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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 英米文学演習A/English and American Literature (A) (Seminar) |
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担当教員(所属)/Instructor | 土井 良子 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 修士 英語英文学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 金/FRI 4 |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)言語・文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 |
単位数/Credits | 4 |
副題 /SubTitle |
ヴィクトリア朝小説を読む |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、George Eliot (本名Mary Ann Evans) (1819-80)の代表作Middlemarch (1871)を取り上げ、テキストの分析と同時に、テキストを通して描かれるヴィクトリア朝社会の諸相について学んでいく。また作者の他の作品や同時代の他の小説、あるいは受講者がこれまで読んできたイギリス小説との比較的視点も持ちつつテキストを読むことで、この作品の独自性が浮き彫りになることを期待する。 受講者は毎週、担当部分のテキスト分析を行い、批評理論的アプローチの基礎を着実に身につける。 |
授業概要 /Course description |
毎回、担当者の発表とディスカッションを組み合わせて授業を進める。発表者は担当部分についてレジュメを基に発表し、そのうえで受講者全員で議論を深めていく。テキスト精読の後、代表的な批評文献の抜粋を読み、批評理論的解釈の実践練習を行う。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回 イントロダクション 第2回 George Eliotとその時代(1)伝記的背景 第3回 George Eliotとその時代(2)社会背景 第4回 Middlemarch(1) Prelude and BookI -(1) 第5回 (2) BookI- (2) 第6回 (3) BookI-(3) 第7回 (4) BookII-(1) 第8回 (5) BookII-(2) 9回 (6) BookII-(3) 第10回 (7)Book III-(1) 第11回 (8) Book III-(2) 第12回 (9) Book III-(3), Book IV-(1) 第13回 (10) Book IV-(2) 第14回 (11) Book IV-(3) 第15回 (12)BookV-(1)と前期まとめ , 夏休み中の課題について 第16回 後期イントロダクション、課題回収・返却、講評 Middlemarch(12) Book V-(2) 第17回 (13) Book V-(3) 第18回 (14) Book VI-(1) 第19回 15) Book VI-(2) 第20回 (16) BookVI-3) 第21回 (17) Book VII-(1) 第22回 (17) Book VII-(2) 第23回 (18) Book VIII-(1) 第24回 (19)Book VIII-(2) 第25回 (20)Book VIII-(3), Finale 第26回 テーマ別ディスカッション(1)作品分析 第27回 テーマ別ディスカッション(2)背景分析、他作家との比較(ブロンテ、オースティン他) 第28回 Criticism (1)同時代~20世紀前半 第29回 Criticism (2)20世紀後半以降~ 第30回 総括、レポート発表会 ※内容は発表の進み具合によって変更されることもあります |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度かかると想定される。 【授業外学修の内容】 ・予習:Middlemarchは80章を超える大作であるので、毎週しっかり予習をして授業に臨むには相当の努力が必要となる。発表者以外の参加者も含め、事前にテキストをよく読んで意味を理解し、自分の意見を準備をしておくこと。現代英語と異なる文体や表現もあるが、分からない点はどんどん質問してほしい。 辞書(電子辞書可)を常に持参し、語意をすぐ確認できるようにしておくこと。 ・復習:授業内で確認したポイントを自分でも見直し、確実に理解して次の読解へと進むこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 George Eliot, Middlemarch(Penguin Classics)及び配布資料 【参考書】 廣野由美子『小説読解入門 ―『ミドルマーチ』教養講義』( 中公新書、2021) 惣谷美智子・新野緑編著『オースティンとエリオット――〈深遠なる関係〉の謎を探る』(春風社、2023) 他は授業時に紹介する |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 レポート前期・後期各1回(50%)、夏休み課題(10%)、発表(30%)、授業参加態度(10%) 【評価基準】 レポート・課題:授業での討論や説明、先行研究をふまえ、説得力ある独自の主張を論理的に展開できている。 発表:事前の予習はもちろん、必要なリサーチをきちんと行っている。重要な点を分かり易くまとめて自らの考えと共に述べられている。 授業参加態度:自分以外の担当者の発表時でもディスカッションに積極的に加わり、有意義な発言ができる。 【課題に対するフィードバックの方法】 レポートにはチェックシートとコメントをつけて返却し、全体講評で注意すべき点について改めて確認し、次回のレポートでの改善へとつなげる。 |
備考 /Notes |
【討議(ディスカッション、ディベート)を取り入れている】 【発表(プレゼンテーション)を取り入れている】 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html