中井 珠子 教授
| 専門分野 |
専門はフランス語教育です。
外国語は、自分で観察して法則を発見し、使いながら体得するのがいいという考えにもとづいて、「発見学習」や「実践学習」の方法を研究し、実行しています。めざすのは学生自身が考え、発言し、書き、行動する授業です。授業のほかに「文通」、「お出かけ」などの課外活動を企画し、フランスの若者や白百合に来ているフランス人TA・留学生と交流する機会を作るのも私の大切な仕事です。また、「白百合女子大学フランス語教育研究会」では教育に興味のある学生、大学院生といっしょに多様な活動を行っています。
また、大学生だけでなく、さまざまな世代の人に、フランス語を覚えて使う楽しさを伝えたいと考えて、フランス語の入門書や教材も作っています。
■白百合女子大学フランス語教育研究会
教育に興味のある学生、大学院生と、フランス語教授法・教材開発研究のほか、次の活動を行っています。
「高校生のフランス語コンクール」
1993年から「高校生のフランス語コンクール」(後援:フランス大使館、フランス語教育振興協会、第三書房)を主催しています。日本各地の学校から高校生用教材 ≪ A la découverte ≫のスキットを演じて録画したものが送られてきます。それを審査し、作品集を作って高校に送り返します。お互いに刺激を受けて、年々レベルアップしていくのを見るのが楽しみです。ときどき教室で「高校のときコンクールに出ました!」という学生に出会って嬉しくなります。
「小学生のフランス語教室」(言語文学研究センター・プロジェクト)
子供のころから2つ以上の外国語を学ぶことは多様性を受け入れ、複数の視点を持つための第一歩です。また、複数の外国語を身につける将来の可能性が世界にむけて大きく広がります。「外国語とのつきあい方」はどんな言語にも共通ですから、ひとつの外国語が上達すると、他の言語の力も驚くほど向上します。
この考えにもとづき、学生、院生、フランス人TA・留学生と一緒に毎年「小学生のフランス語教室」を開いています。ただしわずかな時間ですから、子どもたちに「外国語を学ぶのは楽しい」とわかってもらうことが目標です。そして学生たちには、子どもたちにフランス語を教えることの意味を理解し、実際に教える経験をして、将来どこかで役に立ててほしいと思っています。
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| 担当科目 |
フランス語 IA
仏語科教育法
フランス語教育B
卒業論文
フランス語自由作文B
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| 担当科目の内容 |
■フランス語IA
フランス語を「聞く・話す・読む・書く」ための基礎を作るのが目的です。何よりも授業参加を重視し、1回の授業で全員が何度も発言するように心がけています。1年目はもっとも大切な時期です。基本的な語彙と例文を数多く覚えるために、毎回小テストを行います。
■仏語科教育法(教職科目)・フランス語教育
教科書も進度も決められている他の科目と異なり、フランス語を教えるには、多くの場合、それぞれの教師が「何を、どう教えるか」を、そして時には「なぜ教えるのか」も考えなければなりません。そのため、まず世界各国の外国語教育の現状を知ることから始めます。次に相手のレベルや目的に応じた内容や教授法を見極めてプログラムを組み、教材を選ぶ方法を学びます。そして、クラスメートを生徒にして模擬授業を行います。教員免許取得を目指さない学生にも、将来きっと役立つと思います。「小学生のフランス語教室」はこの授業から生まれました。
■自由仏作文B
「自由」というタイトルにはふさわしくありませんが、語彙を増やす地道な学習、基本的な構文を使いこなすための簡単な和文仏訳をたくさん行います。そのほか日本の昔話をフランス人の子どもにわかるように語りなおす作業などを経て、最終的には自分の考えをきちんと組み立ててフランス語で書けるようにします。
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| 自由記述欄 |
■自由記述欄
フランス語を教えるのが大好きです。
もっと好きなのは、広い空の下で風に吹かれていること。日本でも外国でも、田舎をのんびり歩くのが気に入っています。でこぼこ道を走るバスや車の中で、一瞬見かけた光景をスケッチするのが特技です。
白百合のキャンパスと小金井公園で拾った銀杏やどんぐりから芽が出て、もう十五年たちました。イチョウ、ケヤキ、カエデ、ミズナラ、アオキ...プランターに小さな森が育っています。みなさんも試してみてください。
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著書
■著書
『フランス語聞く・話す・読む・書く』(共著)、白水社、2008
『花ばあちゃんのフランス語 発音聞き取り編』、NHK出版、2002
『フランス語はじめの一歩』、ちくま新書、2002 『フランス語2001』(共著)、白水社、1999
『コミュニケーションのためのフランス語リスニング入門』、白水社、1995
『コレクション フランス語6 聞く』(共著)、白水社、1994
≪A la découverte≫ (共著)、第三書房,1994 『コレクション フランス語1 入門』(共著)、白水社、1988
■訳書
●Daniel Pennac,『気まぐれ少女と家出イヌ』、白水社、2008
●Daniel Pennac,『カモ少年と謎のペンフレンド』、白水社、2002 ●H.Risacher, C.Lasbats, 『自殺する子どもたち』(共訳) 筑摩書房、 1997
■絵本翻訳
●Cécile Hudrisier,『ねむれないこぶた』、アシェット婦人画報社、2005
●Eric Puybaret, 『月と少年』、アシェット婦人画報社、2004
●Marc Cantin, Martin Jarrie, 『おきさきさまのアンナはふとっちょ』 BL出版、 2000
●Rascal, I.Chatellard, 『はじめてのたまご売り』、BL出版、1997
経歴