学びの内容

2022年度「心理実践実習BⅠ」授業風景

2023年3月1日

 『心理実践実習BⅠ』は、大学院文学研究科発達心理学専攻博士課程(前期)1年生の必修科目です。発達臨床センターに来談しているケースについて、心理アセスメントや遊戯療法、療育指導、関連機関・関連職種との連携等に関する知識とスキルを、ケースの実践、カンファレンス、グループスーパーヴィジョンに参加することで学修します。医学や心理臨床の様々な分野を専門とする教員5名が担当しています。

 写真はグループ療育の指導の準備をしている場面です。心理アセスメントや行動観察から明らかになったそのお子さんのつまずきの具体的内容や、障害特性に応じて、一人一人に合った課題と支援方法を考えていきます。

 そのため、グループでの指導とはいっても、各担当チームの学生たちはそれぞれのお子さん毎に異なる課題プリントや教材を準備します。指導前には、用意した課題に対して、お子さんの反応を上手く引き出せた時、あるいは引き出せなかった時の言葉かけや支援方法について、具体的にシミュレーションしていきます。

 一人前の公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士をめざし、講義で学んだことを実践に活かすスキルを修得する貴重なトレーニングの場となっています。
涌井 恵
 
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