修士・博士論文題目
当研究科で学位を授与した修士・博士学位論文の題目一覧です。
博士課程
2020年度
- 「語る子ども」としてのヤングアダルト—日本現代児童文学におけるヤングアダルト文学のもつ可能性—
2016年度
- アフリカン・アメリカン児童文学におけるエンパワメント-可視化、受容、連接-
2014年度
- 武井武雄の創作活動と「童画」の成立
2013年度
- 宮沢賢治研究-韓国における受容史を中心に
2012年度
- ネズビット作品における衣服の役割
-ファンタジー児童文学のひとつの研究法として - アンデルセン童話における擬人化表現とその効果の諸相
2007年度
- 日伊文化交流関係と宮澤賢治
2000年度
- チェコ児童文学史
1999年度
- 児童文学作家としてのウォルター・デ・ラ・メア、エリナー・ファージョン-「詩的ファンタジー」再評価の試み
修士課程
2021年度
- エーリヒ・ケストナーとエーリヒ・オーザーにみられるユーモア
—ケストナーの児童文学作品とオーザーの『おとうさんとぼく』におけるユーモアの分析と比較— - 英語圏児童向けダーク・ファンタジー小説の意義 —「大人と子ども」を中心に—
- 乙女ゲームにおける「恋愛」の意味 -『薄桜鬼~新選組奇譚~』を手がかりに—
2020年度
- ケイト・ディカミロの作品における絆ー食事と動物が結ぶ関係ー
- 石井桃子とノンちゃん牧場ー戦後の開墾生活から生まれた『山のトムさん』と2冊の絵本—
- 児童文学の〈窓〉研究—『赤毛のアン』を中心に—
- ケネス・グレアム作品における「家」ー『たのしい川べ』を中心にー
- 冒険物語における幻の島—『ピーター・パンとウェンディ』「ランサム・サーガ」「都会のトム&ソーヤ」の場合—
2019年度
- アメリカにおけるヤングアダルト作品に描かれるセクシュアルマイノリティ—性の多様性が伝えるメッセージ—
- アダプテーションにおいてメディアに求められる任務—The Lion, the Witch and the Wardrobe より検証—
2018年度
- Winnie-the-Poohの翻訳比較
- 安房直子作品における幻想構造とその主題—「白いおうむの森」と「青い糸」を中心に—
- 料理レシピの作品化—「こまったさん」シリーズを手がかりに
- ロアルド・ダールの子どもイメージ—『チョコレート工場の秘密』に登場する子どもたち—
- 児童文学研究における言語学的観点導入の意義と可能性を考える—古田足日「さよなら未明」から構造主義、そして認知言語学へ—
- Catherine Storr作品におけるMarianneの成長描写—Marianne DreamsとMarianne and Markの表現比較を通じて—
- 日本の幼年文学における「ことば遊び」
2017年度
- 森絵都作品にみる非行少女
- A Novelist for Children at the End of the 20th Century: Katherine Paterson's Novels and the End-time Climate of America
- 昔話絵本『かちかちやま』における残酷性の表現について
2016年度
- ファンタジーにおける「境界」の考察-『狐笛のかなた』の場合-
- 現代の眠り姫における「眠り」の変化
- 「変身」からみるギャリコの女性像-『ジェニィ』を中心として-
- 『わすれられないおくりもの』における<死>の意味
- 原作と二次的派生の関係-現代における差別意識の介在の様相-
2015年度
- 韓国・朝鮮の異類婚姻譚
- アニメ『ちびまる子ちゃん』に関する一考察-テレビ番組の定着を巡って-
- 「魔女の宅急便」シリーズに見る女性像~魔女たちの「半分」探し~
- 「ハリー・ポッター」シリーズにおけるダーズリー一家の役割
- 現代の子どもの読書活動と支援-子どもはなにを読んでいるのか-
- 安房直子作品における「現実」への帰還と「幻想」への没頭
2014年度
- 身体で味わうファンタジー—映画「ハリー・ポッター」シリーズの場合—
- 「ナルニア国ものがたり」における動物
- 『リセット』論—二つの世界型ファンタジーの現在—
- 絵本論—〈月〉の役割に関する一考察—
- 絵本を通した多文化理解—子ども向けの図書館多文化サービスをめぐって—
- Bande Dessinée論~Bande Dessinéeの中の女性~
- サバイバルアクションゲーム『THE LAST OF US』論
2013年度
- ドラゴンライダー論-アン・マキャフリィ『パーンの竜騎士』におけるドラゴンと人間の関係-
- シシリー・メアリー・バーカー論-<癒し>としての<花の妖精たち>-
- 読みの幻想性—『リトル、ビッグ』が示すファンタジーの可能性—
- ヤングアダルトという木—ヤングアダルトとライトノベルは同じものか違うものか—
- シンデレラ絵本にみるガラスの靴の効果
- ホラーゲーム『サイレン』における体験—<少女>と<視界ジャック>を鍵として
- 東京ディズニーリゾートの変容—パークの現在と<女の子>分析を中心に—
