について、最新の動向も踏まえながら、幅広く取り上げていく。本授業では、以下の事項について、理解した上で、説明できるようになることを目標とする。
・図書館情報学に関する専門用語
・図書館を支える制度
・各種図書館で行われているサービス
・新しい図書館サービスの概要とその課題
授業概要
/Course description
図書館法によって司書は「図書館に置かれる専門的職員」と定義されているが、その役割を果たすためには、図書館の機能や社会における意義や役割についての理解を始めとして、多くの知識を持つことが要求される。本授業は、これから学び始める受講生を対象に、司書課程を学ぶにあたって必要不可欠な基本的知識と専門用語を扱う。基本的には講義を中心に展開していくが、単に用語の解説だけを行うのではなく、知識の背景となるものは何か、知識を元にどのようなサービスが可能なのかなど、様々な側面から解説する。また実践例も多く取り上げながら授業を展開していく予定である。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回 オリエンテーション、図書館、図書館情報学、図書館で行われるサービスの定義
第2回 図書館を支える制度(教育基本法、図書館法、図書館の自由に関する宣言、図書館の権利宣言)
第3回 各種図書館の概要と実例(1):公共図書館の歴史
第4回 各種図書館の概要と実例(2):公共図書館のサービス
第5回 各種図書館の概要と実例(3):国立図書館
第6回 各種図書館の概要と実例(4):大学図書館
第7回 各種図書館の概要と実例(5):学校図書館
第8回 各種図書館の概要と実例(6):専門図書館、その他の図書館
第9回 図書館利用者とサービス(情報行動、児童サービス、ハンディキャップサービス)
第10回 図書館を支える基盤(施設、設備、ICT技術)
第11回 図書館ネットワーク(ILL、書誌ユーティリティー)
第12回 図書館関連団体とその活動
第13回 図書館を巡る状況や制度の変化(著作権法、PFI、指定管理者制度、貸本屋批判)
第14回 試験とまとめ
第15回 最終試験のフィードバック
準備学習・履修上の注意
/Notices
【授業外学修の内容】
・各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定される。
・授業時に参考にすべき資料やWebサイトを数多く紹介するので、各自で授業前もしくは授業後に確認してある程度理解しておくこと。
・幅広い範囲かつ多くの知識や用語を扱う予定であるので、授業内で紹介するレファレンスツールなどを用いて、毎回扱った語句の意味や説明を復習すること。

【その他注意事項】
・座席指定を行う予定であるので、初回は可能な限り欠席しないこと。
・授業進行上妨げとなるような行為(授業中の私語など)を行わないこと。
・分からないことは分からないままにしないで、都度解決するようにすること。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
特になし。レジュメや資料を随時配布する。かなり多くの量を配布する予定なので、ファイルケースなどを用意して管理できるようにしておくと良い。
【参考書】
根本彰 著. 『理想の図書館とは何か:知の公共性をめぐって』ミネルヴァ書房, 2011.
アントネッラ・アンニョリ 著, 萱野有美 訳. 『知の広場:図書館と自由』みすず書房, 2011. 
その他、アカデミック・リソース・ガイド社から刊行されている「ライブラリ・リソース・ガイド(LRG)」を適宜参照すること(白百合女子大学図書館に所蔵されている)。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
授業期間中に実施する小レポート、授業への参加(合わせて30%)、最終試験(70%)による。第2回目より毎授業の冒頭に前回のリアクションペーパーに対するコメント返しを教員から行う。小レポート、最終試験を仮に全て受けたとしても、点数が基準に達しない場合は不合格となるので、注意されたい。
【評価基準】
授業期間中の小レポートは課題文章の理解ができているか、不明な概念の列挙ができているかを評価基準とする。最終試験は授業中に扱った語句の理解が詳細に論述できているかどうかを評価基準とする。
【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
第15回目もしくは別途動画で全体にフィードバックを行う。
備考
/Notes
・この授業は、リアルタイムのコメントシステムを活用したICTを活用した双方向型授業を行う。
・この授業は、各種ウェブサイトのリンク集を活用してICTを活用した自主学修支援を行っている。
・この授業は、オープンな教育リソースを取り入れている。リソース名:図書館総合展 
 http://www.libraryfair.jp/

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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