![]() ![]() |
科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 臨床心理学特論Ⅱ/Special Topics in Clinical Psychology Ⅱ |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 涌井 恵 (人間総合学部発達心理学科) |
授業科目区分/Category | 修士 発達心理学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 前期/SPRING |
開講曜限/Class period | 水/WED 5 |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科博士課程(前期)発達心理学専攻発達臨床心理学コース/Graduate School of Liberal Arts Department of Developmental Psychology Course of Clinical Developmental Psychology |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
応用行動分析学に基づく発達支援と学習支援の理論と実践 |
---|---|
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
応用行動分析学的アプローチでは、いわゆる問題行動の低減のみならず、言語行動や社会的な行動、学習など適切な行動の獲得に有効な技法がいくつもある。クライエントの自立や社会参加、QOLの向上を妨げるものであり、問題行動の抑制や適応行動の促進といった行動支援の知識と技能は発達臨床の現場では必須のものといえる。本講義では、応用行動分析学的アプローチを中心としたクライエントに対する様々な行動支援の支援技法について理解することをねらいとする。本講義で取り上げた応用行動分析学の基礎理論と支援技法について説明できることを達成目標とする。 |
授業概要 /Course description |
応用行動分析学の基礎的理解を促すための文献購読及びディスカッションを行う。受講者は教科書の分担された章を理解し、プレゼンテーションを行う。プレゼンテーションを基に受講者全員でディスカッションを行う。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
※以下は予定であり、授業やケースの進捗状況により変更することがあり得る。 第1回:オリエンテーション, 分担決め 第1章 応用行動分析とは 第2回:第2章 先行事象 第3回:第3章 結果事象①強化 第4回:第4章 結果事象②弱化と消去 第5回:第5章 行動の機能 第6回:第6章 分化強化 第7回:第7章 刺激性制御 第8回:第8章 プロンプト 第9回:第9章 課題分析 第10回:第10章 シェイピング 第11回:第11章 行動問題の理解と支援 第12回:第12章 学習面の支援 第13回:第13章 行動面の支援 第14回:第14章 学級経営への応用. 第15回:第15章 実践研究まとめ |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
担当個所の発表準備(事前学習)、ディスカッションのための予習(事前学習)、参考文献やディスカッションを振り返っての復習(事後学習)を通して理解を深めてください 。 事前学習には4時間、事後学習には1時間程度かかると見込まれる。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 『応用行動分析(ABA)テキストブック』 監修:野呂文行 編著:永富大輔・朝岡寛史 学苑社 【参考書】 『はじめての応用行動分析』 アルバート・トルートマン著 二瓶社 『行動変容法入門』 レイモンド.G.ミルテンバーガー著 園山繁樹ら訳 二瓶社 ・『発達障害のある子の「行動問題」解決ケーススタディ : やさしく学べる応用行動分析』 小笠原恵編著 中央法規出版 ・『3ステップで行動問題を解決するハンドブック : 小・中学校で役立つ応用行動分析学』 大久保賢一著 学研教育みらい ・『メリットの法則‐行動分析学・実践編』奥田健次著 集英社新書 ※その他、『行動分析』『ABA』『行動変容』などをキーワードに探してみてください |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 担当個所の発表内容(70%)、ディスカッションの発言内容(30%) 【評価基準】 ・担当個所の発表内容:十分に内容を理解し自分の言葉で発表できているか、発表資料が分かりやすいか ・ディスカッションの発言内容:議論を深める発言内容になっているか 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 ディスカッションの中で適宜フィードバックを行う |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【グループワークを取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 本授業の担当者は、公認心理師、臨床心理士として、実務経験のある教員による授業であり、主に教育分野での心理的支援活動の経験を生かして、実践的授業を行うものです 【本科目は、臨床心理士カリキュラムの授業ですので、文学研究科博士課程(前期)発達心理学専攻発達臨床心理学コースの院生のみが対象となります】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html