学びの内容

【報告】エデュテイメント大学 たまごのひみつ(5月22日日曜日開催)

2022年5月22日

日時:2022年5月22日(日)13:30~15:00
会場:3号館地階3005教室および廊下
担当:初等教育学科の学生たちと准教授 石沢順子/准教授 大貫麻美       


「たまごのひみつ」をテーマとして学生と教職員が協議しながら計画したプログラムを実施しました。
前半では,まず参加者の皆様にとって身近な鶏卵を例としながら,手遊びや紙芝居を通して,鶏卵の中で胚の体内に栄養分が包摂されていく様子を含めた胚発生の過程を知り,生物の成長や生命の連続性に目を向ける活動を行いました。
さらに,ニワトリ以外にも卵から生まれる多様な生物がいることについて,卵とその親の大きさや卵の形状などに目を向けながら考える活動を行いました。
後半では,食の観点から見た卵の良さ,三色食品群などについて知った上で,バランスよい食事を取ることなどについて学んだり,卵には食材としてだけではない様々な用途があることを知ったりしていきました
           
活動の最後には髙山学長からご挨拶を頂き,「たまごはかせ」任命証が参加者へ渡されました。
これは,これからの生活でも「たまご」について探究心を持ち,学び続けていってほしいという企画者の思いを包含しているものです。            
            
新型コロナウイルス感染症の流行下であったため,感染リスク回避の観点から,絵本コーナーや実物の卵を触る体験活動コーナーは教室外の廊下に設定しました。
体験活動を通して活動で得た学びを確認したり,展示された本との出会いを楽しみながら,自分の学びを広げたり深めたりする参加者の皆様の姿がありました。
        
保護者の皆様からは「コロナ禍でイベントが少なくなっているなか,親子で学べて楽しめてよかった」,「興味をもって取り組む様子を見ることができました」,「科学的な内容を多面的にとらえていて,深い学びになったと思います。」などの感想を頂きました。参加者の皆様が活動過程で見せて下さった表情や発言から,企画・実施をした学生や教職員も多くのことを学んだ 一日でした。ご参加下さいました皆様に深く感謝申し上げます。
なお,今回の企画は,科学教育研究費補助金「幼少期から自らの健康を保持・増進できるコンピテンスを育むSTEAM教育の検討」(研究代表:石沢順子)および「サスティナビリティ・コンピテンシーを培う幼児向けSTEAMプログラムの開発と評価」(研究代表:大貫麻美)の研究成果を含んでいます。保護者の皆様から頂きましたご意見・ご感想を含めた今回の活動における知見を,今後の研究にも活かしていきたいと考えています。
                   
                    


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