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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2020/12/07 現在

科目名/Course title 保育内容総論/Survey of Child Care and Education
担当教員(所属)/Instructor 室井 眞紀子 (人間総合学部初等教育学科)
授業科目区分/Category 初等教育学科専門科目 
授業形態/Type of class 演習
開講期/Semester 2020年度/Academic Year  通年/ONE-YEAR
開講曜限/Class period 月/MON 5
対象所属/Eligible Faculty 人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education
対象学年/Eligible grade 2年 , 3年 , 4年
単位数/Credits 4
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
この授業は、幼稚園における専任教諭としての実務経験のある教員による授業であり、実際の教育現場における教育・保育経験を生かして実践的授業を行う。
⒈『幼稚園教育要領』『保育所保育指針』における保育の基本・保育内容について理解することが出来る。
⒉幼児期における「遊び」と保育者の役割について、具体的な保育事例をもとに考察することが出来る。
⒊保育の多様な展開について理解し、総合的に捉えることが出来る。
⒋保育内容の総合性と、指導方法・指導計画とを関連づけ、考えることが出来る。

初等教育学科「ディプロマ・ポリシー」の「子ども一人一人をかけがえのない存在としてとらえ、その個性を尊重しながら知性と感性をともに育んでいくことができる」に対応している。「常に理論と実践の往還を図りつつ、専門的職業人である小学校教諭、幼稚園教諭・保育士として社会的使命を全うできる」力量形成を目指す。
授業概要
/Course description
幼稚園教育・保育所保育において基礎となる子ども理解を深め、子どもの主体的活動である遊びを通しての総合的なかかわりについて学ぶ。保育において「遊び」をどのように捉えるのか、また、子ども理解を通しての保育実践の在り方について考えていく中で、保育のベースを豊かなものにすることを目指す。「指導とは」「援助とは」という問いに、保育現場での事例をもとに、具体的な子どもの姿を捉えながら、様々な角度から学んでいく。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
第1回:保育内容とは何か
第2回:保育の全体構造と保育内容
第3回:『幼稚園教育要領』における教育の基本
第4回:『保育所保育指針』における保育の基本
第5回:領域と保育内容(1)領域とは
第6回:領域と保育内容(2)5領域のねらい
第7回:領域と保育内容(3)5領域のそれぞれのねらい
第8回:保育内容としての「遊び」の意味 遊びを通しての指導とは
第9回:環境を通して行う教育とは
第10回:保育者の役割(1)心のよりどころとしての保育者
第11回:保育者の役割(2)遊びの援助者としての保育者
第12回:保育者の役割(3)モデルとしての保育者
第13回:保育内容の歴史的変遷(1)幼稚園
第14回:保育内容の歴史的変遷(2)保育所
第15回:前期学習内容のまとめ
第16回:発達の特性と保育内容(1)おおむね6ヶ月未満・おおむね6ヶ月〜1歳3か月未満
第17回:発達の特性と保育内容(2)おおむね1歳3か月〜2歳未満・おおむね2歳〜3歳前半
第18回:3歳児クラスの保育内容
第19回:4歳児クラスの保育内容
第20回:5歳児クラスの保育内容
第21回:異年齢児のかかわりと保育内容
第22回:子どもの実態把握と保育内容(1)園生活における子どもの実態について
第23回:子どもの実態把握と保育内容(2)PC、OHPなどの情報機器の活用について(園便り作成など)
第24回:保育の内容を深める遊びや児童文化財(1)絵本、紙芝居について
第25回:保育の内容を深める遊びや児童文化財(2)言語表現教材について
第26回:保育における行事の取り組みと評価の考え方
第27回:特別な支援を必要とする子どもの保育
第28回:子育て支援と保育内容
第29回:家庭・地域・小学校との連携を踏まえた保育
第30回:学習内容の総まとめ
準備学習・履修上の注意
/Notices
幼稚園教育要領の第1章総説と5領域について各自読んでおくこと。
(予習)授業計画を確認し、該当する教科書の範囲を読んでおくこと。
(復習)授業後は、授業で学んだことを各自整理し、疑問点などまとめておくこと。
各回の授業外学修時間数(予習・復習)は3時間程度かかると想定される。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書】
文部科学省『幼稚園教育要領解説』フレーベル館
厚生労働省『保育所保育指針解説』フレーベル館
井上孝之他『子どもと共に学び合う 演習・保育内容総論 第2版』みらい、2018
【参考書】
三浦康子『和の行事を楽しむ絵本』永岡書店、2014
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】定期試験(50%)・課題レポートの評価(30%)・授業のリアクションペーパー、授業への取り組み等による評価(20%)により、総合的に評価する。

【評価の基準】
定期試験、課題レポート、授業のリアクションペーパー、授業への取り組み等を踏まえ、総合的に評価する。
◆試験:授業で扱ったテーマに関する問題に解答できる。
◆授業内提出物:授業で扱ったテーマを理解し、自らの考察を明確に書くことができる。全課題レポート提出をもって評価の対象にする。
◆授業へのリアクションペーパー、授業への取り組み:授業への気づきなど整理して書くことができ、授業への理解を高めようとしている。
備考
/Notes
【本授業は、前期、主にmanaba folioを利用した遠隔授業として実施する】
 【後期授業では、グループワークを取り入れ、発表(プレゼンテーション)を取り入れる】

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