![]() ![]() |
科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 産業・労働分野に関する理論と支援の展開/Support Theory and Applications in Industry and Work Area |
---|---|
担当教員(所属)/Instructor | 菊入 みゆき (人間総合学部発達心理学科) |
授業科目区分/Category | 修士 発達心理学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 火/TUE 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)言語・文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
産業労働分野に関する理論と実践 ー働く人の組織における行動と産業心理臨床を中心にー |
---|---|
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
産業労働分野に関する理論と実践に関し、本授業では特に産業・組織心理学の視点から「働く人の組織における行動」および「産業心理臨床」に焦点を当てる。受講学生は、2~4人のグループを編成し自主的に研究を行い、順に毎週の授業で研究成果を発表し、また議長として他の学生との議論を仕切り、自らとクラス全体の学びを深める。研究のテーマはテキストから組織行動や産業心理臨床の理論や実践に関する項目を選択または割り振りによって決定する。さらに研究テーマに即した社会人インタビューを行い、その実践と考察を通して、心理専門職としての支援のあり方や方法に関する学びを深める。 |
授業概要 /Course description |
産業労働分野における多様な理論と実践に触れ、またグループでの研究・発表・議論の議事進行を通して、実践的な学びを深める。特にグループでの研究に関しては、理論に基づく事例を自ら探して照合することで、課題発見や解決のスキルを身につけ、学びを深める。 社会人インタビューにより、特定の研究テーマに即した内容を掘り下げ、またその考察やグループでの共有により多様な視点で心理職としての支援のあり方や方法を学ぶ。 15回の授業は、第1回のオリエンテーションに続き、第2~13回は学生のグループ研究の発表と議論の場とする。1人の学生は2回の発表を担当することとなる。第14回は、社会人インタビューの結果を共有しレポートにまとめて提出する。社会人インタビューは自ら定めた研究の視点に沿ってインタビュー協力者を選び実施する。第15回では総合的な振り返りを行い、学びを定着させる。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回: オリエンテーション、産業労働分野に関する理論と実践を学ぶ視点 第2~8回の研究発表グループおよび担当の決定 <働く人の組織行動の理論と実践> 第2回: 職場行動のダイナミクス:集団のパフォーマンス、チームワーク、チームデザインなど【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第3回: コミュニケーション:職場におけるコミュニケーション、葛藤解決のコミュニケーションなど【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第4回: 組織における意思決定:ヒューリスティック、フレーミング効果、二重過程モデルなど【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第5回: リーダーシップ:リーダーシップの歴史的変遷、リーダーシップのブライトサイド・ダークサイドなど【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第6回: 仕事へのモチベーション:内容理論・過程理論、目標とモチベーション、モチベーション伝播【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第7回: 人と組織の適応:組織社会化、組織適応と組織変革の融合など【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第9~13回の研究発表グループおよび担当の決定 第8回: 組織開発・組織変革:レヴィンの3ステップモデル、アクションリサーチモデル、組織開発成功のキーなど【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 <産業心理臨床> 第9回: キャリアの心理学:キャリア発達、組織の3次元モデル、キャリアカウンセリング、キャリアデザインなど【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第10回: ストレスの心理学:コーピング、職業性ストレス、仕事の要求度、メンタルヘルス対策など【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第11回: 労働関連法規:労働契約、労働法規、男女雇用機会均等法、育児介護休業法など【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第12回: 産業心理臨床の実践事例①組織内キャリア発達を支援する【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第13回: 産業心理臨床の実践事例②職場復帰支援【学生によるグループ研究結果の発表と議論】 第14回: 社会人インタビューの共有、レポート提出 第15回: 全体の振り返り、総括 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
・予習として、テキストの該当部分を事前に読み、それぞれの考察を深める。 ・研究発表を担当するグループの学生は、発表する研究テーマについて、グループで事前に学習・討議して発表資料を作成し、また内容に即した事例を探して考察を行う。 ・⽇常的に新聞等のニュース報道で政治・経済・社会の動向を把握しておく。 ・第14回の社会人インタビューレポート発表・提出の前に、自ら研究の視点を定め、インタビュー協力者を探してインタビューを行い、考察を深める。 ・復習として、毎回の講義後には、学習した理論や学説を、社会の動きや⾃らの体験事例に当てはめ、その意味を考察し、今後起こりうる事態の予測をする。 ・各回の講義の最後に各自リフレクション(振り返り)を記入してレポートとして提出し、復習の際の参考にする。 ・各回の講義の冒頭に、前回の講義内容の要約や学生の主なリフレクションを講師が解説するので、その際に⾃らの復習が⼗分であったかどうかを⾃⼰点検する。 ・各授業における予習復習時間数の平均は4時間程度を想定する。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 「組織行動の心理学 産業・組織心理学講座 第3巻」 産業・組織心理学会企画、角山剛編 北大路書房 「産業心理臨床実践 個(人)と職場・組織を支援する 心の専門家養成講座⑧」 金井 篤子 編 ナカニシヤ出版 【参考書】 授業内で指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価⽅法】 研究発表の内容(50%)、毎授業の議論への参加度(10%)、毎授業のリフレクション(振り返り)(20%)、レポートの内容(20%) 【評価基準】 研究発表の内容:研究テーマに関する適切なサマリーが作成され、見合った事例を選択し、事例に関する適切な考察がされている 毎授業の議論への参加度:各グループが発表し議論を行う際、積極的に発言・質問し、議論に参加している 毎授業のリフレクション:指示された内容についての考察を記述している レポートの内容:社会人インタビューレポートに関し、自ら定めた研究の視点に沿ってインタビュー協力者を見つけインタビューを実施、その結果を適切に考察している 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの⽅法】 2 回⽬以降、毎授業の冒頭に前回のリフレクションに書かれた内容をいくつか取り上げ解説を行う。 |
備考 /Notes |
この授業は、ディスカッション、グループワーク、プレゼンテーションを取り入れている。 【本授業の担当者は、産業領域での実務経験のある教員による授業であり、その心理的支援活動の経験を生かして、実践的授業を行うものです】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html