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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2024/03/14 現在

科目名/Course title 心理実践実習A/Advanced Practical Training in Psychology A
担当教員(所属)/Instructor 松田 なつみ (人間総合学部発達心理学科) , 木部 則雄 (人間総合学部発達心理学科) , 御園生 直美 (人間総合学部発達心理学科) , 涌井 恵 (人間総合学部発達心理学科)
授業科目区分/Category 修士 発達心理学専攻専門科目 
授業形態/Type of class 実習
開講期/Semester 2024年度/Academic Year  通年/ONE-YEAR
開講曜限/Class period 外/OTR
対象所属/Eligible Faculty 大学院文学研究科博士課程(後期)発達心理学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Developmental Psychology,大学院文学研究科博士課程(前期)発達心理学専攻発達心理学コース/Graduate School of Liberal Arts Department of Developmental Psychology Course of Developmental Psychology,大学院文学研究科博士課程(前期)発達心理学専攻発達臨床心理学コース/Graduate School of Liberal Arts Department of Developmental Psychology Course of Clinical Developmental Psychology
対象学年/Eligible grade 1年 , 2年 , 3年
単位数/Credits 2
授業のねらいと達成目標
/Course Objectives
精神病院、あるいは一般病院の精神科、内科。小児科等での医療機関における2週間に及ぶ臨床心理に関する実習である。学内の主に子ども・親が中心の発達臨床センターにおける臨床心理基礎実習・臨床心理実習とは異なる環境下で、精神医学・内科学、小児科科学、臨床心理学に関する実践的知識と技術を、医師・臨床心理士等の元で習得することを目的とする。特に成人の内科疾患、精神疾患、及び日本の精神科、一般医療の治療環境などを身をもって体験することで、今後の臨床活動の貴重な経験となることを期待している。
授業概要
/Course description
主に夏季休暇の最低2週間に精神病院、一般病院等で臨床心理士の役割に関しての基礎実習である。各病院の実習担当者によって、実習内容は異なるが、担当者からの報告書で実習状況を報告する。また、施設実習を行うための知識や技能を養うための事前指導、施設実習で学んだ知識や技能を定着させるための事後指導が定期的に行われる。
授業計画(授業の形式、スケジュール等)
/Class schedule
実習先は精神病院、大学病院、一般病院の内科、小児科など数箇所の特色ある病院が選ばれている。この中で、各学生の学びたい領域に近い病院を選択することから始める。
1.事前指導:精神科の知識、特に代表的な成人の精神疾患の知識、関連する各分野の基礎知識等を学習する。また、心理検査等のアセスメントやインテーク面接についての実践的指導が行われる。精神医学実習の参加に際して、隔年開講の精神医学の講義を受講することが必須である。また、他の医学一般の知識も不可欠である。
2.実習先での実習、および実習記録の提出:各自、学外実習施設での外部実習を行う。予め決められた実習用紙に、実習内容の記録を毎日作成し、それを実習後に提出する。
3.実習の総括と事後指導:実習終了後、実習で学んだ内容の定着を目的とした事後指導を行う。実習記録に基づいた実習の報告と、それに対する指導、関連するテーマについてのディスカッション等を行う。履修者本人の実習先だけでなく、同じ授業を履修する学生の実習先についても理解を深める。
事前事後指導は基本的に学期中の金曜日2限に行われるが、心理検査の個別指導は実習の進捗によって別の時間に行われることがある。
準備学習・履修上の注意
/Notices
基本的な精神科、内科、小児科の知識は必須であり、予習は必須である。各代表疾患の症状、対応法、治療方法等について学んでおく必要がある。臨床心理の実習であるが、薬物療法は現代の精神科、内科、小児科治療の中心となっているために、各種薬剤、坑精神病薬・抗うつ剤などの医療で使用される薬剤の効能、副作用、品名を覚えることも大切である。なお、隔年開講されている「精神医学」の講義は必須である。
精神的、身体的に大きな問題を抱え、病院等で治療を受けている患者・クライエントに直接的に接する実習である。実習生であるとともに、実際に治療的立場に置かれるために、実習先での諸注意を厳守し、円滑に実習が行われるように配慮しなければならない。また、実習先での規則や決まり事を順守し、決して遅刻等の不備や実習先への迷惑とならないような行動を厳守して頂きたい。
教科書・参考書等
/Textbooks
【教科書/Text books】
尾崎紀夫他(編)『標準精神医学』(医学書院)
濱田秀伯 (著)『精神医学エッセンス』(弘文堂)
中井久夫+山口直彦『看護のための精神医学』(医学書院)

【参考書/Reference books】
『DSM-5-TR 精神疾患の分類と診断の手引』(医学書院)
成績評価の方法
/Evaluation
【評価方法】
実習への参加態度、実習先からの評価、実習記録の内容、事前事後指導における発表内容や参加態度及び習得度によって評価する。

【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】
実習中に教員が巡回し、学生の様子を観察し、学生からの相談を受け、直接フィードバックする。
金曜日の事後指導中、実習記録に基づいて実習内容を報告させ、フィードバックを行う。
備考
/Notes
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】
【グループワークを取り入れている】
【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】
【フィールドワーク、実習、実験、実技を取り入れている】
この授業は、公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士等の資格を有する複数の教員による授業であり、医療、教育、福祉分野の臨床経験を生かして実践的授業を行うものです。

科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html

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