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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 英米文化演習/English and American Culture (Seminar) |
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担当教員(所属)/Instructor | 箕輪 理美 (文学部英語英文学科) |
授業科目区分/Category | 修士 英語英文学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 水/WED 2 |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科修士課程/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(前期)/Graduate School of Liberal Arts,大学院文学研究科博士課程(後期)言語・文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Language and Literature |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 |
単位数/Credits | 4 |
副題 /SubTitle |
ジェンダー・セクシュアリティからみるアメリカの歴史と文化 |
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授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業では、ジェンダー・セクシュアリティの視点からアメリカの歴史や文化を論じた文献を精読することで、アメリカやジェンダー・セクシュアリティについての基礎的な知識を習得すると同時に、先行研究を批判的に分析する能力を高めることを目的としている。 |
授業概要 /Course description |
前期授業では、ジェンダー史やセクシュアリティ史の分野での重要文献を講読し、ディスカッションを行う。後期授業では、受講者の修士論文の研究テーマや問題関心に関連し、かつ、ジェンダー・セクシュアリティの視点から行われた先行研究を選定し、輪読する。年度末には授業の総括として、各自が設定したトピックをもとに、複数の先行研究を題材にした文献レビューを書くことが課される。 基本的には教員の専門であるアメリカに関する歴史研究を中心に授業を行うが、西洋史やグローバル・ヒストリーなど、アメリカを越えた地域を考察の対象とした研究も扱う。また、後期授業で扱う学生の希望文献についても対象はアメリカのみに限定しないので、ジェンダーやセクシュアリティという分析視角自体に興味があるという学生の受講も歓迎する。 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
第1回:前期授業のイントロダクション 第2回:弓削『はじめての西洋ジェンダー史』はじめに・第1章:家族史 第3回:弓削『はじめての西洋ジェンダー史』第2章:女性史 第4回:弓削『はじめての西洋ジェンダー史』第3章:ジェンダー史 第5回:スコット「ジェンダー――歴史分析の有効なカテゴリーとして—」 第6回:弓削『はじめての西洋ジェンダー史』第4章:身体史 第7回:弓削『はじめての西洋ジェンダー史』第5章:男性史 第8回:男性史:ジョージ・L・モッセ『男のイメージ——男らしさの創造と近代社会』 第9回:弓削『はじめての西洋ジェンダー史』第6章:「新しい軍事史」 第10回:新しい軍事史:メアリー・ルイーズ・ロバーツ『兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか?』 第11回:弓削『はじめての西洋ジェンダー史』第7章:グローバルヒストリ― 第12回:セクシュアリティ:Richard Godbeer, “The Overflowing of Friendship” 第13回:ジェンダーと人種①:Matha Hodes, “White Women, Black Men, and Adultery in the Antebellum South” 第14回:ジェンダーと人種②:Peggy Pascoe, “Miscegenation Law and the Making of Race in America” 第15回:研究テーマ発表・前期授業のまとめ 第16回:後期授業のイントロダクション 第17回:文献レビューの書き方①:レビュー論文の形式 第18回:文献レビューの書き方②:レビュー論文の例 第19回:希望文献の講読①:家族・結婚 第20回:希望文献の講読②:女性史 第21回:希望文献の講読③:教育 第22回:希望文献の講読④:ジェンダー概念 第23回:希望文献の講読⑤:ジェンダーと身体 第24回:希望文献の講読⑥:男性史 第25回:希望文献の講読⑦:軍隊とジェンダー 第26回:希望文献の講読⑧:帝国主義とジェンダー 第27回:希望文献の講読⑨:ホモ/ヘテロセクシュアリティの構築 第28回:希望文献の講読⑩:トランスジェンダー 第29回:文献レビューの発表 第30回:後期授業のまとめ ※ 受講者の人数によって日程は一部変更になる可能性あり |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
受講生全員が毎回指定された文献を事前に読み、論点を事前に準備することが前提となる。 各回の授業外学習時間(予習・復習)には4時間程度を要する。 【授業外学修の内容】 毎回の授業の予習と振り返りを行うこと。授業において指示された課題を行うこと。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 弓削尚子『はじめての西洋ジェンダー史—家族史からグローバル・ヒストリーまで』山川出版社、2021年。 【参考書】 授業内で適宜指示する。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 以下の点を総合して評価する。 ・授業への参加態度:30% ・担当回の発表:50% ・レポート(文献レビュー):20% 【評価基準】 1.授業内で扱われたアメリカの社会や文化に関する内容を正確に理解している 2.授業に積極的に参加し、自分の考えを論理的に展開することができる 3.授業内で扱われた日本語および英語文献の論旨を正確に読み取ることができる 【課題(試験やレポート)に対するフィードバックの方法】 毎回の授業で、報告担当者による発表内容やディスカッションでの発言に対して教員が口頭でコメントをする。また、レポートについては、教員が添削したうえでコメントと共に返却する。 |
備考 /Notes |
この授業は、ディスカッション、プレゼンテーションを取り入れている。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html