学びの内容

学科長メッセージ

発達心理学科 学科長 菅原ますみ 教授

発達心理学科では、4年間をとおして「心の発達を科学する」ことを学びます。心という問題を心理学的にとらえていくときには、①さまざまな状況での個人の行動や他者とのコミュニケーションの観察や、②異なる条件下で人間の行動をとらえる実験、③インタヴューや質問紙などで気持ちや考え方について直接聞いたり測定したりするなど、多様な方法を用いて実証的に明らかにしていきます。

人間の心を理解することは、同時に自分自身をより深く知ることにもつながります。本学科の学びでは、生まれてから死に至るまでの長いライフスパンをとらえる生涯発達心理学の視点に立って、発達の基本的理解にとどまらず、現代社会が抱える様々な問題に対する心理的側面からの解明や、臨床実践・教育実践、発達支援につなげていく視点を重視しています。

そのためには、4年間のカリキュラムの中で、総論では全体的枠組みから俯瞰する視点を、各論では特定領域の心理的メカニズムの解明を深めていく視点を、また支援への発展では、総論・各論で得られる知見を実践に活かす視点を提供するように学びを構成しています。
臨床的実践家としての心理専門職をめざす学生には、本学大学院発達心理学専攻博士課程(前期)の2年間の学びが用意されています。さらに、研究を進めていきたい学生には、前期課程修了後に同博士課程(後期)の3年間の研究を進めていく環境も整っています。

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