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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 発達心理学演習E/Developmental Psychology E (Seminar)
担当教員(所属)/Instructor 藺牟田 洋美 (人間総合学部発達心理学科)
授業科目区分/Category 発達心理学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 火/TUE 4
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部発達心理学科/Faculty of Human Studies Department of Developmental Psychology
対象学年/Eligible grade 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
高齢期の発達課題について 
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 この授業は自治体に対する介護予防訪問支援事業の支援および事例検討等実務経験がある教員による授業であり、それらの実践や臨床経験を生かして実践的授業を行うものです。 
 わが国で現在20歳の人の半数以上の人が107歳まで生きることが予測されています。あなたが100歳以上まで生きることもかなり現実的になりつつあります。とりわけ、高齢期に体験しやすいライフイベントや心理的危機を事前に理解しておくことは、超高齢社会を心身ともにハッピーに過ごすために重要です。
 この演習では、高齢期の理論と研究を理解した上で、様々なテーマに関して臨床心理学的な接近法を用いた予防と支援の実践を学ぶことを目的とします。高齢期に出現する様々な問題を多角的にとらえ、生涯発達という視点からその人らしさを支援する際の基礎知識を体得してもらいたいと思います。
 この授業はディプロマ・ポリシーの「現代社会の発達心理学的課題を積極的に見いだして探求する」に対応しています。
授業概要
/Course description
 この演習では、高齢期の発達課題について取り上げます。中年期は仕事や家庭に関する人生の曲がり角、高齢期は人生のまとめの時期と言われます。
 そこで、中年期に関するエピソードに関しておさらいをする一方で、高齢期に関する発達課題については、それぞれの関心があるトピックスをグループで担当してもらいます。具体的には、教科書に基づき過去の研究や理論を調べ、グループ内でのその課題に関する解決法などをディスカッションしてもらい、最終的にグループで発表してもらいます。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:ガイダンスおよびあなたの高齢者観
第2回:高齢期の課題について
第3回:高齢期の課題についてとグループ分け
第4回:グループワーク その1:文献収集
第5回:グループワーク その2:文献収集
第6回:グループワーク その3:文献等の整理
第7回:グループワーク その4:ディスカッション
第8回:グループワーク その5:まとめ
第9回:グループ成果発表 その1:健康長寿のための身体運動と心理的支援
第10回:グループ成果発表 その2:百寿者から学ぶ健康長寿
第11回:グループ成果発表 その3:高齢期の閉じこもり
第12回:グループ成果発表 その4:高齢期のうつ病を防ぐ
第13回:グループ成果発表 その5:認知症の人と家族の心を支える
第14回:グループ成果発表 その6:高齢者の居場所感
第15回:まとめ・評価
準備学習・履修上の注意
/Notices
日頃から、新聞やメディアにおける高齢者に関する話題に目を通す習慣をつけてください。
(予習)自分が興味がある高齢期の課題について考えてくること
(復習)グループワークに入ったら、グループ内で決めた次週までの課題に取り組み、気が付いたことや次週に解消したい疑問をみつけておくこと

予習・復習時間数の平均は4時間程度の予定です。
教科書・参考書等
/Textbooks
【参考書】
長田久雄・箱田裕司編著 『超高齢社会を生きる-老いに寄り添う心理学』 誠信書房
佐藤眞一著『ご老人は謎だらけ』光文社新書
水無田気流著『「居場所」のない男、「時間が」ない女』日本経済新聞出版社
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
各回に評するグループワークでの貢献度(40%)および発表の内容および質疑応答(60%)で評価します。
【評価基準】
グループワークに積極的に参加しているかどうか、発表内容が先行研究に関してよく調べられているか、解決法は多角的に検討されたものであるか、さらにはオリジナリティがあるかどうかについて評価します。
【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
発表やレポートにはコメントを返します。
備考
/Notes
質問などがありましたら、himuta@shirayuri.ac.jp または h_imuta@tmu.ac.jp までご連絡ください。

◆この授業には次の要素を取り⼊れています。
【グループワーク】

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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