波多江 洋介 講師
| 専門分野 |
臨床心理学
|
| 担当科目 |
精神保健A・B
発達心理学演習A
教育相談B
発達心理学入門
実験観察演習IA
卒論指導
|
| 担当科目の内容 |
◇発達心理学演習A◇
被虐待児に対するプレイセラピーとその他の子どもに対するプレイセラピーとでは、本質的な違いがあるわけではありません。しかし、被虐待児に対するプレイセラピーは多くの場合独特の困難が伴いますので、セラピストに虐待に対する正確な理解がないと、うまく進展しにくいのも事実だと思います。そこで、被虐待児に対するプレイセラピーにはどのような特徴があるのか、セラピストにはどのような工夫が求められるのかを学ぶことがこの授業の目的です。
◇精神保健B◇
この授業では子どもを対象とした心理療法(プレイセラピー)を中心に講義を進めていきます。この授業を通して、心理療法に関する基礎的な知識を得るだけでなく、子どもの心をどのように理解すればよいのかということを学んでもらいたいと思っています。特に、一見否定的に見える現象(例えば、盗みなどの問題行動)の中に肯定的な意味を見出したり、逆に一見肯定的に見える現象(例えば、人の言うことに素直に従う)の中に危険性を見出したりできるようになってもらいたいと考えています。
|
| 自由記述欄 |
私の専門は子どもの心理療法、つまりプレイセラピーです。プレイセラピーでは子どもは遊びを使ってコミュニケーションを行います。大人の心理療法ではクライエントは自分の状態を言葉で伝えますが、子どもは言葉の能力が未発達なので、言葉の代わりに遊びを用いるのです。もちろん、子どもが意識的に“こういうことを伝えたいからこういう遊びをしよう”と思って遊ぶわけではありませんが、自然に遊んでいるうちにその子どもの心のありようが遊びににじみ出てくるものだと考えられています。そこで、遊びに表現された意味やメッセージについて考察することが私の研究分野です。
|
著書
■業績
・感情表現が課題となった母子との面接過程 『上智大学臨床心理研究』第24巻
・虐待を受けて育った7歳男子との遊戯療法過程 『上智大学臨床心理研究』第25巻
・象徴遊びができるようになりつつあるAちゃんとの面接過程 −セラピストに目をつぶらせることの意味− 『上智大学臨床心理研究』第26巻
・心理的な虐待を受けた子供の罪悪感 『上智大学臨床心理研究』第27巻
・神経性無食欲症の女性に対するスクイッグル法の試み 『日本芸術療法学会誌』第34巻2号
・箱庭で水を用いた遊びを繰り返した男児の遊戯療法過程 『心理臨床学研究』第25巻2号
・てんかん症児との遊戯療法過程 『日本芸術療法学会誌』第38巻1号
・多飲症を呈した男性との心理療法過程『白百合女子大学発達臨床センター紀要』第13巻
経歴
【学歴】上智大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程満期退学
【職歴】関東短期大学こども学科
白百合女子大学児童文化学科発達心理学専攻
■所属学会
日本心理臨床学会
日本芸術療法学会
日本子ども虐待防止学会