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科目一覧へ戻る | 2025/03/14 現在 |
科目名/Course title | 研究指導/Dissertation Guidance |
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担当教員(所属)/Instructor | 浅岡 靖央 (人間総合学部児童文化学科) |
授業科目区分/Category | 博士 児童文学専攻専門科目 |
授業形態/Type of class | 演習 |
開講期/Semester | 2025年度/Academic Year 通年/ONE-YEAR |
開講曜限/Class period | 外/OTR |
対象所属/Eligible Faculty | 大学院文学研究科博士課程(後期)児童文学専攻/Graduate School of Liberal Arts Department of Children's Literature |
対象学年/Eligible grade | 1年 , 2年 , 3年 |
単位数/Credits | 2 |
授業のねらいと達成目標 /Course Objectives |
この授業は、 児童文学および児童文化に関する博士論文執筆に向けた助言・指導を行うことを目標とする。 |
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授業概要 /Course description |
児童文学および児童文化を専攻する学生に必要な研究指導を行い、博士論文の執筆を目指す。論文の作成、学会・研究会での口頭発表に関する助言を与える。ディプロマ・ポリシーには以下のような「論文審査基準」が明記されており、これに適う研究及び論文作成を目指す。 1)児童文学または児童文化の研究における高度の学術的寄与および知見の社会的意義と具体的な貢献の可能性 2)研究テーマの学問的意義の適切性 3)先行研究の参照の適切性 4)研究方法の適切性 5)収集した資料の質および量とその分析・解釈の適切性 6)論文の構成の適切性 7)論旨の明確性と一貫性 8)文章の表現・表記や図表・画像等の書式の適切性 9)研究の倫理的適切性 |
授業計画(授業の形式、スケジュール等) /Class schedule |
博士論文の作成は大きく2段階に分かれる。 (1)博士課程(後期)に進学し、研究計画を立てて資料を収集し分析を進め、博士学位論文提案書(プロポーザル)の作成・提出を目指す。この過程では、おもに指導教員の指導スケジュールによって授業が進行する。 (2)博士学位論文提案書(プロポーザル)を作成・提出し、専攻会議による審査によってその妥当性が認められると、専攻に所属する複数の教員で構成される博士論文指導委員会が設置される。以後は、この博士論文指導委員会による指導が進行する。 (1)の指導スケジュールのモデルケースを、週1回の指導として年間30回分について記すならば、以下のようになる。 第1~3回:研究テーマの検証:研究テーマの妥当性について検証するために、先行研究・参考文献を収集・整理する。 第4~8回:先行研究の検討:研究テーマに関連する先行研究を検討し、当該分野の研究の流れを把握するとともに、その作業を通して、博士論文で明らかにしたいこと(目標)を明確にする。 第9~10回:研究計画の立案:具体的な目標が明確になったならば、その達成のための研究計画を立てる。 第11~15回:論文の内容とスタイル:目標達成にふさわしい分析・解釈の方法を模索しながら資料の分析を進めるとともに、論証の仕方について考究する。また、それらの過程を通して、必要に応じて目標を修正する。 第16~18回:論文の構成:論文全体のアウトラインを作成するとともに、研究方法ならびに資料分析の適切性を検討する。 第19~23回:執筆の仕方:推敲を重ねながら下書きを進める。同時に、引用・注・参考文献目録・図表などを作成していく。さらに、全体的な点検と仕上げを進める。 第23~25回:口頭発表の準備:口頭発表の内容を精査し、発表資料を作成する。発表の仕方や時間配分についても検討する。 第26~30回:博士学位論文提案書(プロポーザル)の作成:構成の適切性、論旨の明確性と一貫性、文章表現や図表の適切性に配慮しながら、博士学位論文提案書(プロポーザル)を作成する。 以上のスケジュールは、あくまでモデルケースである。個々のケースによっては、ここまでの指導に1年以上の期間が経過することも想定される。 (2)博士論文指導委員会が設置されて以降は、最長1年の間に複数回、指導委員会が開かれ、複数の教員から指導を受ける(指導委員会の時期やペースは、研究の進捗状況に応じて、適切な時期や間隔にて行われる)。指導を受ける学生は、各指導委員からの指導を受けながら、博士論文の執筆を進める。 |
準備学習・履修上の注意 /Notices |
児童文学および児童文化についての学修成果の集大成となるので、上記の指導スケジュールにそって着実に研究を進めること。また、博士論文の作成過程で得られた知見を、本専攻に附属する児童文化研究センターが開催する博士課程(後期)在学生研究発表会、あるいは大学内外の研究会・学会等において、積極的に発表することが奨励される。さらに、カリキュラム・ポリシーに記されているように、『児童文化研究センター研究論文集』(査読制)、あるいは学会紀要等に投稿することが望ましい。 |
教科書・参考書等 /Textbooks |
【教科書】 特になし。 【参考書】 各自の研究テーマに沿ったものを指導教員と相談しながら選ぶこと。 |
成績評価の方法 /Evaluation |
【評価方法】 上記の指導スケジュールを着実にこなし、博士論文の完成に近づいているかどうかをもって判断される。 【評価基準】 上記の「論文審査基準」を参照。審査基準が理解され、博士論文に向けて進められている研究が、児童文学および児童文化の研究として一定の水準に近づいているかどうかを中心に評価がなされる。 |
備考 /Notes |
各指導教員による個別指導や複数の教員による指導委員会以外にも、学内外の研究会や学会に積極的に参加することが望ましい。 |
科目と卒業/修了認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)の対応一覧
/Diploma Policy
https://www.shirayuri.ac.jp/campus/enrollment/diploma01.html