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科目一覧へ戻る | 2021/10/30 現在 |
科目名/Course title | 学校臨床心理学/Clinical School Psychology |
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担当教員(所属)/Instructor | 曽我部 和広 (人間総合学部初等教育学科) |
授業科目区分/Category | 初等教育学科専門科目 |
授業形態/Type of class | 講義 |
開講期/Semester | 2021年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 木/THU 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 人間総合学部初等教育学科/Faculty of Human Studies Department of Child Care and Primary Education |
対象学年/Eligible grade | 3年 , 4年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
学級経営に活かす心理学 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
教師として児童生徒に対して、心理学の知識を活かした対応や指導、支援ができるようになることをねらいとしています。 1 児童生徒の状態を心理学的に理解できる。 2 児童生徒に対して、心理学的な知識や手法を活用して指導や支援ができる。 3 子どもをめぐる社会や文化の状況を理解し、子どもの心身の発達を十全に保障する場と機会を創り出そうと努力することができる。 4 人間の生涯発達を見通し、子どもに必要な支援を与えることができ、また保護者にも適切な情報や助言を提供することができる。 ◇この授業はディプロマ・ポリシー中の 「2 子ども一人一人をかけがえのない存在としてとらえ、その個性を尊重しながら知性と感性をともに育んでいくことができる。」 「3 子どもをめぐる社会や文化の状況を理解し、子どもの心身の発達を十全に保証する場と機会を創り出そうと努力することができる。」 「4 人間の生涯発達を見通し、子どもに必要な支援を与えることができ、また保護者にも適切な情報や助言を提供することができる。」に対応している。 |
授業概要 /Course description |
学校生活で生じる、学習や行動面での課題についての理解をするとともに、課題の解決のための対応方法について学びます。 また、予防開発的な指導方法についても学びます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:オリエンテーション 第2回:学習意欲を育てる指導①(やる気の育つ原理) 第3回:学習意欲を育てる指導②(やる気の育つ学習方法) 第4回:学習意欲を育てる指導③(原因帰属) 第5回:人間関係の理解①(ソシオメトリックテスト) 第6回:人間関係の理解②(ソシオメトリックテストの処理方法) 第7回:人間関係の理解③(ソシオメトリックテスト結果の活用) 第8回:Q-Uテストの活用 第9回:WISC-Ⅳ知能検査の理解と活用(合理的配慮) 第10回:KABC‐Ⅱ知能検査の理解と活用 第11回:読み書きに困難がある子供のアセスメント 第12回:読み書きに困難がある子供の指導(MIM) 第13回:「見る力」の検査WAVESの活用①(検査方法) 第14回:「見る力」の検査WAVESの活用②(結果の解釈と支援方法) 第15回:合理的配慮のためのICTの活用 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・教育体験や教育実習で経験した、支援を要する子供や学級のことを思い出し、自分ならどういう対応ができるかを考えながら授業に臨んでください。 ・課題の提出などにmanabacourseを使用します。 ・各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定されます。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 その都度資料を用意します。 【参考書】 ・『学校臨床心理学』北樹出版,2009 ・『ここだけは押さえたい学校臨床心理学』文化書房博文社,2012 ・『教室・家庭でできる「見る力」サポート&トレーニング』中央法規,2011 ・『学びにくい子どもと教室でできる!プチビジョントレーニング』明治図書,2018 ・『日本版KABC-Ⅱによる解釈の進め方と実践事例』丸善出版,2017 ・『長所活用型指導で子供が変わる1~5』図書文化,1998~2016 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 レポート(70%)、授業中の討議における発言(30%) 【評価基準】 ・レポート:授業で扱ったテーマを理解し、自論を展開できる ・授業への参加態度:積極的に発言し、授業へ参加している 【課題に対するフィードバックの方法】 毎回提出したレポートについてコメントする。 |
備考 /Notes |
この授業は、臨床心理士の資格を有し、スクールカウンセラーや学校現場での専任教諭、教育相談担当としての実務経験のある教員による授業であり、それらの臨床経験、教育指導経験を生かして実践的授業を行うものです。 【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 【実習、実技を取り入れている】 |