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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title ストーリーテリング研究Ⅲ/Storytelling Ⅲ (Research)
担当教員(所属)/Instructor 伊藤 明美 (人間総合学部児童文化学科)
授業科目区分/Category 児童文化学科専門科目 
授業形態/Type of class 講義
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 金/FRI 3
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
ストーリーテリングは本も道具も使わず、ことばだけで語り手と聞き手がお話の世界を共有するアートです。聞き手が耳から聞いたお話に想像力を膨らませるには、語り手としての素養を積むことが大切です。語り手が語る喜びを知ると、聞き手はさらに聞く喜びを体験します。この授業では実際にストーリーテリングを実践することを目指すなかで、ストーリーテリングが持つ奥深い力に気づき、声の芸術としてのストーリーテリングを子どもたちに語り継ぐ意義を学びます。全国で唯一、大学の正規授業として、ストーリーテリングを学べる授業です。

達成目標 1.ストーリーテリングを聞き手の前で実践できる。2.ストーリーテリングが子どもと大人の双方に向けた芸術文化活動として継続される意義を理解する。
授業概要
/Course description
この授業では,授業の中での発表の場(1回)へ向けて、一人一人丁寧に指導します。お話は昔話、創作のお話、神話など幅広いジャンルから、自分が好きで、聞き手に合ったお話を選びます。声の出し方、間の取り方、ことばのつぶ立て方などは、日本の伝統芸能を参考にします。講師のストーリーテリングも毎回聞いてもらいます。ストーリーテリングで自分を表現し、聞き手と共有する楽しみを体験しましょう。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:オリエンテーション
第2回:いろいろな語りを聞く
第3回:お話と再話 (図書館での授業を予定)
第4回:聞き手に合ったお話を選ぶ
第5回:お話の背景
第6回:プログラムを作る
第7回:伝統芸能に学ぶ 
第8回:声・滑舌・間の取り方
第9回-第10回:おはなしを覚える 各自のお話に合った覚え方を個別指導
第11回-第13回:お話を語る 各自の語りを個別指導
第14回:実技テスト
第15回:実技テスト まとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
授業外学習は、参考書の他、昔話やお話の本を読み、講師が推奨する芸術体験をしてみること。実技テストの練習をすること。各回の授業外学習時間は、平均4時間程度と想定されます。
「ストーリーテリング研究Ⅰ」および「ストーリーテリング研究Ⅱ」を履修していること
教科書・参考書等
/Textbooks
【参考書】
伊藤明美著.『先生が本(おはなし)なんだね』語りの入門と実践.小澤昔ばなし研究所, 2016. ISBN 978-4-902875-78-2
伊藤峻,竹内悊編.『ストーリーテリングの実践』スペンサー・G.ショウ連続公演.日本図書館研究会, 1996. ISBN 4-8204-9522-4
その他授業中に随時紹介する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
実技(80%)、リアクションペーパー(20%)

【評価基準】
実技:ストーリーテリングを聞き手の前で実践できるスキルを身につけている
リアクションペーパー:自分なりの気づきや考えを記述している

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
実技、リアクションペーパーについてコメントを返す。
備考
/Notes
この授業は、図書館司書・ストーリーテリングの講師の実務経験のある教員による授業であり、それらの経験を生かして実践的な理論と実技を習得するものです。
・この授業には、次の要素を取り入れています。
【実技】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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