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【報告】日本語教育副専攻OGをお招きして、講演会を行いました

2021年11月16日

11月10日に、本学OGであり、日本語教育副専攻科目の非常勤講師としてのご経験もある井上裕子先生をお招きし、「社会との関わりの中で生かす日本語教育の知識」というテーマのもと、講演会を行いました。
井上先生は、お子さんの通う幼稚園で外国人保護者と出会い、この方々が「持ち物がわからない、保護者会に参加できない」など言葉の壁により、幼稚園生活に問題を抱えていることに気づかれました。
そこで、写真や英語、ローマ字表記入りの持ち物リストを作成したり、また幼稚園便りでよく使われている表現を分析し、それらを「やさしい日本語」(※)に置き換えるなどの活動をなさったそうです。
日本語教育と聞くと、教室の中のものと思いがちですが、地域社会またはアルバイト先や就職先など、わたしたちの日常の生活でも活用できる場面はたくさんあるとお話しくださり、学生たちにとっても日本語教育について改めて考える良い機会となりました。

(※)「やさしい日本語」とは外国人等にもわかるように配慮して、簡単にした日本語のこと。

「やさしい日本語」は、日本語教育では必要な知識なので、本学の日本語教育副専攻でも必ず授業で取り上げています。
過去に「やさしい日本語」をテーマとして講演会も実施していますので、こちらの記事もご覧ください。


    
講演の様子                      幼稚園で必要なものは思いの外多くあります。

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