学びの内容

学科長メッセージ

 

 

国語国文学科 学科長 猪狩友一  教授

国語国文学科は、古典から現代に至る日本のことばや文学に関することを学ぶ学科です。さまざまな資料をさまざまな方法で読み解き、その過程を体験することを通して、皆さんは新しい自分自身を発見することができるようになります。
 昔の人の文学作品を読んだり、現代作家の文学作品を読み解いたりすることが、どうして自分自身のことを発見することにつながるのでしょうか。
 どの人も自分のことは、自分が一番よくわかっていると思っています。しかし一方で、自分と異なる価値観をもつ人の言動を見聞きすることによって、それまで意識していなかった自分自身の価値観に気づかされることがあります。時代や立場の異なる自分以外の人々の考え方、感じ方、表現の仕方を学ぶことから新しい発見をすることは、他の人の言動からいままで知らなかった自分自身を発見することと同じなのです。
自分は一体なぜこう考えるのか、他の人はなぜこのように考えないのか、といった学びを重ねて得た経験は、なぜ伝わらないのか、なぜ伝わるのか、どう伝えればよいのか、といったことにも多くのヒントを与えてくれます。それは、皆さんの日常生活、近い将来の就職、そしてもっと先の人生でも、さまざまな形で皆さんを生涯支えてくれる力になるはずです。実益的な立場から、ことばや文学を学んで何の役に立つのだという議論もありますが、本当は、どんな時でも、どんな所でも、これからどんな世の中になっても必要とされるのがことばや文学の学びです。
 本学の国語国文科には、万葉集の時代から現代に至るまでの各時代の文学研究や、ことばの研究、外国語を母語とする人々に日本語を教えるための日本語教育など、幅広い研究分野を専門とする優秀で熱心な教員が揃っています。皆さんがしてみたい研究を思う存分できる環境が整っています。
講義形式の授業はもちろんですが、少人数のゼミや演習形式の授業でクラスメートと共に学ぶことも重要です。教員とだけでなく、近い問題意識を持つ、同学年の友人、先輩や後輩と切磋琢磨していく経験も、皆さんの大きな財産となるでしょう。
 国語国文学は、皆さんが日々使っている日本語をベースにした学問ですので、ことばや文学に興味のある方でしたら、どなたでもすぐに始めることができます。そしてコツさえつかめば、自分の力でどんどん研究を深めることができます。
今年度のオープンキャンパスでは、各回に、充実した模擬授業を準備しています。どんな研究ができるのか、まずは、学びの入口を覗いてみてください。緑に囲まれたキャンパスで、奥深い楽しみの詰まった国語国文学を一緒に勉強してみませんか。 
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