- <シルバニアファミリー>が示唆する「遊び」について—動物が繰り広げる小さな世界—
2012年度
- インドネシアの異類婚姻譚
- 『 NO.6 』イニシエーション読解
- 〈長靴を履いた猫〉像-長靴の機能を中心に-
- 日本児童文学における暴力表現の展望
- ジェイン・バンクスの卵-わたしのなかのあなた-
2011年度
- 絵本の中に描かれる〈庭〉の役割
2010年度
- 「枠」に生きる子ども-『影の王』における重層性とアイデンティティ-
- 絵本が生きる〈場〉、絵本を生かす〈場〉-「三鷹市星と森と絵本の家」における観察研究-
- マーガレット・マーヒー作品研究-超自然的要素の分析を通して-
- 日本昔話における「隣の爺型」-隣設定の考察-
- 電脳空間から異界に迷いこむ子どもたちに関する考察~『ノーライフキング』と『電脳コイル』を題材に~
2009年度
- 現代フランス児童文学史の構築
- 英米児童文学における四人きょうだい
- 児童番組における着ぐるみの役割と子ども
- 『妖怪アパートの幽雅な日常』を読む-境界に立つ児童文学-
- ジャクリーン・ウィルソン論~少女小説を愛読する現代のヒロイン~
- ウェストール作品にみる戦争児童文学における“越境”
- 生死をめぐる絵本~子どもの感覚に訴える“命”の表現~
- スーパー戦隊シリーズの魅力に関する考察~韓国での人気を手がかりに~
- 児童文学における舞台の役割-下宿を中心に-
- フランチェスカ・リア・ブロック論- Weetzie Bat シリーズにみる愛とセクシュアリティ-
2008年度
- 児童文学の現在~マンガ化作品を手がかりに~
- ライトノベル論~ライトノベルにブームはあるのか~
- ドイツの昔話における身体のイメージ
- ケータイ小説における「少女」
- 「童話」の研究-未明・賢治・安房直子を中心に-
2007年度
- アニメーションの魅力~夢の可視化と現実感覚~
- アリス解体~パロディ作品から見る『アリス』論~
- 異文化の中の家族-東アジア系作家の作品を中心に-
- Táin Bó Cúailnge は生きているか
- 新美南吉研究-きつねを通して見た南吉の世界-
- 幼い子の学校物語~画一化とそれを打破する試み~
2006年度
- 小人のファンタジーにみる子ども
- 『ハリー・ポッター』の語り口から探る子どもによる受容の理由~『ハリー・ポッターと賢者の石』を中心に~
- 眠りの世界へ-『おやすみなさい おつきさま』を中心に-
- 物語を生きるということ-「自己物語論」の視点から児童文学を読む-
- 嶽本野ばら論-ゴスロリ文化と「乙女のカリスマ」-
- 戦後の少女漫画におけるコマ割りの多層化-『リボンの騎士』から『 SWAN 』まで-
- 樋洗童考-「童」に関する一考察
- 娘の成長過程における母娘関係-家族幻想を超えて-
2005年度
- ジョン・バーニンガムの絵本分析—『いつもちこくのおとこのこ—ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』における遊び
- 江戸時代末期の摺物と保育絵雑誌に描かれた昔話の比較と検証
- 三原ミツカズ作品における身体の描かれ方
- 日本昔話における人体のイメージ
- 酒井駒子の描く子どもの心—絵本『よるくま』を中心に—
- 闇の設定と語り直し—『こわれた腕輪』とテレビゲームRPGの比較から—
- 北原白秋『思ひ出』色彩研究—赤—
- 韓国における宮沢賢治作品の受容
- ライトノベルその発展と今日性
- 空間としての闇—ウィリアム・メイン作品を手掛りに—
2004年度
- 単純形式としての絵本—佐野洋子の作品を中心に—
- 「千年生きた目一つ」から見る北畠八穂の作品世界
- テーブルトークRPGから小説へ—『アイスウインド・サーガ』三部作と『ダークエルフ物語』三部作の比較から—
- 矢沢あい論—少女漫画の今—
- 現代ファンタジーにおける時間と距離の語られ方—『レイチェル』三部作を中心に—
- 竹久夢二 子ども向け作品における考察—マザー・グース翻訳を中心に—
- 日本の昔話における中空の小道具—その働きを中心に
- 『赤毛のアン』にみられる少女像
- 台湾と日本の昔話の比較研究—「虎婆さん」と「天道さん金の鎖」をめぐって
2003年度
- 硯友社の児童文学についての研究—尾形紅葉、巌谷小波、泉鏡花の作品を中心に—
- Winnie-the-Pooh, The House at Pooh Corner研究—Poohをめぐる男性社会
- 昭和戦前の少女雑誌に現われた少女の身体性—1945年までの『少女倶楽部』の表紙絵分析から—
- ヴィクトリア朝のフェアリーテール—メアリ・ド・モーガンを中心に—
2002年度
- 1990年代のエンターテインメント—「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズ、「パソコン通信探偵団事件ノート」シリーズに関する一考察—
- ファンタジーの仕掛けとしての異類婚姻譚—日本の昔話「犬婿入り」研究—
- 現代絵本の動向—赤ちゃん絵本を中心に—
- 日本の昔話における「馬」のイメージ
