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科目一覧へ戻る | 2024/03/14 現在 |
科目名/Course title | フランス文学研究H/French Literature (H) (Research) |
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担当教員(所属)/Instructor | 海老根 龍介 (文学部フランス語フランス文学科) |
授業科目区分/Category | 修士 フランス語フランス文学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2024年度/Academic Year 後期/AUTUMN |
開講曜限/Class period | 金/FRI 3 |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)言語・文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 |
単位数/Credits | 2 |
副題 /SubTitle |
ジャン・コクトー『恐るべき子供たち』読解 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
『恐るべき子供たち』は第1部・第2部あわせて16章からなる中編小説です。フランス語で一文一文読んでいくと、とうてい読み終わることができないので、大学院の授業としては少々躊躇もありますが、翻訳ベースで授業を進めます。担当者を決め1章ごとにその人なりの「読解」を提示してもらい、それに対して受講者全員で意見交換を行うことで、作品分析の基本的な方法を身に着けていきます。もちろん分析には原文の参照が不可欠なケースが多々あるので、必要箇所についてはフランス語で精読します。 |
授業概要 /Course description |
作品全体が16章からなりますので、章ごとに担当者を決め、授業のはじめに「読解」を示してもらいます。その際に、テクストのどのような点を根拠にどのようなことが言えるのかを論理的に述べることが大切です。おそらくこのようなことが言えると考えられるが、確かな意見として提示するためには何が足りないのかを指摘してもらっても構いません。文学作品を対象として、分析的・批評的見解を提示するとはどのようなことか、何が必要なのかを体得することが目的です。担当者の発表のあとには、受講者全員で参照が必要とされる箇所のフランス語を確認したうえで、意見交換を行っていきます。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
発表を軸に進めていくので、授業計画は大雑把なものとなります。 第1回:『恐るべき子供たち』第1部1章 第2回:『恐るべき子供たち』第1部2章 第3回:『恐るべき子供たち』第1部3章 第4回:『恐るべき子供たち』第1部4章 第5回:『恐るべき子供たち』第1部5章 第6回:『恐るべき子供たち』第1部6章 第7回:『恐るべき子供たち』第1部7章 第8回:『恐るべき子供たち』第1部8・9章 第9回:『恐るべき子供たち』第1部10章 第10回:『恐るべき子供たち』第2部11章 第11回:『恐るべき子供たち』第2部12章 第12回:『恐るべき子供たち』第2部13章 第13回:『恐るべき子供たち』第2部14章 第14回:『恐るべき子供たち』第2部15章 第15回:『恐るべき子供たち』第2部16章 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
その日に扱う章に関しては、全員が少なくとも翻訳を読んでから、授業に参加すること。担当者には自分なりの読解を発表してもらいますが、細部の分析で必要となるフランス語原文があれば、それをコピーして配布しフランス語の解釈を示すこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 コクトー(中条省平・中条志穂訳)『恐るべき子供たち』(光文社古典新訳文庫) 原文は必要箇所をコピーにて配布する。参考文献は授業中に指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 平常点50パーセント、期末レポート50パーセントで評価します。 【評価基準】 平常点は担当者となったときの発表(問題設定の適切性、論理的妥当性、解釈の適切性)と、受講者間の議論における参加度で評価します。期末レポートは、作品の中から章をひとつ選んで分析してもらうので、授業での議論を経ての論述なので、論証の妥当性・解釈の適切性をより詳しく評価します。 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 コメントして返却します。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html