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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2021/10/30 現在

科目名/Course title 情報資源組織演習(目録)/Organization of Library/Infomation Resources:Cataloging
担当教員(所属)/Instructor 今井 福司 (基礎教育センター)
授業科目区分/Category 司書に関する科目 
授業形態/Type of class 講義・演習
開講期/Semester 2021年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 水/WED 5
対象所属/Eligible Faculty
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
本授業の目的は,様々な形態・内容の情報資源に関する書誌データおよびメタデータの作成の練習を行うことによって,多様な情報資源の書誌事項を,検索可能な書誌データの形式に変換する実践的な技術を身に付けることである。このために,受講者は所定のスキルを身につけると共に,これらのスキルを活用するために必要な基礎的な知識についても身につけていることが求められる。この授業はディプロマポリシーの「時代を超えて普遍的に求められる深い教養と知性,自己を発見する心を持つ自立した女性になるための基礎的な能力を身につけている」に対応している。
授業概要
/Course description
本授業では,実際の情報資料を用いて,目録規則に基づき,書誌事項の識別と書誌記述の作成を行う。記述目録法として,日本目録規則および英米目録規則を用いて作成演習を行う。また,実際のコンピュータ目録(MARCまたはOPAC)を利用したコピーカタロギングやメタデータの活用を学ぶことによって,現状のコンピュータ上の書誌データの形式と作成法の基礎的知識についても学ぶ。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回 書誌データと標準規格:目録,メタデータ,日本目録規則(NCR),英米目録規則(AACR),国際標準書誌記述(ISBD),FRBR,Dublin Core,ISBN,ISSN
第2回 目録と目録記入:日本目録規則(NCR),書誌単位,記述の対象,記述の範囲・順序,書誌記述
第3回 目録作業(1):単行資料の記述(タイトル,責任表示,出版地)
第4回 目録作業(2):単行資料の記述(出版社,形態,注記,標準番号)
第5回 目録作業(3):録音資料・映像資料の記述
第6回 目録作業(4):地図資料・マイクロ資料・電子資料の記述
第7回 目録作業(5):継続資料の記述
第8回 目録作業(6):単行資料,録音・映像資料に関する総合演習
第9回 目録作業(7):集合単位,構成単位,物理単位の記述
第10回 目録作業(8):標目と排列
第11回 目録作業(9):コンピュータ目録演習(コピーカタロギング)
第12回 目録作業(10):メタデータの作成I:デジタルデータに関するメタデータ付与演習)
第13回 目録作業(11):メタデータの作成II:演習結果の共有
第14回 共同分担総合目録データベース:NACSIS-CAT,総合目録データベースの品質管理
第15回 授業のまとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
・本授業は「情報資源組織論」で学習する内容を理解していることを前提としているので,「情報資源組織論」を前年度までに履修しているか,この科目と同年度に履修していることが望ましい。 
・授業の連絡は電子メールで行う予定であるので,連絡可能な電子メールアドレスを事前に用意しておくこと。
・多くの内容を扱う演習科目であるので,可能な限り欠席はしないこと。欠席した場合は,授業用Webサイトに演習資料を掲示しているので,そちらを参考にし,出席者か教員へ早めに不明な点を確認するようにすること。
・(予習)次回に扱う内容について,テキストを事前に読み,不明な点をあらかじめ抽出しておく。
・(復習)授業で扱った演習について,自分の解答を見直し,どのような点を理解できていないかを明確にする。
各授業における予習復習時間数の平均は3時間の予定。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書/Text books】
小西和信, 田窪直規. 『改訂 情報資源組織演習』(高山正也, 植松貞夫監修. 現代図書館情報学シリーズ : 10), 樹村房, 2017.
【参考書/Reference books】
日本図書館協会目録委員会編. 『日本目録規則』(1987年改訂3版), 日本図書館協会,
2006.
和中幹雄, 山中秀夫, 横谷弘美共著. 『資料組織演習』(JLA図書館情報学テキストシリーズIII-10), 日本図書館協会, 2014.
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
最終試験の結果(50%)ならびに,授業の参加,小課題の成果(50%。授業点と称する。)による。
【評価基準】
授業への参加,小課題は毎回授業中に提示する課題に取り組み,適切にこちらの問題に解答できているか,最終課題は用語の説明や実際の目録作業について適切な対応方法の提示ができているかを評価基準とする。
備考
/Notes
本授業では授業ツールとしてmanaba courseを用いる。

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