- アメリカ児童文学における「母と娘」—1980年代、1990年代を中心に—
- 公共図書館におけるヤングアダルトサービス
- 谷川俊太郎の少年詩—遊びの詩をめぐって—
- 岩瀬成子作品試論
- 日本におけるアーサー・ランサム作品の受容
2001年度
- 子ども像の可能性—Jan Mark の短編を中心に—
- 児童文学に描かれた通過儀礼~英語圏のファンタジー作品を通して~
- 児童文学の宗教性~アンデルセン、賢治の童話を手がかりに~
- 豊島与志雄の児童文学—その魅力について—
- 1960年代~70年代、アメリカ児童文学4作品より、「面白さ」、「リアリティ」、「共感」、「パターン」を考察する
- A.A.Milne の描いた<魔法の森>~そのイメージと機能~
- イーニッド・ブライトン論—ブライトン現象を探る—
- 御伽草子の文芸的特質試論
2000年度
- 『ナルニア国物語』研究~アルカディアへの道~
- ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品論—不透明な状況に生きる登場人物—
- オズシリーズにおける二人の少女のキャラクター
- ふたつの世界を同時に生きる—内的世界を描いた英語圏の児童文学—
- 児童文学のアイデンティティ—現代日本児童文学を考える—
- アリソン・アトリー作品研究—「揺らぎ」の分析を通して—
1999年度
- A Study of “The Chronicles of Narnia”:Analysis of the Narrative Discourse
- アーサー・ランサム作品研究
- ウィリアム・メインの描く子どもの世界
- 昔話の絵本化—江戸期から現代までの「かちかち山」絵本をめぐって—
- ロバート・ウェストールの作品世界—『かかし』を中心に
- 日本昔話における樹木のイメージ
- 宮澤賢治とイタリア文化
1998年度
- 宮沢賢治童話論 二人の子ども研究
- Anne Fine論
- 佐藤さとる短編論
- P・ヘルトリング論—『ぼくは松葉杖のおじさんと会った』をめぐって—
1997年度
- 児童文学における庭の意味—『秘密の花園』と『トムは真夜中の庭で』を中心に
- 「小人」論
- 『シャーロットのおくりもの』における動物ファンタジーについての一考察
- Gary Soto: His Significance as a Chicano Writer in American Children's Literature
- アラン・ガーナー研究—不気味さの意味するところ
- 現代日本の幼年文学—中川李枝子の作品を中心に—
- フィリッパ・ピアス研究—二つの世界の意味するところ—
- アーサー・ランサム研究
- ローズマリ・サトクリフ研究~歴史小説の再考~
1996年度
- 徳永寿美子研究—生涯と文学<お母さん童話>の素描
- 国語教科書における児童文学の役割—平和教材を中心に
- 児童文学・フェミニズム批評の試み~アーシュラ・K・ル=グィンの作品を通して~
- バージニア=ハミルトン論—リアリズムの力・ファンタジーの支え—
- 「ゲド戦記」における魔法の変遷
- パトリシア・ライトソンのファンタジー論
- タイの昔話における異常誕生譚
1995年度
- 『原語による台湾高砂族伝説集』における異類婚姻譚
- 子どものためのファンタジーにおけるグロテスクな要素についての一考察—マクドナルド、キャロル、キングズリーを通じて—
- 昔話におけるファンタジーの形成—ジョーゼフ・ジェイコブズ:『English Fairy Tales』の検討—
- C.S.ルイス『ナルニア国年代記』—イメージから生まれた物語の力—
- 現代日本児童文学に描かれた「死」と「生」
- フィリパ・ピアス論
1994年度
- ルーマ・ゴッデン論—ストーリーテラーとしてのゴッデン—
- ウォルター・デ・ラ・メアのファンタジー論
- 児童文学における読者論の試み—宮沢賢治の作品を中心に—
- 今西祐行とキリスト教—歴史小説を中心に—
1993年度
- アラン・ガーナー研究—作家的成熟とは何か—
- 動物ファンタジーの変遷—英語圏の動物ファンタジーに描かれた「動物の冒険」から—
- 若松賤子と児童文学
- 芸能と子ども
- E.L.カニグズバーグ論—『ジョコンダ夫人の肖像』を中心に—
- 楠山正雄研究—児童文学を中心に考える—
1992年度
- 伝統文化の継承と子ども—歌舞伎の世界より—
- 20世紀桂冠詩人テッド・ヒューズ(Ted Hughes, 1930~)の作品研究—動物のイメジによる大人向け作品と子ども向け作品の比較研究—
- エリナー・ファージョン論—作品の評価をめぐって—
- 巖谷小波論—日本の子どもたちに世界の風を吹き込んだ先駆者
1991年度
- ユダヤ人作家の児童文学
- 幼児教育におけるReading Program の研究とその適用
- 縮緬本の研究
- 宮沢賢治散文作品研究—<童話>による世界構築への希求—
- 石井桃子研究
- 冨田博之研究—児童文学における冨田博之の役割とその仕事—
- ルーシー・M・ボストン研究—未知の世界からの驚異—