シラバス参照 |
科目一覧へ戻る | 2020/09/04 現在 |
科目名/Course title | 初等教育演習B/Seminar for Child Care and Primary Education B |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 土橋 久美子 (人間総合学部初等教育学科) |
授業科目区分/Category | 初等教育学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2020年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 水/WED 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業は、幼稚園における専任教諭としての実務経験のある教員による授業であり、実際の教育現場における教育・保育経験を生かして実践的授業を行うもの 保育者は自らの課題に即して学び、研究を続けていく力量を身につける必要がある。本授業は、教育・保育に関わる研究・実践分野についての研究課題と方法について修得し、4年次の卒業研究の構想を明確にしていくことを目標とする。 将来、教育者・保育者となる者として教科指導や教育・保育の各領域に関する理論と方法について学び、また教育・保育現場で生じる問題に対しての専門的研究と課題解決に向けた教育・保育実践に繋がる研究視点や手法を学び、卒業研究に繋げる力を培う。 この科目は初等教育学科「ディプロマ・ポリシー」の、「子どもをめぐる社会や文化の状況を理解し、子どもの心身の発達を十全に保障する場と機会を創り出そうと努力することができる」に対応しており、「常に理論と実践の往還を図りつつ、専門的職業人である小学校教諭、幼稚園教諭・保育士として社会的使命を全うできる」力量形成を目指すものである。 |
---|---|
授業概要 /Course description |
保育に関する文献講読を通し、保育を語りながら、保育実践での子どもの発達や保育をめぐる諸問題について、幼児教育・保育全般への関心と理解を広げていく。 具体的な子どもの姿を通して、子ども理解を深め、発達の課題に即した指導および援助について自らの考えを深め、子どもの言葉表現を支えイメージや遊びを豊かに育む子どもの感性を育てるための保育者の援助や環境構成のあり方について、様々な角度から探求する。授業は、文献講読での内容理解と討議、学生の発表を組み合わせて展開する。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:後期オリエンテーション 第2回:フレーベルの恩物・モンテッソーリ教具について 第3回:モンテッソーリ教具の作成 第4回:課題レポート作成(1) 第5回:人権についてー児童の権利についてー 第6回:課題レポート作成(2) 第7回:世界の保育(1)世界の子どもたちについて 第8回:世界の保育(2)研究する国の選定について 第9回:論文の書き方 第10回:文献、資料の調べ方について 第11回:研究方法についての検討 第12回:課題レポート作成(3) 第13回:課題レポート作成(4) 第14回:発表と討議 第15回:全体のまとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
予習として、事前に配布される文献や資料について十分に読み込み、わからないことなどは調べておくこと。発表の準備を周到に行うことはもちろんのこと、授業では、発表や討議などを通して積極的に参加すること。 復習としては、授業内容を振り返り、授業内で紹介された文献などを調べておくこと。発展的な学修を心掛けることが強く求められる。 各授業における予習復習時間数の平均は3時間程度と考えている。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 授業で使用するテキスト・資料等は、随時プリントして配布する。 【参考書】 磯部裕子・山内紀幸著『ナラティヴとしての保育学』萌文書林、2007年 平山許江著『幼児の「ことば」を育てる』世界文化社、2015年 その他、適時紹介する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 まとめのレポートの提出(60%)と、発表の際のレポート提出、授業への貢献及び討議への参加を平常点(40%)として加味することを原則とする。 【評価基準】 ・まとめのレポートは、授業で扱った内容についての理解と考察の深まりを重視して評価する。 ・発表、討議では、要点を押さえながら、意欲的な意見交換を望む。 |
備考 /Notes |
・主に、manaba folio、zoomを利用した【オンデマンド型】と【リアルタイム型】を組み合わせた遠隔授業として実施する。 ・討議の過程で、担当教員から発表・発言等に対してその都度コメントを返すようにする。 ・遠隔授業において、各自のレポート作成を重視する。 ・オンラインによる、発表(プレゼンテーション)を取り入れている。 |