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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/12/07 現在

科目名/Course title 言語表現/Language Expression
担当教員(所属)/Instructor 土橋 久美子 (人間総合学部初等教育学科)
授業科目区分/Category 初等教育学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2020年度/Academic Year  後期/AUTUMN
開講曜限/Class period 月/MON 2
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 2
副題
/SubTitle
保育表現技術(言葉)及び国語教育における幼小連携
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
 この授業は、幼稚園における専任教諭としての実務経験のある教員による授業であり、実際の教育現場における教育・保育経験を生かして実践的授業を行う。
この授業のねらいと達成目標は4点である。

1.言語表現活動(絵本、紙芝居、ペープサート等)に関する知識や技術を習得し、実践できる。
2.言語表現活動に係る教材等の活用及び作成と、保育の環境構成及び具体的展開のための技術を修得、実践計画の立案及び実践することができる。
3.領域「言葉」の内容を踏まえて、幼児期の子どもの言葉の特性を理解し、保育者の役割を考えることができるようになる。
4.国語教育における幼小連携について学び、説明することができる。

 この授業は、初等教育学科「ディプロマ・ポリシー」の「子ども一人一人をかけがえのない存在としてとらえ、その個性を尊重しながら知性と感性をともに育んでいくことができる」に対応しており、「常に理論と実践の往還を図りつつ、専門的職業人である小学校教諭、幼稚園教諭・保育士として社会的使命を全うできる」力量形成を目指す。
授業概要
/Course description
 児童文化財の特徴や活用方法などの講義を通して、言葉の発達についての知識、生活や遊びを通じて言葉を育むうえでの保育者の役割などについて学ぶ。具体的な子どもの姿を通して、子どもの言葉の発達過程の理解を深め、発達の課題に即した援助、環境構成のあり方について、様々な角度から考察する。
 また、保育に役立つ言語表現教材とは何か、実際に教材を用いて実践計画立案と保育実践について学ぶ。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:オリエンテーション・自己紹介の方法について
第2回:言葉と文化財1 絵本の選び方ついて
第3回:言葉と文化財2 絵本の読み聞かせについて
第4回:言葉と文化財3 紙芝居の演じ方について
第5回:絵本・紙芝居の実践計画について
第6回:絵本・紙芝居の実践計画の作成
第7回:ペープサートの保育実践について
第8回:ペープサートの作成について
第9回:人形遊びの保育実践について
第10回:人形作成について
第11回:パネルシアターの保育実践について
第12回:パネルシアターの作成について
第13回:幼児期における国語教育(文字環境と小学校への連携)
第14回:言語表現教材を使った保育実践について
第15回:授業のまとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
・絵本や紙芝居の選択、実践計画作成、教材準備など、十分に時間をとり、行うこと。
・授業開始時までに、前回の授業内容を復習し、理解した上で授業に出席すること。
・各回の授業外学習時間数(予習・復習)は3時間程度かかると想定される。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
松本和美編『保育に役立つ言語表現教材 第2版』みらい、2018年
【参考書】
文部科学省『幼稚園教育要領』
厚生労働省『保育所保育指針』
その他、授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】絵本・紙芝居の指導計画10%、パネルシアター なんでもBOX作成10%、自己紹介の部分実習指導計画20%、授業課題レポート50%、授業への参加意欲10%により、総合的に評価する。

【評価基準】
授業内提出物、授業への取り組み態度を踏まえ、総合的に評価する。
◆課題:授業で扱ったテーマを理解し、指導計画やレポートなどを書くことができる。授業内提出物は、全課題提出をもって評価の対象にする。
◆授業への参加意欲:授業の感想や振り返りを率先して行っている。
備考
/Notes
・主に、manaba folio、zoomを利用した【オンデマンド型】と【リアルタイム型】を組み合わせた遠隔授業として実施する。
・全回出席を原則とする。
・言語表現教材を作成し、課題の実践計画を立案してくるなどの準備学習を十分にして、授業に参加すること。

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