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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 翻訳演習Ⅰ/Translation: Theory and Practice Ⅰ (Seminar)
担当教員(所属)/Instructor 三辺 律子 (人間総合学部児童文化学科)
授業科目区分/Category 児童文化学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  前期/SPRING
開講曜限/Class period 火/TUE 2
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部児童文化学科/Faculty of Human Studies Department of Children's Culture,人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology,人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
児童書・YA文学の翻訳を学ぶ
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
この授業は、翻訳家としての実務経験のある教員による授業であり、翻訳の考え方・手法等を学ぶことのできる実践的授業です。
原文を(できる限り)正確に読み取り、読み取った内容を(できる限り)正確に伝えるためには、英語力もとうぜんながら、よく言われているように "日本語力" も非常に重要です。
そのためにはまず、物語の世界や登場人物像を理解し、作品に流れる雰囲気を感じとることはもちろん、物語の舞台となった国や地域の歴史を知ったり、物語がかかれた背景を理解したり、物語中に登場する事象について調べたり、場合によっては作家の生い立ちや、受け手である現代の日本の読者について知ることも必要になってくるかもしれません。
こうして自分なりに理解した内容を、今度はできるだけ正確に読み手に伝えることも必要です。特に、児童書・YAの場合、一般的に大人に比べ経験が浅く、大人とは違う感性を持っている若い読者が主な対象となることから、独特の工夫が必要とされます。
実際の作業(英語から日本語へ訳す)を通して、そんな翻訳の魅力と楽しさを伝えていきたいと思います。相手の表現していることをできる限り正確にくみ取り、また自分の表現したいことをできる限り正確に伝える―――つまり、究極的には、コミュニケーションの力を鍛えていくことにつながります。
授業概要
/Course description
短編を中心に、現代のリアリズム作品、ファンタジー、昔話、絵本など、なるべく多くのジャンルからテキストを選び、実際に訳していきます。参考として、映画の字幕(映画鑑賞含む)や、翻訳企画の作り方なども、お話しできればと思っています。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
1.イントロダクション 翻訳とは&授業の具体的な進め方
2.実践:小学校低学年向け物語翻訳
3.実践:小学校低学年向け物語翻訳
4.実践:小学校低学年向け物語翻訳
5.実践:小学校低学年向け物語翻訳
6.実践:小学校低学年向け物語翻訳
7.実践:YA文学
8.実践:YA文学
9.実践:YA文学
10.実践:YA文学
11.実践:YA文学
12.実践:YA文学
13.絵本翻訳
14.絵本翻訳
15.絵本翻訳
準備学習・履修上の注意
/Notices
授業では、複数の担当者が訳したものを持ってくる形で進めます。各々の訳文を比較検討することを通して、技術的なことを含め、翻訳について学んでいきます。
また、ほかの人が訳したものを読むことができる貴重な機会ですので、質問、発言など積極的に行ってください。

各回の授業外学習時間(予習・復習)には 4 時間程度かかると想定される 。
【授業外学修の内容】
毎回の授業の振り返りを行うこと。授業において指示した課題を行うこと。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
未定(上記のとおり、幅広いジャンルから未訳の作品を探し、用います。YA、絵本は必ず入れる予定です)

【参考書】
藤井光『文芸翻訳入門』(フィルムアート社)
村上春樹・柴田元幸『翻訳夜話』
金原瑞人『翻訳エクササイズ』(研究社)
越前敏弥『越前敏弥の英文解釈講義』(NHK出版)
鴻巣友季子『明治大正翻訳ワンダーランド』(新潮社)
中村桃子『女ことばと日本語』(岩波書店)
など
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
宿題(訳文)、授業での発表、学期末のレポート、および平常点(出席、授業中の発言など)から判断します。
宿題(訳文)20%、 授業での発表:20%、学期末のレポート:50%、平常点(出席、授業中の発言など):10%

【評価基準】
宿題(訳文):授業で扱ったテーマを理解し、訳文に反映できる
授業での発表:授業で扱ったテーマを理解し、発表に反映できる
学期末レポート:授業で扱ったテーマを理解し、持論を展開できる
平常点:積極的に発言し、授業へ参加している

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
課題等についてコメントを返す
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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