教員紹介

 

篠田 勝英 教授(学科長)

専門分野 ■自己紹介
日本でいえば鎌倉時代にあたる時期を研究対象にしています。教室では語学も文学も古めかしいことばかりを扱いますが、昔の文学作品は自分で辞書を作りながら読むようなところがあって、そのためコンピューターによる文字列処理に強い関心を持っています。この新旧両極端への関心は道楽のカメラいじりにも反映していて、完全にメカニカルな(電池を使わない)いわゆるクラシック・カメラと最新鋭のディジタル・カメラの両方に興味があります。経歴で書いたように、パリ国際大学都市日本館の館長を勤めたのをきっかけに、薩摩治郎八と藤田嗣治の生涯に興味を持ち、サイドワーク的に研究を進めています。

■専門分野
中世フランス文学(特に13世紀を中心とするアレゴリー文学)
日仏交流史(両大戦間の在パリ日本人群像)

担当科目 フランス語表現法
フランス語 IA
フランス語史
担当科目の内容 ◇フランス語史◇
ラテン語からフランス語が形成される過程をしっかり捉え、たとえば英語とフランス語の顕著な相違を、初歩のラテン語に関する知識で理解することを試みます。
自由記述欄

著書

■著書
ボワロー&ナルスジャック『探偵小説』(白水社、1977)
 院生時代の仕事で、初めて活字になった翻訳。
 「訳者あとがき」を留学中のパリで書いた記憶は今でもあざやか。

ジョルジュ・デュビ『中世の結婚』〔新装版〕(新評論、1984、 1994)
 華麗な文体に翻弄されながら仕上げた。実にやり甲斐のある仕事だった。
 分厚い質問表に丁寧に答えてくださった著者も今は亡い。

オギュスタン・ベルク『風土の日本』(筑摩書房、1988年;ちくま学芸文庫、1992)
 著者・編集者・訳者の三者協議を月一回、二年近く続けて仕上げた。
 以後、ベルクさんの著書・論文の翻訳は4冊10篇を手がけることになる。

ギヨーム・ド・ロリス、ジャン・ド・マン『薔薇物語』(平凡社、1996年,ちくま文庫、2007年)
 大学院生の頃からの研究の「中間報告」。
 横のものを縦にしてみて、ますます取り組み甲斐のある作品だと感じている。

ユベール・ド・マクシミー『赤の文書』(白水社、2001年)
 日本館館長時代の手すさびになるはずの仕事が帰国後に持ち込まれた。
 本来の研究領域と無関係ではないが、訳者本人は、現代作家の小説の訳は初めてなので、「アングルのヴァイオリン」を自負している。

ミシェル・パストゥロー『ヨーロッパ中世象徴史』(白水社、2008年)
 2004年2月、在外研修の最後の頃に刊行され、直後に、今はなくなったPUF書店で開かれた著者を囲む集まりに参加したのもなつかしい想い出である。
探偵小説/中世の結婚/風土の日本 薔薇物語【上・下】 赤の文書

経歴

大学入学時は理科を選びましたが、専門課程でフランス文学に転じ、1976年から二年半パリに留学、1979年から白百合女子大で教えています。1999年から2001年までパリ国際大学都市日本館の館長を勤めるという得難い体験をしました。

■所属学会
日本フランス語フランス文学会
国際アーサー王学会 Societe Internationale Arthurienne
国際叙事詩学会 Societe Rencesvals

 
 
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