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【報告】 小学生のためのフランス語教室 プチテコ ・プランタン

2023年3月16日

 去る3月4日(土)、5日(日)の2日間、小学生のためのフランス語教室「プチテコ ・プランタン」が開かれました。新型コロナウィルスの影響により2020年度はオンラインでの実施を、また昨年度は準備段階での中止を余儀なくされましたが、ようやく3年ぶりの対面開催が実現しました。

 今回のテーマはprintemps(プランタン=春)です。フランスも日本も春は彩りの季節、そしてフランスではPâques(パック=イースター)を祝います。参加者にもフランスの春を感じてもらいたい!と、学生スタッフがPâquesにまつわるクイズやフランス語の色を覚えて楽しむゲームなどを考案しました。特にPâquesの定番イベント「たまごさがし」と「色」を組み合わせたゲームは大好評! 単なるたまごではなく、スタッフからフランス語で指示された色のたまごを探さねばならず、フランス語の指示を理解しなければ見つけられません。しかも見つけたたまごについてもフランス語で報告します。果たして楽しめるかどうか心配でしたが、参加した小学生はみんなあっという間に表現を覚えることができ、大いに盛り上がりました。

 
 
  
 
 2日目、保護者の方々をお迎えした「プチ発表会」では、フランスの歌2曲と楽しい劇、そしてプチ・スピーチをフランス語で披露しました。劇は誰もが知っている「しらゆきひめ」ですが、学習表現を盛り込んでプチテコ用にアレンジ。シナリオは2021年・2022年度の大学院授業「フランス語教育研究B」で作成したものです。参加者が自宅で練習できるように紙芝居動画も作成しYoutubeにアップしました
https://www.youtube.com/watch?v=m05YyuZIjlA
きっと家でもたくさん練習したのでしょう。一人ひとりが役の小人になりきってセリフも元気に言えました。
 
 プチ・スピーチには4年生と5年生の二人の参加者が挑戦!「好きなもの・好きなこと」についてスタッフと一緒に原稿を作り練習をした結果、素晴らしいスピーチになりました。
 
 
 
参加した小学生の保護者の方々からは
・初めて触れる言語で少し緊張気味に初日行きましたが、帰宅した途端笑顔で歌を歌ってくれました。先生、学生さん、スタッフの方がとても優しく丁寧に楽しく教えてくださったようで、来年もまた絶対参加したいと終了後言っていました。ぜひ今後も続けていただきたいです。
・初めてのフランス語でしたが、新しい言葉を知る嬉しさを感じているようでした。また、言葉を通してフランスの文化を知る機会になったと思います。
・学習動画や資料などのコンテンツも非常に充実しており、効率良くフランス語を学べたことが良かったと思います。また、このような機会があれば、是非,参加したいと思います。
・今も家で歌っています。スピーチは、たった2日、4時間もない中で、ちゃんと発音も良く暗記もできて、しかも楽しく、素晴らしいと思いました。
・明日も来週もあれば通いたいくらい、とても楽しむことができました。小道具や配布物がみんなかわいくて、工夫があり、とても気に入ったそうです。
・SNSが日常にあることで、世界と繋がりやすくなっていますが、本当に人と人が繋がれる、このような機会で多言語を経験出来、本当に宝物になりました。
といった感想が届き、今後への大きな励みになりました。学生スタッフからも「これまでにない達成感を得た」、「初めての経験だったが、みんなと協力して作り上げることができたことに喜びと感謝を感じた」という声が聞かれました。今回の経験を糧に今後もより楽しい「プチテコ」を目指したいと考えています。
 
白百合女子大学フランス語教育研究会 
 
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